著者
林 寿一
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, 1985-04-20

Narathura sakaguchii H. HAYASHI, 1981はネグロスからの1♂に基づいて記載され,♀は未知であった.筆者は最近,同じくネグロスより本種の♀を入手したので,ここに記載した.本種の♀は裏面においては斑紋,色彩とも♂とほぼ同様であるが,翅表は金属光沢を帯びた淡青色に美しく輝き,前翅径脈上方には紫青色鱗の散布が見られ,大変ユニークである.黒縁は幅広い.
著者
松下 和則
出版者
上智大学
雑誌
上智大学仏語・仏文学論集 (ISSN:02881934)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.i-viii, 1983-03-20
著者
林 寿一
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.171-174, 1978-09-01

水沼哲郎氏より研究依頼のあったミンダナオ産シジミチョウよりNarathura属およびDeramas属の未知種を見出したので,ここに新種として記載した.
著者
林 寿一
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.62, no.1, pp.33-34, 2011-05-17

名義タイプ亜種は筆者により1984年にミンダナオ島アポ山の標本に基づいて記載され,現在のところミンダナオ島ではアポ山以外での記録は知られていない.近年レイテ島でも若干の個体が採集されていたが,亜種についての検討はなされていなかった.裏面での差異は認められないが,翅表では名義タイプ亜種に比べて,♂♀とも青色部が極めて濃い,名義タイプ亜種では青色部がほんのりと薄紫がかるが,新亜種では紫色がかなりはっきり表れる,前翅の黒色部が第1b室,第2室及び中室においてより広い,また♀の後翅前縁部は名義タイプ亜種より黒色が強く表れることにより容易に区別される.新亜種名は長年にわたって筆者の研究に深い理解を示してくださった東大阪市の上村元子(旧姓山田)さんに捧げられた.
著者
林 寿一
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.127-129, 1984-03-20

ミンダナオ島よりTajuriaの1新種を記載した,本新種に関する分類学的知見を教示されたJ.N.ELIOT氏に深く感謝したい.本新種はボルネオより知られるTajuria lucullus H.H.DRUCE,1904にもっとも近縁であるが,後者とは以下の特徴によって区別できる.1)翅表はわずかに淡紫色を帯びるが,lucullusでは紫色を帯びない.2)後翅裏面第1a室および第2室にある橙色の肛角斑は,第1b室にある青灰色鱗によりはっきりと分断されるが,lucullusでは肛角斑は多少とも結合する上に,第1b室の鱗粉は青味が強くなる.3)雄交器ではbrachiaはその湾曲部において突起を持たないが,lucullusでは湾曲部に突起を持つ.4)雄尾交尾器ではaedeagusはcornutusを持たないが,lucullusでは2個のcornutusを持つ.5)雄交尾器ではvalvaeはFig.3Bで示すようにその末端で,はるかに突出の度合が強く,かつくぼみの程度は弱い.父のおかげで,筆者は蝶の研究を続けてこられたので,本新種の種名は父,故松太郎に献名された.
著者
林 寿一
出版者
日本鱗翅学会
雑誌
蝶と蛾 (ISSN:00240974)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.211-214, 1978-12-01

Ptychandra (Nymphalidae)に関しては,H.J.Banksらによるすばらしいレヴィジョン(1976)があるが,彼らはミンダナオ・アポ山の本属については1個体も検してはいない.筆者はアポ山産本属の標本をいくつか検する機会を得,その研究の結果,ここに3新種を記載した.
著者
水野 公寿
出版者
熊本大学
雑誌
熊本史学 (ISSN:03868990)
巻号頁・発行日
vol.59, pp.37-49, 1983-06-01
著者
川島 恂二
出版者
日本医史学会
雑誌
日本医史学雑誌 (ISSN:05493323)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.p223-235, 1993-06
著者
足立 有子
出版者
昭和女子大学近代文化研究所
雑誌
学苑 (ISSN:13480103)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.51-59,63, 1953-01
著者
中川 博夫
出版者
国文学研究資料館
雑誌
国文学研究資料館紀要 (ISSN:03873447)
巻号頁・発行日
no.22, pp.143-176, 1996-03