著者
草薙 邦広 水本 篤 竹内 理
出版者
外国語教育メディア学会
雑誌
Language Education & Technology (ISSN:21857792)
巻号頁・発行日
vol.52, pp.105-131, 2015-12

The purpose of the present study was to examine the quality of statistical testing in foreign language teaching research in Japan. We reviewed t-tests, X2-tests and ANOVAs reported in the articles published in Language Education & Technology (LET) from vol. 38 to vol. 49, and calculated the post-hoc statistical power of each test. The findings of the present study were summarized as follows: (a) the sample size of most of the studies in LET ranged from 20 to 60, (b) the median of the effect sizes (in the case of t-tests) showed middle to large levels (d = 0.40–0.80), but (c) the statistical powers of many studies signified severely low levels (almost the 80% of the two-sample t-tests failed to show the statistical power greater than .80). The tendencies were quite likely to have originated chiefly from the inappropriate designs of the experiments or surveys, especially, mismatches between the targeted effect size and the actual sample size. We assert the importance of setting proper sample sizes based on a priori power analysis and precision analysis.

2 0 0 0 風土と生活

著者
竹内理三編
出版者
角川書店
巻号頁・発行日
1971
著者
水本 篤 MIZUMOTO Atsushi 竹内 理 TAKEUCHI Osamu
出版者
関西英語教育学会紀要
巻号頁・発行日
2008-03-21

Reporting effect sizes is now mandatory when submitting research papers to professional journals in our field. In this paper, therefore, we introduce and discuss the fundamental concepts and some considerations of the effect sizes in EFL research in Japan.
著者
竹内理三著
出版者
吉川弘文館
巻号頁・発行日
1978
著者
水本 篤 MIZUMOTO Atsushi 竹内 理 TAKEUCHI Osamu
出版者
関西英語教育学会紀要
巻号頁・発行日
2008-03-21

Reporting effect sizes is now mandatory when submitting research papers to professional journals in our field. In this paper, therefore, we introduce and discuss the fundamental concepts and some considerations of the effect sizes in EFL research in Japan.
著者
朝倉 敬行 北村 真理子 安本 三穗 竹内 理貴 中里 光男 安田 和男
出版者
公益社団法人 日本食品衛生学会
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.1-11, 2022-02-25 (Released:2022-03-10)
参考文献数
25

LC-MS/MSを用いた鶏組織およびその加工品中からの7種の抗ウイルス剤(アマンタジン,リマンタジン,アルビドール,ラニナミビル,オセルタミビル,ペラミビル,ザナミビル)の分析法を確立した.試料からメタノール–水(9 : 1)で抽出し,InertSep MAXミニカラム(上側)及びInertSep MCXミニカラム(下側)を連結したタンデム型のミニカラムで精製した後,LC-MS/MSで測定した.鶏組織および鶏卵など6試料に適用した結果,真度77.9~97.5%,併行精度1.7~9.2%の良好な結果が得られた.また,焼き鳥,唐揚げなどの加工品9試料に適用した結果,真度72.6~99.2%,併行精度3.0~11.2%の良好な結果であった.開発した試験法を鶏の組織と鶏卵の12試料および焼き鳥,唐揚げ,サラダチキン,チキンステーキ,チキンカツなど30試料の加工品の実態調査を行ったところ,抗ウイルス剤は検出されなかった.開発した試験法は,鶏組織だけではなく加工品等にも適用できることが確認された.本分析法における定量限界値は,0.01 mg/kgであった.
著者
竹内 理樺 Rika Takeuchi
出版者
同志社大学言語文化学会
雑誌
言語文化 = Doshisha Studies in Language and Culture (ISSN:13441418)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.359-389, 2013-03-10

何香凝の芸術活動は一般にその政治活動と密接に結びつけて論じられる。しかし、1920年代末から40年代半ばまで、彼女は政治とは一線を画し、「一国民」として絵画の「義売」(慈善販売会)や兵士の救護活動を行い、画家の立場を立脚点として独自の抗日救国活動を行っていた。その活動は孫文と夫廖仲愷の遺志を継承する政治的理念に基づいたものであったため、多くの人々の支持を集め、結果的に彼女の名声と人望を高め、彼女を政治の第一線に復帰させることとなった。
著者
岩嵜 正明 竹内 理 中野 隆裕 中原 雅彦 谷口 秀夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) (ISSN:18827829)
巻号頁・発行日
vol.48, no.8, pp.165-178, 2007-05-15
参考文献数
8

従来,我々は,高精度周期スケジューリング機能を実現するOSカーネルTactixを基盤に,実時間通信に不可欠な帯域保証技術を開発してきた.しかしながら,ビデオ会議等への応用で課題となるルータ多段接続時の遅延時間に関しては考慮されていなかった.本論文では,周期送信機能を持ったパケットスケジューラ内部での遅延発生メカニズムを詳細に分析し,帯域保証とともに遅延時間の低減を可能とする改善方式を提案する.また,この改善方式よるルータ多段接続時の遅延時間を実測し,背景トラフィックが混在する多段接続Ethernet環境において,帯域保証リアルタイムストリームに対して,パケットロスト率0を維持しつつ,ルータ1段あたりのパケット転送の最大遅延時間を,送信駆動周期の2倍以内に抑制できることを確認した.In this paper, we propose a real-time packet scheduling method that enables the low latency packet forwarding for the real-time bi-directional continuous media communication on a LAN including cascaded IP routers. The experimental implementation of the packet scheduler can reduce the maximum latency in the single router to be less than twice the period of the isochronous transfer without any packet loss for a real-time stream. The packet scheduler can also reduce the maximum latency of cascaded routers to be less than the period of the isochronous transfer multiplied by the number of hops plus one with heavy background traffic.
著者
竹内 理 レ ・モアルダミエン 坂東 忠秋
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.44, no.7, pp.1680-1694, 2003-07-15
参考文献数
15
被引用文献数
2

