著者
篠塚 明彦
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.114, pp.43-50, 2015-10-09

源義経をめぐる様々な伝説の一つに北行伝説がある。荒唐無稽な義経北行伝説ではあるのだが、その伝説形成の背景には熊野信仰の広がりや修験者たちの活動があったことが浮かび上がってくる。熊野の人々や修験者は、北方の交易世界に引き寄せられるように北を目指した。そこから見えてくるものは、現在置かれている位置づけとは異なる北東北の世界である。北東北は、日本の終焉の地と見られていたが、実際には北方ユーラシア世界への入口であった。こうした事実をもとにしながら、日本史・世界史融合の具体像について探ることを目指す。
著者
今井 民子 笹森 建英
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.66, pp.29-53, 1991-10-31

ヴァイオリン音楽の発展を可能にした背景には,17世紀から18世紀の楽器製作の改良,演奏技術の確立があった。この論文では,先ず楽器製作の変遷を概観する。この時代の演奏技術の確立を把握する上で重要なのは,器楽形式の発展と,一連の技法書の出版,技巧を駆使して葵すカブリスの類の作品の出現である。レオボルト・モーツァルトMozart, Johann GeorgLeopoldやジェミニア一二Geminiani,FrancescoSverioの奏法に関する著書,ロカテッリLocatelli,PietroAntonioのカブリスは重要な役割をはたした。この論文では,彼らによって掲示された技法を具体的に考察する。20世紀,特に1945年以降は,音楽様式,演奏法が画期的な変貌を遂げた。その技法上の特質を明らかにする.これらを踏まえて,音楽文化が新芽し,形成され,さらに発展,変遷していく過程に教育書がどのような役割を果たすのかについても検証する。
著者
大谷 伸治
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Education, Hirosaki University (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.120, pp.31-41, 2018-10

"「終戦」の日はいつか?"―この問いに、多くの日本人は8月15日と答えるだろう。昭和天皇がラジオ放送(玉音放送)でポツダム宣言受諾の旨を国民に伝えた日であり、現在「終戦記念日」とされているからだ。しかし、玉音放送をもって終戦と捉える見方(「8・15 終戦」史観)は正確ではない。第一に、ソ連参戦により、8月15 日後にも戦闘があった地域の存在を忘却している。第二に、8月15 日は国際法的に終戦といえない。ポツダム宣言受諾の旨を連合国に通告したのは8月14 日。正式に降伏文書に調印したのは9月2 日である。高校日本史教科書はおおむねその点を正確に記述しているものの、小中学校教科書は学び舎を除き「8・15 終戦」を採用しており、小中学校の段階で「8・15 終戦」史観を再生産してしまう現状がある。そのため、小学校から「8・15 終戦」史観を相対化する授業が必要だと考え、樺太・千島戦など北海道の事例を教材化し実践を試みた。
著者
今井 民子 笹森 建英
出版者
弘前大学
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
vol.66, pp.29-53, 1991-10

ヴァイオリン音楽の発展を可能にした背景には,17世紀から18世紀の楽器製作の改良,演奏技術の確立があった。この論文では,先ず楽器製作の変遷を概観する。この時代の演奏技術の確立を把握する上で重要なのは,器楽形式の発展と,一連の技法書の出版,技巧を駆使して葵すカブリスの類の作品の出現である。レオボルト・モーツァルトMozart, Johann GeorgLeopoldやジェミニア一二Geminiani,FrancescoSverioの奏法に関する著書,ロカテッリLocatelli,PietroAntonioのカブリスは重要な役割をはたした。この論文では,彼らによって掲示された技法を具体的に考察する。20世紀,特に1945年以降は,音楽様式,演奏法が画期的な変貌を遂げた。その技法上の特質を明らかにする.これらを踏まえて,音楽文化が新芽し,形成され,さらに発展,変遷していく過程に教育書がどのような役割を果たすのかについても検証する。
著者
蝦名 敦子
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
vol.125, pp.89-98, 2021-03-31

ディープラーニングは、人工知能(AI)の用語である。AI は近年、人間が物事を深く理解する過程を模したディープラーニングを取り入れ、飛躍的に進化した。本考察はこの機械による学習法を、「戦後最大の教育改革」と言われる、平成29年改訂の新学習指導要領が掲げた「深い学び」と対比させた。そして、これからの図画工作・美術科における教科性について改めて検討した。その結果、今後、益々バーチャルな世界が浸透する中で、子供たちが手や体全体を生かして、触覚を働かせ、イメージに合わせてつくったり考えたりする直接的な造形行為の重要性が、さらに増していることを指摘した。また、材料や用具を使って造形空間をつくったり味わったりなどしながら、身体感覚を通してリアリティを直に感じ取るという本教科の特性と、その重要性について新たに主張した。
著者
岡田 敬司 笹森 建英
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.72, pp.29-46, 1994-10-03

土笛としてここで検討するのは,縄文時代後期から晩期のものとして出土したものである。筆者が調査することができた数点のものについて概観し,細部に亙っての検討は青森市細越の土笛と,北海道の向有珠の土笛を中心にして行った。形状を考察し,楽器と仮定し,実際に奏してその昔高・音色から,その仮定が妥当であるか検討した。すべてが中空・2孔であり音を作り得,その有休構造は意図的である。楽器としての証左となる類似の楽器と比較し,現に楽器として用いられているアフリカ等の土笛との形態上の類似性から,楽器であった可能性が高いことを実証した。実際に粘土を用い製作を試み,成形の方法を探り,模様を考察し,製作過程を通して膚で感じた縄文時代の製作者の心理に迫りつつ,造形として・音響として,美術・音楽の観点から解釈を試みたものである。
著者
梛野 綾子 日景 弥生
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.99, pp.117-124, 2008-03-25

