著者
Go Watanabe Daisuke Nakajima Akinori Hiroshima Haruo Suzuki Shigetaka Yoneda
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
Biophysics and Physicobiology (ISSN:21894779)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.131-138, 2015 (Released:2015-12-22)
参考文献数
29
被引用文献数
4

A precise 100-ns molecular dynamics simulation in aquo was performed for the heterotetrameric sarcosine oxidase bound with a substrate analogue, dimethylglycine. The spatial region including the protein was divided into small rectangular cells. The average number of the water molecules locating within each cell was calculated based on the simulation trajectory. The clusters of the cells filled with water molecules were used to determine the water channels. The narrowness of the channels, the average hydropathy indices of the residues of the channels, and the number of migration events of water molecules through the channels were consistent with the selective transport hypothesis whereby tunnel T3 is the pathway for the exit of the iminium intermediate of the enzyme reaction.
著者
山本 熈
出版者
公益社団法人日本船舶海洋工学会
雑誌
造船協会雑纂 (ISSN:03861597)
巻号頁・発行日
no.175, pp.633-635, 1936-10
被引用文献数
1 1

5 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1929年05月22日, 1929-05-22
著者
若林 進
出版者
杏林医学会
雑誌
杏林医学会雑誌 (ISSN:03685829)
巻号頁・発行日
vol.46, no.4, pp.285-289, 2015 (Released:2015-12-26)
参考文献数
6

東日本大震災以降,災害医療における薬剤師の活躍の場が広がったとされている。処方薬の提案や,薬剤の鑑別,支援物資の仕分け,保管・管理など様々な場面で,薬剤師が活動していた。そしてその医薬品を鑑別する際や,供給する際に,お薬手帳が活用されていたのも事実である。医薬品の備蓄・供給について,災害発生直後~3日目くらいまで,それ以降や,さらに避難所生活が長期化する場合では需要が異なってくる。厚生労働省大規模災害時の医薬品等供給システム検討会がまとめた医薬品リストと,2015年9月に発生した関東・東北豪雨災害でJMAT茨城が携行した医薬品を紹介する。また,災害時における後発医薬品に関する一考察を紹介する。
著者
杉田 由仁
出版者
明治学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究では、タスクに基づくライティングテストに特化した「コンピューターによる自動評価採点システム」の開発を進めた。ライティング評価を予測する言語的特徴として抽出された客観的評価指標 (特徴量) により、総合評価を61~69%予測できる回帰式を作成することができた。しかし、予測精度をより向上させるために、1) Accuracy タスクの「言語的正確さ」の評価において、語彙や文法、スペル句読法などにおける誤りを特定し、統計指標化する方法を考案すること、2) Communicability タスクの「情報伝達効果」の評価において、課題との関連性を判定し統計指標化する方法を考案する必要性が示唆された。
著者
加藤 かな子
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤史学 (ISSN:04506928)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.63-77, 1987-11
著者
嵯峨 景子
出版者
情報文化学会
雑誌
情報文化学会誌 (ISSN:13406531)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.27-34, 2011-12-13

本稿は明治・大正期に活躍した流行作家内藤千代子に焦点を当て,明治末期における女性表現と文学活動に新たな可能性を示すことを目的とする。明治期に作家となるためには,文壇とのコネクションを形成するというプロセスが必要であった。内藤千代子は明治末期に雑誌『女学世界』における投稿という手段で頭角を現している。若い読者に支持をされ,文壇とは異なった場で受容された人気作家であった。内藤は当時尖鋭的なトピックであった男子学生を相手とした男女交際を描き,さらには一高帝大の男子学生文化もモチーフとして作品に取り入れ,男女学生から支持を集め,著作がベストセラーとなった。同時代における人気の高さにも関わらす,現在内藤千代子は忘れられた作家である。本稿では内藤千代子という作家の特徴をまとめ,女性作家の系譜のなかへの位置づけを試みる。さらに内藤千代子の受容のされ方や文学研究における周縁化か,文壇との繋がりのなさやユースカルチャーのなかでの受容に起因するものであることを示す。