著者
前川 浩基 内田 将史 大内 章子 宇野 毅明 羽室 行信
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

Twitterのユーザ関係データに対して我々が開発したデータ研磨手法を適用することで、潜在的な近接関係の補完、およびノイズを除去が可能となり、ユーザのクラスタを鮮明化することができる。この手法を、女性の三年育休問題に関するTwitter投稿データに適用することで、ユーザの意見の変化検出を試みる。
著者
武田 英明 沼 晃介
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

本研究では情報を取捨選択してコンテンツを作る編集行為を創造的活動の一つとして分析する。複数のまとめブログのコンテンツ内容を比較分析することで、編集行為の種別と傾向、パターンなどを明らかにする。
著者
坂口 琢哉
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

BBSやTwitterといったSNSの用途に、TVコンテンツに対する実況が挙げられる。本研究では、web上に投稿された様々な実況コメントを収集し、それらを自己組織化することにより、実況の対象となったTVコンテンツの流れや盛り上がりを推定する手法を提案する。更に、提案手法をスポーツ番組や映画、ニュースなど実際の様々なコンテンツに適用することで、それぞれに対する動画要約への応用可能性について検討する。
著者
平田 佐智子 中村 聡史 小松 孝徳 秋田 喜美
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

「近畿圏出身者はオノマトペの使用頻度が他地域よりも高い」という素朴理論に対して、発言者の出身地域によってオノマトペ使用頻度が実際に異なるのかどうかを検討した。データとしては、過去20年分の国会会議録の発言内容に含まれるオノマトペと、発言者の出身地情報を用いた。その結果、オノマトペ全体としては地域差があまり見られないが、ある種類のオノマトペにおいて顕著な地域差が見られることがわかった。
著者
金子 貴美 戸次 大介 宮尾 祐介
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

含意関係を計算機に正しく認識させるためには、より基本的な含意関係の連鎖として書き下したデータとその構築手法が必要であるが、そのような日本語評価データとその構築手法が存在しないという問題がある。その問題点を踏まえ、本論文では日本語評価データの構築手法を提案する。また、既存研究と比較することにより、本手法の妥当性を考察する。
著者
岩崎 祐貴 折原 良平 清 雄一 中川 博之 田原 康之 大須賀 昭彦
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

近年,ブログやtwitterなどソーシャルメディアの普及により誰でも気軽に情報発信できるようになった.それに伴い頻繁に炎上が起こり,ブログの閉鎖や個人情報の特定といった被害に合うリスクが高まっている.そこで本研究では,実際に炎上したtwitterやブログ記事を収集,分析することで炎上の原因を調査した.また,今後の炎上を防ぐため,過去の炎上事例を教師データとした機械学習の適用方法を提示する
著者
飯塚 修平 濱野 将司 川上 和也 松尾 豊 萩原 静厳 川上 登福 浜田 貴之
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

近年生活にまつわる様々な情報がウェブから収集できるようになっている。普段は馴染みが無い結婚・挙式も例外ではなく、カップルの多くが結婚式場の比較・検討にウェブを活用している。しかし、そういったユーザの商品閲覧履歴はウェブサイトの改良やマーケティング手法の改善には十分に活用されていない。本論文では、結婚情報サイト「ゼクシィ.net」を取り上げ、ログデータからユーザの行動パターンの分析を行う。
著者
一杉 裕志
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

脳とdeep learning のアーキテクチャには共通の特徴が多くあるが、 脳にはあるのに現在の deep learning にはない重要な特徴もある。 その中には deep learning の性能をさらに向上させる 有望なヒントが含まれている可能性がある。 そこで、大脳皮質と deep learning の類似点と相違点について考察する。
著者
白井 亨 谷口 忠大
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

近年,自動作曲の分野で言語モデルであるn-gramモデルを用いた研究が多くなされている.しかし,メロディーの持つn-gram長は未知であり明確な答えは存在しない.そこで,本研究では階層Pitman-Yor言語モデルを拡張した可変長n-gram言語モデルを用い,推定したn-gram長に基づいて新たなメロディーを生成する手法を提案する.また,被験者実験を行い,その有効性を従来手法と比較・検証する.
著者
関 喜史 森 純一郎
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

論文集合から引用ネットワークを構築し分析、可視化する試みはサイエンスマップとよばれ近年その重要性が高まってきている. 可視化・分析手法についてはさまざまな試みがあるが、その論文集合をどのように獲得するかはここまで議論されておらず、既存の手法では極めて新しい学術分野に対応することは困難である. そこで本研究ではウェブを活用し論文集合を獲得するためのクエリ拡張手法について提案する.
著者
吉野 淳也 屋形 叡 清水 祐一郎 萩野谷 雅春 坂本 真樹
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

