著者
中山 淳 砂川 耕作 岡 久雄 田野 確郎
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.89-94, 2023-02-15 (Released:2023-02-15)
参考文献数
19

近年,リウマチ手に対して局所の安静を確保することは,関節痛を軽減すると報告されている.また,拘縮手に対する運動療法の一つとしてダーツスロー運動の有効性が報告されている.そこで我々は,固定機能と矯正機能を兼ね備えた新しい人工筋型動的牽引スプリント(DTSaM)を考案した.DTSaMは,これまでの矯正部分の力源にマッキベン型空気圧ゴム人工筋を取り入れ,ダーツスロー運動と固定機能を併存させたスプリントである.今回我々は,本スプリントをリウマチ患者に適応したところ,装着開始8週経過時に可動域,疼痛および握力も改善した症例を経験した.本スプリントは疼痛軽減にも有効な福祉用具となりえる可能性がある.
著者
岡 久雄 福原 真一
出版者
公益社団法人 日本生体医工学会
雑誌
生体医工学 (ISSN:1347443X)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.S188_1, 2019

<p>スポーツ等での運動能力(筋トレ効果)は最大筋力や繰返し回数,最高タイムなどで評価されることが多く,直接的には対象筋の収縮能力を評価していないことが多い。著者らは表面筋電図:EMGと,筋の収縮に伴うせん断応力波の伝搬振動を,皮膚表面に置いた変位計で測定する筋音図:MMGを同時計測できるMMG/EMGハイブリッドセンサを用いて,上腕二頭筋の等尺性収縮を行った際のMMGとEMGを測定した。被験者は20代健常成人10名,起座位で右肘関節を60度に保ち,センサを右上腕二頭筋腹上に貼付した。等尺性収縮は10%から100% MVCまで10%ずつ上昇させ,収縮時のMMG/EMG時間波形をそれぞれ二乗和した値を求めた。MMGは10~30%MVC:緩やかに増加,30~70%MVC:やや急激に増加,70%MVC以上:減少した。50%MVCの値で規格化し,%MVCの区間を区切って1次式近似(数値は傾き:相関係数r<sup>2</sup>が0.8以上)を行った(表)。本結果は運動単位の動員や発火頻度をもとに上腕二頭筋の等尺性収縮過程を説明した報告を支持するものであった。今後は本センサシステムを動的な運動計測へと展開したい。</p>
著者
久間 英樹 高橋 勇作 福岡 久雄 玄行 照朗 皆尾 登志美
出版者
日本笑い学会
雑誌
笑い学研究 (ISSN:21894132)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.50-60, 2010-07-10 (Released:2017-07-21)

本研究の目的は、ホビーロボットを用いて人と人とのコミュニケーションのきっかけをつくり、その後のコミュニケーションの円滑化を図ることである。これまで、ホビーロボットに必要な要素として音声操作型で動きに「振る」動作が含まれる方が面白いと感じることがわかった。本報告ではこれらの要素を含むホビーロボットを実際の高齢者介護現場で、コミュニケーションのきっかけつくりに応用可能か検討をおこなった。その際「面白さ」の評価方法として、市販されている顔の表情から「笑顔度」を推定する非接触型リアルタイム笑顔度検出センサ「スマイルスキャン」を用いた。その結果、ロボット操作中の笑顔度検出センサ最大値の平均は約71%であった。また同時に実施した第3者による主観評価でも笑顔度は5段階で4.71であった。このことは、介護を必要としている高齢者に対しても本ホビーロボットは「笑いを誘い」その結果としてコミュニケーションが向上する可能性があることを示唆している。また「笑い」の定量的評価方法として笑顔度検出センサを用いることの有用性も確認できた。
著者
田岡 久雄
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.140, no.1, pp.18-19, 2020

<p>1.はじめに</p><p>原島文雄氏は,ロボット工学,制御工学,電気工学分野の研究の第一人者として,国内外を問わず第一線にて活躍されるとともに,東京都立科学技術大学,東京電機大学,首都大学東京の学長を歴任された。</p><p>2.聞き取りの概要</p><p>2.1 生い立ち</p><p>原島文雄氏は1940年東京都に生まれ,生後間もなく,</p>
著者
岡 久雄
出版者
The Laser Society of Japan
雑誌
レーザー研究 (ISSN:03870200)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.3, 2001-01-15 (Released:2010-03-17)
被引用文献数
1
著者
福岡 久雄 渡部 徹 廣瀬 誠 小川 仁士
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.6, pp.1-7, 2014-11-29

