著者
守川 知子 稲葉 穣
出版者
京都大學人文科學研究所附屬東アジア人文情報學研究センター
雑誌
東方学資料叢刊
巻号頁・発行日
vol.19, 2011-03

『ノウルーズの書』解説 [i] 第一部『ノウルーズの書』訳注 序文 [1] 『ノウルーズの書』の始まり [3] アジャムの帝王達の慣習について [20] 大モウベドの来訪とノウルーズの祝賀 [28] 金とそれに関する事柄について [31] 指輪とそれに関して知っておくべき事柄 [38] 大麦の苗とそれに関して知っておくべき事柄 [44] 剣とそれに関して知っておくべき事柄 [48] 弓矢とそれに関して知っておくべき事柄 [54] 筆とその特性とそれに関して知っておくべき事柄 [61] 馬とその能力およびそれに関して知っておくべき事柄 [68] 鷹とその能力およびそれに関して知っておくべき事柄について [77] ブドウ酒の益とそれに関して知っておくべき事柄について [81] 美しい顔の特性について [92] 参考文献 [99] 索引 [103] 第二部 ペルシア語テキスト
著者
守川 知子
出版者
史学研究会
雑誌
史林 (ISSN:03869369)
巻号頁・発行日
vol.90, no.1, pp.62-91, 2007-01-01
著者
山中 由里子 池上 俊一 大沼 由布 杉田 英明 見市 雅俊 守川 知子 橋本 隆夫 金沢 百枝 亀谷 学 黒川 正剛 小宮 正安 菅瀬 晶子 鈴木 英明 武田 雅哉 二宮 文子 林 則仁 松田 隆美 宮下 遼 小倉 智史 小林 一枝 辻 明日香 家島 彦一
出版者
国立民族学博物館
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

中世ヨーロッパでは、辺境・異界・太古の怪異な事物、生き物、あるいは現象はラテン語でミラビリアと呼ばれた。一方、中世イスラーム世界においては、未知の世界の摩訶不思議は、アラビア語・ペルシア語でアジャーイブと呼ばれ、旅行記や博物誌などに記録された。いずれも「驚異、驚異的なもの」を意味するミラビリアとアジャーイブは、似た語源を持つだけでなく、内容にも類似する点が多い。本研究では、古代世界から継承された自然科学・地理学・博物学の知識、ユーラシアに広く流布した物語群、一神教的世界観といった、双方が共有する基盤を明らかにし、複雑に絡み合うヨーロッパと中東の精神史を相対的かつ大局的に捉えた。
著者
宇山 智彦 秋田 茂 山室 信一 川島 真 守川 知子 池田 嘉郎 古矢 旬 菅 英輝 粟屋 利江 秋葉 淳
出版者
北海道大学
雑誌
新学術領域研究(研究領域提案型)
巻号頁・発行日
2008

近代ユーラシアの諸帝国を比較し、帝国権力と現地社会の非対称な相互作用、帝国間競争における小国や越境集団の役割、周縁・植民地の近代化、そして20 世紀の帝国崩壊と脱植民地化の多様な展開を論じた。現在の地域大国は半帝国・半国民国家的な性格を持ち、かつての帝国の遺産と記憶に大きな影響を受けている。情報の不完全性のもとでの権力と少数者集団の駆け引きを論じる帝国論の方法は、現在の大国・小国関係の分析にも役立つ。