実金属と模造金属を見た時の直感的な印象を、被験者に「さらさら」「ざらざら」といったオノマトペで自由に表現してもらう被験者実験を行った。被験者が用いたオノマトペを、研究室で開発したオノマトペ感性評価システムに入力し、質感評価に関連のある形容詞対尺度ごとに各オノマトペの情報を出力し、解析した。実金属と模造金属の違いがオノマトペによって把握し、金属加飾デザインに活かすことができる可能性について報告する。
著者
濱崎 雅弘 沼 晃介 田中 克明
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

社会が抱える問題の複雑化に伴い,異分野越境型プロジェクトの重要性が指摘されている.本稿では筆者らが関わる,美術・社会学・工学の三分野のメンバーから構成される研究プロジェクトにおけるコミュニケーションとコラボレーションの履歴を俯瞰することで,異分野越境型プロジェクトがどのように進展しうるのかについて考察する.
著者
小川 祐樹 山本 仁志 宮田 加久子 池田 謙一
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

ソーシャルメディアにおけるコミュニケーションは世論形成においてどのような影響を持ちうるであろうか。本研究は、政治的争点である原発の賛否問題を取り上げ、Twitter上で得られる個人の発言とそこから得られる様々なネットワーク指標に加え、社会調査で得られる個人の意見、知識、価値観などの心理的態度のデータとを結びつけた分析によってTwitterによる世論の形成過程を明らかにする。
著者
松村 真宏
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

仕掛学では人の行動を変える「仕掛け」の体系化な理解を目指している。ここでの仕掛けは、1)仕掛けは具体化したトリガーである、2)仕掛けは特定の行動を引き起こす、3)引き起こされた行動が課題を解決する、の3つの要件によって定義されるものである。本稿では、仕掛けの120事例を対象としてトリガーの体系化を行った結果について報告する。
著者
野崎 敬太 平岡 敏洋 高田 翔太 川上 浩司
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

交通事故低減策の一つとして,運転者自らが安全運転に対する動機づけを高める仕掛けやシステムの導入がある.先行研究では客観的な安全運転評価結果を運転者に提示するシステムを提案したが,情報提示法の検討は不十分であった.そこで本研究では,ゲーミフィケーションの知見を参考に,運転者が楽しみながら安全運転できる仕掛けを導入する.また,運転履歴に基づく目標提示により,安全運転に対する更なる意識向上を促す.
著者
渡部 好美
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

言語を介さずに直感的に操作できる編集キーのデザインを行った。言語ではなく人間の方法や行為から抽出した自然なインターフェイスのヒントを、デジタルの公用語エスペラントとしてデザイン。認識を広める具体例を提示。そのインターフェイスによる情報弱者ケアを同時に考える。
著者
山本 仁志 鳥海 不二夫 岡田 勇
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

我々はソーシャルメディアにおけるエージェント研究に関してモデル化の枠組みと近接学問領域の接合を検討する。ソーシャルメディアは個人間のコミュニケーションによって成立しており個々の相互作用を記述することで現象を解明するエージェント技術との親和性が高い。本稿で提案する枠組みは「設計-分析」の軸と「抽象-具体」の軸で構成される。また、それぞれの象限に当てはまる研究と親和性の高い既存の学問領域を例示する。
著者
門脇 健人 清水 昌平 鷲尾 隆
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

近年,膨大な観測データに潜む因果構造を推定するための統計的手法が必要とされている.本研究では経時データと呼ばれる,時間の推移とともに観測されたデータを用いた因果構造の推定法を提案する.経時データの性質とデータの非ガウス性を利用することで、従来よりも緩い仮定の下で因果構造推定が可能である.更に推定された因果構造に対して時間の経過とともに有意な変化をしている部分を統計的に検出する方法も提案する.
著者
川本 淳平 福地 一斗 佐久間 淳
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

本稿では,位置情報のプライバシ保護出版における継続的な滞在人数ヒストグラム出力のためのアドバーザリアルプライバシを提案する.位置情報の継続的開示における,過去の開示情報との依存関係を用いた攻撃問題を,人々の行動にマルコフモデルを仮定し出力をPOIにおける滞在数に限定し扱う.提案のプライバシによる開示データは既存のヒストグラムに対する差分プライバシを満足するデータに比べノイズが少ないことを示す.
著者
有田 隆也
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

ヒト独自の社会的知能を,言語,協力,心の理論のそれぞれに関わる形質の共進化の中で創発したものとみなす仮説に基づき,構成論的手法を用いて研究している.本発表では,ゲーム論的モデルを設定した上で,進化シミュレーションと人間による社会的進化実験の両者を相補的に行うアプローチについて,言語と協力を対象として進めている研究を題材として論ずる.