高速アクセス網の普及にともない,高品質なストリームデータの有料配信サービスが注目されてきている.このサービスの実用化には,高い配信能力,配信品質の保証機能,既存の市販ストリームサーバとの機能互換性のすべてを兼ね備えたストリームサーバが必要である.本研究では,上記ストリームサーバの実現を目指し,外付けI/Oエンジン方式と呼ぶストリームサーバの構成方式を新規に提案する.外付けI/Oエンジン方式では,市販のストリームサーバと専用OS搭載サーバを連動させることで,上記要件を同時に充足するストリームサーバを少ない開発工数で実現する.さらに,Darwinストリームサーバと,HiTactix(著者らが開発したストリームサーバ向け専用OS)を搭載したサーバを実際に連動させ,外付けI/Oエンジン方式の定量的な評価を行った.評価の結果,外付けI/Oエンジン方式を用いることで,サーバに9K行程度のコードを追加するだけで,機能互換性を維持しながらも,HiTactixが提供する配信性能を保持するストリームサーバが実現できること等が明らかになった.With broadband networks expansion, charged streaming services of highquality stream data are likely to become common. In order toefficiently implement such services, streaming servers providing highdata throughput performance, mechanisms to ensure streaming qualityand compatibility with existing streaming servers are desirable.In this paper, we propose the external I/O engine architecture, whichimplements a streaming server as described above using both aconventional streaming server running on a general-purpose OS and anI/O engine server implemented over a special-purpose OS. With thiscombination, we can lower the necessary coding amount in order toimplement the services provided. We implemented the server using theDarwin Streaming Server and HiTactix I/O engine server and evaluatedthe performances. We confirmed that the modified server can achieveHiTactix I/O performances without losing compatibility, with only 9Klines of code added.
著者
金井 豊 三田 直樹 竹内 理恵 吉田 信一郎 朽津 信明
出版者
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
雑誌
地質調査研究報告 (ISSN:13464272)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1-2, pp.1-15, 2006-04-21 (Released:2015-12-11)
参考文献数
34
被引用文献数
1 1

洞窟内の沈殿物や河床に生成する沈殿物に棲息する微生物などを日本各地から採取し,その中の微生物のマンガン酸化活性を調べた.更にマンガン酸化能を持つ微生物の分離を行い,その分離株について分類や16S rDNA による同定を試みた.また,予察的にボーリングコア中のマンガン酸化細菌の調査を行った. その結果,洞窟や河床からの沈殿物からはグラム陽性桿菌の Bacillus や Curtobacterium,グラム陰性桿菌の Burkholderia 等が分離された.ボーリングコアでは 20 m以深においても微生物の存在が確認され,堆積性の地下環境でも微生物研究が重要であることが示された.更に,微生物生態学的に様々な条件下における微生物のマンガン酸化活性についての実験を行い,最適環境条件等を調査した. 微生物は核種移行に関わる化学環境に直接・間接的な形で影響を与えるため,微生物の総量,種類とその特質,生存環境と活性の有無とが重要な課題である.このようなデータは微生物の種類ごとに相違すると考えられるため,系統的にデータを収集してデータベース化を進める必要がある.
著者
竹内理三編
出版者
東京堂出版
巻号頁・発行日
1981
著者
池田 真生子 今井 裕之 竹内 理
出版者
小学校英語教育学会
雑誌
小学校英語教育学会誌 (ISSN:13489275)
巻号頁・発行日
vol.17, no.01, pp.5-19, 2017-03-20 (Released:2018-08-02)
参考文献数
16

本研究の目的は,外国語(英語)活動の効果的指導につながる,持続可能な校内研修システムの構築を行い,その成果検証を通して,より良い研修モデルの1 形態を提案することにある。研修システムの構築では,先行研究を参考にしながら,1)持続性を持たせること,2)教員自ら問題意識を持ちその解決を図ること,3)次の世代の育成も同時に可能とすること,4)効果の検証の仕組みを取り入れ,常にシステムの改善が図れること,の4点を原則とした。参加校は,同一市内にある平均的な小学校3校で,研修の支援には当該市内にある大学の大学院生7名(支援員)が参加した。校内研修の内容は,参加校教員間での討議の結果,A)教室英語の効果的活用とB)活動案の作成方法に設定し,計6回程度(5ヶ月間,毎回約50 分)実施された。データは,参加教員(集団討論記録とアン ケート)と管理職教員(個別インタビュー記録とアンケート),そして大学院生の支援員(ログ記録とインタビュー,アンケート)より収集された。分析は,インタビュー,ログ記録については質的におこない,アンケートは記述統計で処理した。その結果,今回提案した校内研修システムが,外国語(英語)活動実施に関わる不安の軽減に対して,一定の成果を上げたことが確認された。また,このような形態の研修が,満足度の指標で7割近い教員から支持されており,その理由としては,彼らが抱いている不安の原因をピンポイントに解決していく可能性があるからだ,ということも分かった。一方で,管理職教員の研修への関わり方や,(システムの)持続性をどう実現していくのかなどに,解決すべき課題があることも明らかになった。