- 著者
-
川合 眞一
- 出版者
- 一般社団法人 日本内科学会
- 雑誌
- 日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
- 巻号頁・発行日
- vol.100, no.10, pp.2910-2917, 2011 (Released:2013-04-10)
- 参考文献数
- 10
- 被引用文献数
-
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4
関節リウマチ治療は生物学的製剤の登場などもあり,臨床的寛解のみならず機能的・構造的寛解をも目指すことが可能となった.しかし,その目標は生物学的製剤のみで達成できるものではなく,低分子抗リウマチ薬による治療が不可欠といえる.サラゾスルファピリジンは世界で広く使用され,わが国でもメトトレキサートに次いで使用されている.ここでは,本薬の作用機序,臨床的有用性をまとめ,本剤の位置付けについても考察したい.