著者
Hashimoto Kimiko
巻号頁・発行日
1993-09-30

141p.
著者
日下 宗一郎 五十嵐 健行 兵藤 不二夫 藤澤 珠織 片山 一道
出版者
日本人類学会
雑誌
Anthropological Science (Japanese Series) (ISSN:13443992)
巻号頁・発行日
vol.119, no.1, pp.9-17, 2011
被引用文献数
8

江戸時代は,急激な人口増加とその後の人口安定,また陸・海路による交易網の発達によって特徴づけられ,コメや野菜や魚介類を主要な食物としていたと言われる。そのような江戸時代の人々の食性を,遺跡から出土した人骨を用いて実証しようとするのが本研究である。伏見城跡遺跡(京都市)より出土した江戸時代人骨および動物骨からコラーゲンを抽出して,炭素および窒素の安定同位体比を測定した。合計で27個体(男性9個体,女性12個体,子ども6個体)の人骨を分析に用いた。それにより,伏見江戸時代人の食性,その性差を検討することを目的とした。江戸時代の伏見の人々は,タンパク質源を淡水魚類に強く依存した食生活,もしくは陸上生態系から得られるC3植物と海産あるいは淡水魚類などを主たるタンパク質源とする食生活を送っていた可能性を示した。江戸時代の都市では,食生活が米,野菜,魚介類からなり,アワやヒエ,キビなどC4植物の消費が少ないとする古記録を考慮に入れると,後者の食生活像が支持される。また,男性の炭素同位体比は女性よりも高く,より多くの海産魚類や貝類などを摂取していた可能性がある。また,年齢が上がると子どもの窒素同位体比は下がる傾向があり,これは母乳の摂取と離乳の開始に関連していると考えられる。
著者
都築 栄司
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2010-04

制度:新 ; 報告番号:甲3114号 ; 学位の種類:博士(経済学) ; 授与年月日:2010/4/21 ; 早大学位記番号:新5386
著者
浜中 雅俊 平田 圭二 東条 敏
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:03875806)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.284-299, 2007-01-15

本論文では,音楽理論Generative Theory of Tonal Music (GTTM)に基づき,曲をフレーズ,モチーフなどに自動でグルーピングするシステムについて述べる.楽曲の切れ目を発見する手法は従来からも検討されてきたが,それらは主にメロディの局所的な境界を求めることが主眼であった.GTTMによるグルーピングでは,そのような局所的な境界を求めると同時に,メロディの繰返しなどを発見し,階層的な全体構造を獲得することを目的とする.しかしながら,GTTMは多数のルールから構成されており,その適用に関して優先順序が定義されていないため,グルーピング構造を獲得をするためにはこれまで恣意的・非手続き的な手作業が必要であった.この問題を解決するため,本研究では,計算機実装用にルールを再形式化したGTTMの計算機モデルexGTTMを提案する.exGTTMの特長は,ルールの優先順位を決めるためのパラメータを導入したことである.計算機上に実装したexGTTMを用いてグルーピング構造分析を行い性能を評価した. : This paper describes a grouping system which segments a music piece into units such as phrases or motives, based on the Generative Theory of Tonal Music (GTTM). Previous melody segmentation methods have only focused on detecting local boundaries of melodies, while the grouping analysis of GTTM aims at building a hierarchical structure including melodic repetition as well as such local boundaries. However, as the theory consists of a number of structuring rules among which the priority is not given, groups are acquired only by the ad hoc order of rule application. To solve this problem, we propose a novel computational model exGTTM in which those rules are reformalized for computer implementation. The main advantage of our approach is that we attach a weight on each rule as an adjustable parameter, which enables us to assign priority to the application of rules. In this paper, we show the process of grouping analysis by exGTTM, and show the experimental results.
著者
島田 一平
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05272997)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.189-191, 1986-05-20

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
Igarashi Yoichi
巻号頁・発行日
1998

Thesis (Ph. D. in Science)--University of Tsukuba, (B), no. 1349, 1998.1.31
著者
李 征
巻号頁・発行日
1998

筑波大学博士 (文学) 学位論文・平成10年3月23日授与 (甲第1769号)
著者
岩本 要司
巻号頁・発行日
1997

筑波大学博士 (工学) 学位論文・平成9年3月24日授与 (乙第1275号)
著者
丁 貴連
巻号頁・発行日
1997

筑波大学博士 (文学) 学位論文・平成9年3月24日授与 (甲第1613号)
著者
Kumagai Arata
巻号頁・発行日
1997

Thesis (Ph.D. in Physics)--University of Tsukuba, (A), no. 1674, 1997.3.24
著者
小松﨑 将一
巻号頁・発行日
1996

筑波大学博士 (農学) 学位論文・平成8年1月31日授与 (乙第1,155号)
著者
池内 隆夫 井口 宏
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.40, no.7, pp.587-591, 1994-07

既往治療に対して頑固で難治の経過をとり,特に骨盤底緊張症状の強い17例のprostatodyniaの症例に,前立腺周囲または骨盤内の鬱血を改善する目的で低周波針通電を行ない,既往の治療法に比して明らかに高い臨床的有用性が期待できることを報告した
著者
池内 隆夫 上野 学
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.39, no.4, pp.321-325, 1993-04

Prostatodynia症例において排尿症状の程度をBoyarsky scoreで算定して治療成績との関係を検討し,難治症例における尿流障害についてUFMで検索した。1)初診時より排尿に関する訴えが高度な症例(Boyarsky score 7以上)の頻度は9.3%に相当した。2)排尿症状が高度な患者は排尿症状がないまたは弱い患者に比較して治療成績が有意に低く,現行の治療法では反応しない前立腺以外の臓器に由来する別の疾患の合併または混入の可能性が強いと推測された。3)排尿症状が強く難治の症例のUFM所見は,最大尿流量率異常を89%に,尿流曲線異常を100%に認め,下部尿路の器質的または機能的障害に起因する疾患が強く疑われた。4)Boyarsky scoreによる排尿症状の程度の把握および排尿症状高度症例に対するUFMによる検索は,下部尿路の器質的・機能的障害に起因する疾患を鑑別してprostatodyniaから除外するためのスクリーニング法として臨床的有用性が高い