著者
時実 象一
出版者
愛知大学図書館
雑誌
韋編:愛知大学図書館報
巻号頁・発行日
no.40, pp.2-3, 2014-01-27
著者
坂田 貞二
出版者
拓殖大学言語文化研究所
雑誌
拓殖大学語学研究 = Takushoku language studies (ISSN:13488384)
巻号頁・発行日
vol.137, pp.149-171, 2018-02-20

Among many festivals celebrated by the Hindus in North India, this paper describes only five of them mainly dedicated to the Goddesses in this manner: the days and the ways they are celebrated, the stories on their origin and the songs sung on the day. The five are as follows: ・Gangaur, in which the wives pray to Gan and his wife Gaur for the long lives of their husbands.・Śītalāstomī, in which the ladies pray to the goddess of smallpox Śītalā not to attack their family members.・Vat Sāvitrī, in which the wives pray to the Goddess and pious wife Sāvitrī for the healthy life of their husbands.・Dīwālī, in which men and women invite the Goddess of wealth Laksmī to their homes.・Holī, in which men and women invite Holikā, the Goddess of spring/new year.On the occasions of these festivals goddesses living in the heaven come down to the earth and meet human beings. Thus, Hindu Festivals dedicated to the Goddesses provide excellent occasions for human beings to come closer to the heavenly Goddesses.
著者
松木 啓子 Keiko Matsuki
出版者
同志社大学言語文化学会
雑誌
言語文化 = Doshisha Studies in Language and Culture (ISSN:13441418)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.[345]-368, 2009-12-31

本論の目標はコミュニケーションにおける儀礼理論の意義を再検討することであると同時に、コミュニケーションにおける儀礼的諸相の再考察である。デュルケムに大きく影響を受けた人類学の儀礼研究が今日のコミュニケーション研究に深く関わっているこを確認すると同時に、コミュニケーションにおける儀礼的諸相とそのような諸相を通して構築される社会的意味の重要性を指摘する。特に、儀礼の機能と意味の問題に注目しながら、人類学の儀礼研究を貫く「連帯」と「聖なるもの」の概念に注目する。
著者
福田 豊彦
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.84, pp.135-162, 2000-03-31

中世の東国には、鉄の加工に関する断片的な史料はあっても、鉄の生産(製錬)を示す証拠はなく、そこには学問的な混乱も認められる。しかし古代に関しては、律令・格式や風土記・和名類聚抄などを始め、鉄の生産と利用に関する文字史料は少なくないし、考古学的な遺跡と出土遺物にも恵まれている。そして何よりも、鉄生産では既に永い歴史をもつ大陸の状況を参考にすることができる。一方、近世になると、中国山地と奥羽山地の鉄山師の記録を始め、直接的な鉄生産の記録も少なくないし、流通・加工の関係史料にも恵まれ、本草家などの辞典的な記述も残されている。中世でも西日本に関しては、断片的ではあるが荘園関係史料によって生産と流通の大要を把握できるし、近年は考古学的に確実な生産遺跡も発掘され、文書史料との関係も推察されるようになってきた。しかし東国に関しては、鉄の生産方法を示す史料もない。また考古学的な発掘遺跡にも確実なものはなく、鉄生産(鉄製錬)の遺跡か鋼精錬の遺跡かについて、その性格評価が分かれているものもある。そこで本稿では、資料的に豊かな近世史料によって、市場に流通していた鉄の名称と種別を調べ、その鉄の生産方法を検討し、それを過去に遡って中世の鉄の生産と加工技術を推定しようとした。その結果、次の諸点をおおよそ明らかにできた。① 市場に流通した鉄の種類に関しては、近世の前期と後期で多少の変化が認められるが、炭素量の多い鋳物用の「銑(せん)」と、炭素量のごく少ない「熟鉄(じゆくてつ)」が基本であった。刃物生産に使われる「釼(はがね)」が、商品として市場に流通するのは江戸時代も後期以降のようで、中世の釼製造技術は、当時の刃物鍛冶の職掌に属していたものと推察される。② 近世後期、宝暦年間と伝えられる大銅(おおどう)の発明以後には、直接製鋼を主とするいわゆる「鉧(けら)押技法」が登場するが、それ以前は銑鉄生産を主とする技法が主流で、わが国でも二段階製鋼法が一般的に行われていた。③ しかし『和漢三才図会』や『箋注倭妙類聚抄』の記述によると、この銑鉄生産の技法では、銑鉄の他に熟鉄が生産され、これが「鉧(けら)」と呼ばれていた。以上のような近世初期の鉄の生産と流通・加工の方式は、中世にもほぼ適用できるであろう。
著者
石原 つぼみ
雑誌
日本文學 (ISSN:03863336)
巻号頁・発行日
vol.108, pp.159-173, 2012-03-15
著者
中谷 智美 福井 義一 大浦 真一 今井田 貴裕 Tomomi NAKATANI Yoshikazu FUKUI Shinichi Oura Takahiro IMAIDA
出版者
甲南大学文学部
雑誌
甲南大學紀要.文学編 = The Journal of Konan University. Faculty of Letters (ISSN:04542878)
巻号頁・発行日
vol.172, pp.151-171, 2022-03-30

催眠療法の心身の疾患に対する有効性が認められているにも関わらず,催眠に対する否定的なイメージが流布しているせいで,わが国における催眠療法の活用は不十分であると言える。催眠の適切な普及と発展を促すには,催眠に対する態度(催眠態度)を改善する方法を開発する必要がある。催眠態度は催眠状態期待(主体性喪失期待,潜在能力解放期待)の影響を受けることから,本研究では催眠状態期待を適切に修正することを意図した3 種類の心理教育による意識的・非意識的催眠態度の変化の違いを検討した。54 名の一般大学生を3 つの条件(主体性喪失期待修正条件,潜在能力解放期待修正条件,統制条件)に割り付け,心理教育の実施前後で質問票調査を実施した。分析の結果,意識的催眠態度は,主体性喪失期待修正条件において事前の意識的催眠態度が否定的であった群と,事前の意識的催眠態度が否定的であった男性において肯定的に変化した。一方で,条件にかかわらず,事前の非意識的催眠態度が肯定的な場合は,心理教育により中庸化したのに対して,否定的な場合は変化しなかったことから,心理教育の効果は不十分であることが分かった。このことから,「操作的」とか「支配的」といった催眠に対する否定的なイメージを修正することが,催眠に対する忌避的態度を改善し,催眠療法の利用を促進する有効な手段であることが示唆された。心理教育の効果の性差には,わが国における伝統的ジェンダー観が影響していると考察された。
出版者
愛知大学東亜同文書院大学記念センター
雑誌
オープン・リサーチ・センター年報
巻号頁・発行日
no.5, pp.9-12, 2011-03

2010年10 月31 日13:30 ~ 17:30愛大豊橋校舎記念会館3 階小講堂《司会》愛知大学東亜同文書院大学記念センター長藤田佳久《挨拶》愛知大学学長佐藤元彦