著者
辻 大介 北村 智
出版者
公益財団法人 情報通信学会
雑誌
情報通信学会誌 (ISSN:02894513)
巻号頁・発行日
vol.36, no.2, pp.99-109, 2018

<p>インターネット上では、従来のマスメディア中心型の環境よりも、情報・ニュースの選択的接触が生じやすく、それによって人びとの意見の極性化が生じ、世論や社会の分断を招くのではないかという懸念が、多くの研究者や評論家から表明されている。本稿では、日本の「ネット右翼」やアメリカの"Alt-Right"に見られるようなネット上の排外主義に着目しつつ、2016年に日本とアメリカで実施したウェブ調査のデータから、ネットでのニュース接触が排外的態度の極性化(二極分化)傾向との連関について検証する。分位点回帰分析の結果、日本ではPCを用いたネットでのニュース接触頻度がユーザの排外的態度の二極化傾向と有意に連関していたが、アメリカではむしろ専ら反排外的な方向のみに変化させることが確認された。このことは、ネットにおける態度・意見の極性化の生起が、社会・政治・文化的コンテクストによって左右されることを示唆している。</p>
著者
大平 恵 坂上 慎二 大平 洋 渡邊 安寿香 池田 大輔 吉田 和博 山口 佳奈 村井 毅 黒澤 隆夫 辻野 一三 大塚 吉則 西村 正治
出版者
ライフ・サイエンス
雑誌
Progress in Medicine (ISSN:02873648)
巻号頁・発行日
vol.29, no.8, pp.2043-2048, 2009

近年,胆汁酸吸着レジンであるコレスチミドには,血中コレステロール値を低下させるだけでなく,血糖値を低下させる作用を併せ持つことが報告されている. 胆汁酸とエネルギー代謝との関連が明らかになってきており,コレスチミドの血糖降下作用のメカニズムにも胆汁酸分画の変化が関与している可能性もある. われわれは,外来通院中で高LDLコレステロール血症を伴う2型糖尿病患者19例に対しコレスチミドを12週間投与し,血中胆汁酸分画の変化と血糖降下作用との関連を検討した. 投与後,血中LDLコレステロール値の低下とともに,臍周囲径,空腹時血糖値,HbA_[1C],HOMA-Rの有意な低下を認めた. しかし, 血中総胆汁酸濃度とその分画の濃度には変化を認めず,HbA_[1c] や臍周囲径の変化との相関関係も認められなかった.コレスチミドによる血糖降下作用は,血中胆汁酸分画の変化とは関連せず,他の機序が関与していることが示唆された.

2 0 0 0 OA 佐世保志

著者
佐世保市 編
出版者
佐世保市
巻号頁・発行日
vol.下巻, 1915

2 0 0 0 OA 禅門曹洞宗典

著者
来馬琢道 編
出版者
鴻盟社
巻号頁・発行日
1919
出版者
第一高等学校
巻号頁・発行日
vol.昭和16至17年, 1944

2 0 0 0 OA 銀行総覧

著者
大蔵省理財局 編
出版者
浜田活版所等
巻号頁・発行日
vol.第15回, 1912

2 0 0 0 OA 肖像集 8

著者
〔栗原信充//画〕
出版者
巻号頁・発行日
vol.祥啓・山岡浚明,

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1929年10月28日, 1929-10-28

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1888年07月20日, 1888-07-20

2 0 0 0 OA 漢文大系

著者
富山房編輯部 編
出版者
富山房
巻号頁・発行日
vol.第20巻, 1916
著者
和田 萃
出版者
史学研究会 (京都大学文学部内)
雑誌
史林 (ISSN:03869369)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.646-704, 1969-09

殯とは、人の死後、埋葬するまでの間、遺体を小屋内に安置したりさらには仮埋葬し、遺族や近親のものが小屋に籠って、諸儀礼を尽して奉仕するわが国古代において普遍的に行なわれた葬制であるが、この殯について従来ほとんど研究されておらず、わずかに民俗学からの研究があるにすぎない。それも甚だ不十分であり、まだまだ考察の余地があるように思われる。それで本稿はまず殯に関する基礎的事実を文献史料から抽出し、そのあと特に天皇を対象とする殯をとりあげ、殯宮儀礼を手がかりにして、皇位継承に焦点を絞りながら、殯を政治史的視角から考察した。Mogari 殯 is the common funeral form in our ancient times that a dead man's body should be ensconced in a hut after his death till burial, or it be provisionally buried with his relatives confined to the hut and serve various rites in behalf of the dead. This form has hardly been investigated except for few unsatisfactory folklore studies. This article is to observe Mogari in the political view-point where succession to the throne should be considered throungh the forms of Mogari especially for the emperors by means of the fundamental facts from some historical resources.