一般に,CS(Computer Science)アンプラグドにおける Activity の実践は,実践者の近隣の子供たちを対象に行われることが多い.ある地域の素材を生かした Activity は,その近隣の子供たちにとって親しみやすく,かつ興味を持って取り組むことができ,教育効果を高めることができると考える.本研究では,地域として島根県を想定し,その地域素材として出雲神話に登場するヤマタノオロチに着目する.学習する技術課題は各種スケジューリング技法である.具体的には,オロチが各種スケジューリングに従って食事をするというシナリオに沿った Actvity を提案する.本 Activity を高等専門学校の低学年生に対して実践した結果についても報告する.CS Unplugged is a method of teaching computer related technology to children, who are in general lacking in mathematical or some other scientific background. The feature of CS Unplugged is that it does not use actual computers in its teaching process. Instead of using computers, it teaches computer related technology through some desktop play activities. When we practice CS Unplugged activities in elementary or junior high schools, the target pupils are local children in general. Using regional materials in the activities can make them more friendly to the children. In this paper we propose a new CS Unplugged activity for learning various scheduling methods. The activity utilizes Yamata-no-Orochi(Eight-headed dragon) that appears in Izumo Myths, as the regional material of Shimane Prefecture.
著者
岡 久雄 北脇 知己 岡本 基 市橋 則明 吉田 正樹
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム (ISSN:13487116)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.219-230, 2012 (Released:2017-02-15)
参考文献数
27
被引用文献数
4

骨格筋の収縮機能を評価するには, 生化学的検査や画像診断の他に筋電位信号がよく用いられるが, これは筋を収縮させる入力側の信号である。筋音信号は筋収縮に伴う振動, すなわち出力側の信号であるので, 両者を計測・比較することによって筋の収縮様相を正しく評価できると考えられる。筋疲労や筋力トレーニングを行ったときの変位筋音信号を測定したところ, 速筋線維の寄与率変化が示唆された。さらに変位筋音信号を簡便に測定するために, フォトリフレクタを応用した小型・軽量の変位筋音センサを開発した。本センサはエルゴメータ運動やトレッドミル歩行中でも筋音信号の測定が可能で, 単収縮波形を算出することができた。
著者
川﨑 章司 田岡 久雄 長尾 泰気 大中 奎佑
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌B(電力・エネルギー部門誌) (ISSN:03854213)
巻号頁・発行日
vol.135, no.2, pp.89-96, 2015 (Released:2015-02-01)
参考文献数
28
被引用文献数
1

Renewable energy sources such as photovoltaic generation (PV) have been promoted to be innovated. However, the output of PV is influenced by the weather condition and cause a steep fluctuation. So it is important to forecast the output of PV when an electric power company makes the power supply schedule for demand. In this paper, the authors proposed a forecasting method for amount of insolation closely related to the output of PV. In the proposed method, the amount of insolation is forecasted through the application of Genetic Algorithm which is one of the optimization method by using the past measured data. In addition, the correlation coefficients are analyzed with the weather data and measured insolation data. And, the correlation coefficients are used as the weight of observe value. The authors verify the validity and prediction accuracy of the proposed method. Moreover, we tried to improve the forecasting error by using the latest measured weather data and weather data of the other point.
著者
岡 久雄 岡本 基 北脇 知己 岡本 基 北脇 知己
出版者
岡山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本研究では, スポーツや臨床医学で広く用いられている筋電図に代わり, 筋自身の収縮特性を反映する変位筋音図(MMG)を測定するために, 身体の不随意な動きに影響されない光反射型(フォトリフレクタ)変位MMGセンサを開発した。さらに, 運動中でも測定できるよう, 電気刺激を加えて単収縮変位MMGを計測するシステムについて検討した。さらに等尺性収縮時の筋疲労実験から, 運動単位の寄与について変位MMGを用いて考察した。
著者
仲西 健樹 更谷 啓治 岡 久雄 川添 堯彬
出版者
バイオメカニズム学会
雑誌
バイオメカニズム学会誌
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.98-104, 1994
被引用文献数
10 1

The purpose of this study was to determine whether the Automatic Diagnostic System for tooth mobility we had developed was applicable for evaluating implant mobility. Ten IMZ implants, which had been functioning in the patients, were selected. Mechanical mobility of implant with intramobile element (IME) and titanium element, were measured by our system. The frequency spectrum of the mechanical mobility and mechanical parameters (c_1, c_2 and k) in implants were compared with those in natural teeth (maxillary central incisors and canines). Mechanical mobility spectra in implants were similar to those in teeth. The values of mechanical parameter in implants were larger than those in teeth. We found that the Automatic Diagnostic System could be utilized for evaluating implant mobility.
著者
岡 久雄 坂本 俊哉 入江 隆
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
巻号頁・発行日
vol.94, no.169, pp.45-52, 1994-07-22

一般に皮下のごく浅いところに骨や腱などの構造物がある場合は、そうでない場合に比べて硬く感じられる。これは皮膚それ自身の硬さというよりも、皮下の構造の影響を受けた、生体表面からの見かけの硬さを表していると考えられる。皮膚本来の力学特性を知るためには、こうした構造依存性の影響を明らかにし、補正する必要がある。本論文では皮膚表面に対して垂直な方向に30〜1000Hzのランダム振動を加え、見かけの生体機械インピーダンスを測定し、これに補正関数を適用して、生体皮膚本来の力学特性を求めた。さらに考察として、補正関数の部位差、個体差等からその物理的意味の検討を行なった。