著者
山下 宏
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2021論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.20-27, 2021-11-06

将棋の駒落ちを人間の知識なしでゼロから深層強化学習した。6 種類の駒落ち (香落、角落、飛落、2 枚落、4 枚落、6 枚落) と平手、の合計 7 種類を同時に学習し、勝率は 5 割になるように下手 (先手) の強さを自動調節した。980 万棋譜を自己対戦で作成した結果、平手から 6 枚落ちまで、上手、下手、どちらを持っても高段者レベルの着手を返す AI ができた。
著者
中本 光彦 鶴岡 慶雅
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2021論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.160-165, 2021-11-06

部分観測環境における深層強化学習の適用は困難である.また,複雑なタスクにおいては適切な報酬関数を設計することも難しいとされている.本研究では,これらの課題を解決するために,部分観測環境における教師なし強化学習のアルゴリズムを提案する.部分観測性に対処するためにエージェントに外部の記憶機構を与え,外部報酬を用いる代わりに相互情報量に基づいた内発的報酬を提案する.提案する内発的報酬は,エージェントに観測情報が非常に限られている状態空間を優先的に探索しながら,有効な記憶を学習させることを可能にする.実験では,HalfCheetah エージェントに限られた観測だけで,外部報酬を一切使用せずに,前後に走ることを習得させることができた.
著者
木谷 真紀子 Makiko Kitani
出版者
同志社大学国文学会
雑誌
同志社国文学 = Doshisha Kokubungaku (ISSN:03898717)
巻号頁・発行日
no.81, pp.327-339, 2014-11-20

三島由紀夫「弱法師」(「声」昭35・7)は、その題の示すとおり、謡曲「弱法師」を題材にとり、『近代能楽集』の八作目として発表された。本稿では、主人公が上野で物乞いをしていたこと、また、養親と実親が家庭裁判所における調停で俊徳をめぐり争っている点に着目。発表された昭和三十五年当時、〈上野の子〉のその後が注目されるような社会活動や、国際問題にまで発展した子どもの引渡請求の裁判があったことが、三島に着想を与えたことを指摘した。さらに、俊徳の終末観が否定されることが持つ意味を考察している。
著者
長田 俊樹
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 : 国際日本文化研究センター紀要 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.184-169, 1996-03-31

筆者は、主に言語学以外の自然人類学や考古学、そして民族学の立場から、大野教授の「日本語=タミル語同系説」を検討した結果、次のような問題点が明らかとなった。
著者
北口 博隆
雑誌
福山大学生命工学部研究年報 = Annual report of Faculty of Life Science and Biotechnology, Fukuyama University
巻号頁・発行日
vol.4, pp.21-26, 2005-09

プラスチックは我々の生活に欠かせない素材であるが、廃棄されたプラスチックは、環境中に長期間滞留して様々な問題を引き起こす。海洋においては、ゴーストフィッシングやプラスチックからの化学物質の漏出による海洋生物への影響が懸念されている。このような背景から、生分解性プラスチックの開発が進められており、すでに市場に出回るものも増えている。しかし、生分解性プラスチックの分解性能は、決められた条件における分解性を基準にしており、環境中における生分解の速度はばらつきが大きい。海洋からも生分解性プラスチック分解細菌が分離されているが、海洋では生分解性プラスチックの分解性は比較的低く、数ヶ月から数年の比較的長期間かけて分解すると考えられるため、安易な投棄は避けるべきである。
著者
松浦 俊輔
出版者
名古屋工業大学外国語教室
雑誌
Litteratura (ISSN:03893197)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.134-144, 1990-10-15
著者
松浦 俊輔
出版者
名古屋工業大学外国語教室
雑誌
Litteratura (ISSN:03893197)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.199-216, 1992-01-31
著者
松浦 俊輔
出版者
名古屋工業大学外国語教室
雑誌
Litteratura (ISSN:03893197)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.97-114, 1994-10-15