著者
天野 光三 西田 一彦 渡辺 武 玉野 富雄 中村 博司
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集
巻号頁・発行日
vol.2000, no.660, pp.101-110, 2000
被引用文献数
1

近世の城郭における石垣構造の技術的頂点に位置するものとして徳川期初期での大坂城石垣がある. 石垣形状での2次元的曲線および3次元的曲面にみられる構造美や構造形式としての力学的合理性からみて, 城郭石垣は世界的に他に例をみない極めて優れたものである. 本研究では, 歴史遺産としての徳川期大坂城城郭石垣をその構造に着目して土木史的研究を行った. まず, 現場調査と文献調査により過去の崩壊事例を明らかにした. 次に, これらの歴史データの分析をもとに抽出した石垣構造形式の力学的合理性に関して, 平面および断面形状に着目した実証的研究を行った. その中で, 石垣構造の安定性評価法として, 石垣構造比および石垣はらみ出し指数といった工学指標について提案した.

2 0 0 0 OA 蜂蜜薬効論 (2)

著者
渡辺 武
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋醫學會誌 (ISSN:1884202X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.4, pp.26-34, 1955-03-31 (Released:2010-10-21)
参考文献数
40
著者
竹内 史央 TAKEUCHI F. 渡辺 武志 WATANABE T. 山田 孝 YAMADA T.
出版者
名古屋大学教育学部附属中学校 : 名古屋大学教育学部附属高等学校
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.54, pp.47-51, 2010-01-25 (Released:2010-03-03)

数学・社会(歴史)・理科(物理)の教員により、三つのグループに分かれて行う授業である。ここでは、科学的思考を身近で体験するためのアプローチとして、数学的・理科的・社会科学的観点から三つのグループに分かれ、様々な観点から科学的リテラシーを身につけさせるための授業を展開している。
著者
渡辺 武郎 永瀬 英司
出版者
日本基礎心理学会
雑誌
基礎心理学研究 (ISSN:02877651)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.17-32, 1989-10-31 (Released:2016-11-11)
被引用文献数
1

A number of studies on mechanism of an illusory contour and related experiments are reviewed. The critical evaluation suggests that no theory may be adequate which assumes the only one process for perception of the illusory contour. Even the multi-process-theory is not adequate as far as it assumes the illusory contour as a mere result of other processes such as depth-processing and brigntness contrast. Rather, we suggest that the illusory contour itself influences depth-perception and brightness enhancement.
著者
天野 光三 佐崎 俊治 渡辺 武 北川 央 落合 東興 川崎 勝巳
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.405-411, 1997-06-05 (Released:2010-06-15)
参考文献数
8
被引用文献数
1

現存する大阪城天守閣は、昭和天皇の即位の御大礼記念行事として企画された日本で最初の鉄骨鉄筋コンクリート製の復興天守閣で、昭和6年に竣功したものである。天守閣は徳川時代の天守台の上に建設されているため、旧石垣に大きな負担をかけないように設計されている。本報文では、復興天守閣の基礎の設計の考え方についてまとめるとともに、天守閣の沈下等について考察を加えるものである。

1 0 0 0 OA 芒消と朴消

著者
渡辺 武
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋醫學會誌 (ISSN:1884202X)
巻号頁・発行日
vol.7, no.2, pp.27-33, 1956-08-31 (Released:2010-10-21)
参考文献数
30
著者
渡辺 武志 竹内 史央 中野 和之
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.62-64, 2008-01

科学リテラシーの育成を目標に、17世紀近代科学成立期の科学と哲学を中心的題材とする授業を行った。そこでは、「楕円の性質」や「ノストラダムスの預言」などの具体的な題材を通じて、じっくりと科学的な思考の経験を積むよう計画した。また、今回から取り入れた新規の題材である「偽(似非)科学」は、現代的な話題も含み、生徒が実生活の中で科学リテラシーを生かせるようになることを目指したものである。
著者
渡辺武著
出版者
日本経済新聞社
巻号頁・発行日
1966
著者
渡辺 武 後藤 実
出版者
一般社団法人 日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學會誌 (ISSN:1884202X)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.23-26, 1953-12-10 (Released:2010-10-21)

桂枝加芍薬湯, 弓帰湯, 苓桂朮甘湯, 平胃散等について精油の抽出を目標とした実験を綜合すると, 精油含有の生薬を配互する漢方剤の煎出法は, 再煎法, 煎出する水の量, 抽出時間, 配互する生薬等に, 相当量の精油分を煎剤中に保有するよう考慮されている. 然し坐切度が荒い場合などは残渣中に尚多量の未抽出の油分を残している. 煎剤を調製するに際して, 蓋を除き開放したときは, ほとんど大部分の精油分を揮散させてしまうから注意を要する.之等の漢方剤の製剤に当つて, エキスを調製する際, 精油分を逸散してしまい効果が期待出来ない. 新抽出法によれば, 抽出, 濃縮と同時に精油をほとんど定量的に捕集することが出来るので, 最も合理的でしかも能率がよい.終りに臨み, 本研究の機会を与えられた武田研究所長桑田智博士, 終始御助言, 御鞭撻を頂いた朝比奈泰彦先生, 実験材料の調製に助力を得た富樫誠, 松岡敏郎, 野口友昭の諸氏に深謝する.