著者
伊藤 由紀子
出版者
最高裁判所
雑誌
家庭裁判月報 (ISSN:04515234)
巻号頁・発行日
vol.65, no.7, pp.1-98, 2014-01
著者
馬場 駿吉 高坂 知節 稲村 直樹 佐藤 三吉 鈴木 茂 遠藤 里見 石戸谷 雅子 小野寺 亮 山田 公彦 大久 俊和 荒井 英爾 鈴木 雅明 大山 健二 粟田口 敏一 戸川 清 岡本 美孝 松崎 全成 寺田 修久 喜多村 健 石田 孝 馬場 廣太郎 島田 均 森 朗子 池田 聖 金子 敏郎 今野 昭義 山越 隆行 石井 哲夫 窪田 市世 鍋島 みどり 田口 喜一郎 石山 哲也 中野 雄一 中村 英生 五十嵐 文雄 古川 仭 作本 真 山下 公一 久保田 修 宇佐神 篤 伊藤 博隆 鈴木 元彦 間宮 紳一郎 横田 明 加藤 薫 大屋 靖彦 河合 〓 岩田 重信 横山 尚樹 井畑 克朗 瀧本 勲 稲福 繁 坂倉 康夫 鵜飼 幸太郎 雨皿 亮 山田 弘之 坂倉 健二 平田 圭甫 伊藤 由紀子 村上 泰 竹中 洋 山下 敏夫 久保 伸夫 中井 義明 大橋 淑宏 阪本 浩一 村田 清高 平沢 昌子 原田 康夫 森 直樹 白根 誠 多田 渉 小林 優子 竹林 脩文 河野 嘉彦 夜陣 紘治 平田 思 宮脇 修二 津田 哲也 山下 隆司 二階堂 真史 柿 音高 永澤 容 増田 游 後藤 昭一 西岡 慶子 折田 洋造 東川 康彦 武 浩太郎 進 武幹 前山 忠嗣 百田 統洋 堤 昭一郎 茂木 五郎 川内 秀之 松下 太 吉村 弘之 高田 順子 石川 哮 定永 恭明 大山 勝 松崎 勉 坂本 邦彦 廣田 常治 内薗 明裕 鯵坂 孝二 中島 光好
出版者
The Society of Practical Otolaryngology
雑誌
耳鼻咽喉科臨床 (ISSN:00326313)
巻号頁・発行日
vol.88, no.3, pp.389-405, 1995-03-01
被引用文献数
13 16

The efficacy and safety of Kampo preparation Sho-seiryu-to were studied in a joint double-blind trial in comparison with a placebo. The study was carried out on 220 patients with perennial nasal allergy at 61 hospitals. Granules in a dose of 3 g were administered 3 times daily for 2 weeks. Moderate to high improvement was recorded in 44.6% of the treated patients and in 18.1% of those receiving placebo. The difference is significant (p <0.001). Side effects were noted in 6.5% of the treated patients and in 6.4% of the controls (not a significant deference). The side effects were mild and had no influence on the daily life of the patients.
著者
伊藤 由紀子
出版者
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
雑誌
日本耳鼻咽喉科学会会報 (ISSN:00306622)
巻号頁・発行日
vol.117, no.5, pp.681-687, 2014-05-20 (Released:2014-06-20)
参考文献数
12
被引用文献数
1 2

スギ花粉症患者や医療従事者にとっては, 花粉飛散数の予測値以外に, 花粉の飛散期間, 最盛期の時期, 終了時期などの飛散パターンも抗原回避や治療の計画に役立つ有益な情報である. 今回はスギ花粉の飛散パターンの分類を行い, 飛散パターンの実例を示した. 空中花粉調査は1987年から2012年までダーラム法で行った. 過去26年間のスギ花粉飛散数を調べた. 各年の2月上旬~4月下旬までの1旬あたりの花粉飛散数を変数としたクラスター分析を行った. クラスター分析の結果, 飛散数の少ない谷の年11年は1群にまとまり, 飛散数の多い山の年15年は2A, 2B, 2C群に分類された. 1群ではほぼ左右対称の飛散パターンであり, 3月下旬には飛散数が速やかに減少した. 2A, 2B群は最盛期より後半に多く飛散するタイプ, 2C群は最盛期より前半に多く飛散するタイプであった. 2A群では3月下旬の飛散割合が非常に高く, 引き続きヒノキの最盛期に移行した. 本格飛散日数は1群, 2A, 2B, 2C群ではそれぞれ38, 47, 47, 51日であった. 2群は1群より約10日長かったが, 2A, 2B, 2C間に有意差はなかった. 2A群のように最盛期より後半の3月下旬の飛散量が非常に多いパターンでは引き続きヒノキの大量飛散時期に移行するため, 有症期間の長期化や重症化が懸念された. 飛散パターンという新しい概念を取り入れることで, 花粉症の適切な治療に役立てたい.
著者
伊藤 由紀子
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.32, no.9, pp.985-995, 1983-09-30 (Released:2017-02-10)
被引用文献数
1

スギ花粉症患者治療群23例, 未治療群8例, 健常な林業従事者7例, 市街地在住の正常者7例を対象とし, 血清および鼻汁中のIgG, IgE抗体をそれぞれ protein A-Sepharose CL-4B を用いた radioimmunoassay とRAST法による測定した.血清IgG抗体は, 治療群>未治療群および林業従事者>正常者の順に高値を示した.減感作治療により血清IgG抗体は上昇したが, 鼻汁中IgG抗体/albumim が上昇する傾向はなかった.季節中の花粉暴露の多い林業従事者では, 季節前に比べ季節中に血清IgG抗体, 鼻汁中IgG抗体/albumin の上昇傾向を認めた.血清IgE抗体, 鼻汁中IgE抗体/albuminは治療開始後上昇する傾向はなく, 季節中には治療群, 未治療群ともに血清IgE抗体の上昇を認めた.スギ花粉に対する局所でのIgG抗体産生の可能性, 減感作治療の方法などについて考察し, 症状との相関性についても検討した.
著者
伊藤 由紀子 塩谷 格
出版者
日本花粉学会
雑誌
日本花粉学会会誌 (ISSN:03871851)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.5-13, 2006
参考文献数
30
被引用文献数
4

Grass pollinosis has been on the increase over the last 15 years, and it is now urgent that our allergy clinic can identify the sources of airborne antigenic pollens. The aim of this study has been to determine the sources of grass pollen during spring and early summer. Pollen size measurements were taken from twenty grass species that are frequently seen blooming from April to June in Mie Prefecture. The median values of the airborne grass pollens were compared with the pollen size for the grass species we examined. We set a 90% confidence ellipse area for each species, or group of species, and compared individual airborne pollen grains for whether they were within the set confidence areas or not, according to their probability distance (D^2 value). The median values of airborne pollens for 2002 were 35.0 and 30.0μm for the major and minor axis, respectively, and 32.5 and 30.0μm for 2003 and 2004. Among the grass pollen species examined, we were able to select four species as the most likely pollen sources, as their pollen sizes are nearly equal to the set median values. Two areas of the 90% confidence ellipse; one for the Dactylis glomerata and another for the group of Festuca arundinacea, Lolium multiflorum and L. perenne were set for testing. The airborne pollens within either of the two confidence areas were at least 75% for each of the years studied. These results suggest that the main sources of airborne grass pollen during spring and early summer are these four grass species.