近年、学校における男女混合名簿の採用率は総じて増加傾向にある。しかし、男女混合名簿は児童生徒への教育的効果が明示されにくいことや、健康診断では別名簿を使用するなどの事務的な煩雑さのため、採用を躊躇する学校もある。そこで、本研究では、混合名簿採用校と未採用校における学校生活に対する児童とその保護者のジェンダー平等意識を調査し、名簿が児童や保護者に与えた影響を探ることを目的とした。 その結果、児童の意識は、採用校の方が未採用校より有意に「敏感」となり、採用校の児童は混合名簿を肯定的に受け止めていることがうかがえた。保護者の意識は、未採用校の方が採用校より有意に「敏感」となった。児童と保護者の意識の関連をみたところ、採用校の方が児童の意識が保護者のそれより「敏感」なケースが多くみられた。また、採用校では保護者が「敏感」で児童が「鈍感」の組み合わせはなかった。これらのことより、採用校における児童の意識には混合名簿が影響を及ぼしている可能性が示唆された。
著者
蒔田 純
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
vol.122, pp.47-57, 2019-10-21

自治体の意思決定を住民が直接行うために設けられる「住民総会制度」の持続可能性は、歴史・伝統と住民負担という二つの要因によって影響を受けると考えられる。歴史・伝統に基づく制度である場合、持続可能性に資するが、単に現代的な課題対処のために制度が設けられる場合、それは相対的に不安定となる。また首長の存在や住民負担軽減のための工夫が設けられている場合、持続可能性にとってプラスとなる。これらを踏まえると、米国ニューイングランド地方のタウンミーティング、スイス基礎自治体のゲマインデサルザムルング、日本の町村総会、という三つの事例からは、持続可能性という点で前二者と後者の間で相違が導かれる。
著者
大谷 伸治
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
vol.120, pp.31-41, 2018-10-12

“「終戦」の日はいつか?”―この問いに、多くの日本人は8月15日と答えるだろう。昭和天皇がラジオ放送(玉音放送)でポツダム宣言受諾の旨を国民に伝えた日であり、現在「終戦記念日」とされているからだ。しかし、玉音放送をもって終戦と捉える見方(「8・15 終戦」史観)は正確ではない。第一に、ソ連参戦により、8月15 日後にも戦闘があった地域の存在を忘却している。第二に、8月15 日は国際法的に終戦といえない。ポツダム宣言受諾の旨を連合国に通告したのは8月14 日。正式に降伏文書に調印したのは9月2 日である。高校日本史教科書はおおむねその点を正確に記述しているものの、小中学校教科書は学び舎を除き「8・15 終戦」を採用しており、小中学校の段階で「8・15 終戦」史観を再生産してしまう現状がある。そのため、小学校から「8・15 終戦」史観を相対化する授業が必要だと考え、樺太・千島戦など北海道の事例を教材化し実践を試みた。
著者
東島 利佳 清塚 更 森 菜穂子
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.98, pp.91-96, 2007-10

青森県と群馬県における高等学校のマラソン大会実施状況や熱中症発生の予防対策の状況について調査・検討した。その結果,マラソン大会は青森県より群馬県の方が多く実施されていた。青森県では最も気温が高いとされる午後2~3時に実施している学校もあったが,群馬県では全ての学校で午後2~3時以外の時間帯に実施していた。大会実施月は青森県で5月が多く群馬県で11月が多かった。給水・給食は青森県の方が多かった。競技中の途中棄権者は青森県の方が多かった。競技中は,青森県に比べ,群馬県の方が専門機関とより多く連携がとられており,特に警察との連携が多かった。
著者
鈴木 愛理 仁平 政人 平井 吾門 山田 史生
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.114, pp.25-34, 2015-10

平成20年1月の中央教育審議会答申を受けた現行の学習指導要領では、小学校・中学校で養い、豊かにしてきた「思考力や想像力」を、高等学校では「伸ばし」、さらに「心情を豊かに」することが求められている。また関心を深める対象が「国語」(小学校・中学校)から「言語文化」(高等学校)となっており、文化としての言語に対して広くかつ深い関心をもつことが高等学校における目標となっている。しかし「学校教育」「教科書」という制度・制約のもとでは、その不可能性からいくつかの限界が考えられる。国語科で扱える「感性や情緒」、「ものの見方、感じ方、考え方」、「想像」、「心情」、「言語文化」には限度があり、広がりや深みは制限されてしまう。そこで、「教科書」に掲載することは教育的配慮により不可能と思われるが、感情の本質に迫る作品を示すことで教材発掘の一助としたい。今回は、「嫉妬」を描いた作品として、現代文からは江戸川乱歩「白昼夢」、古文からは『今昔物語集』より「美濃国紀遠助値女霊遂死語」、漢文からは『聊齋志異』より「姚安」を提出する。
著者
郡 千寿子
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.99, pp.1-7, 2008-03
被引用文献数
1

2007年2月に文化庁文化審議会国語分科会が「敬語の指針」(答申)を発表した。その内容を手がかりにしながら、従来の敬語教育について再検討し、今後の敬語教育についての留意点や方向性について、考察検討を加えたものである。現時点での教育現場、特に教科書における敬語教育の内容を比較検討し、現状での課題を提示した。また、日本語学分野における敬語論をふまえて考察してみた結果、今後の敬語教育の方向性として、従来の絶対敬語としての敬語教育から、相対敬語、つまり他者への配慮としてのコミュニケーション重視の敬語教育への転換期にあることを論じた。
著者
山田 史生
出版者
弘前大学
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
vol.85, pp.11-37, 2001-03

『臨済録』中随一の崎人「普化」の行蔵に就いて若干の考察を試みる。
著者
安野 眞幸
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.93, pp.7-23, 2005-03-30

本稿は天正五年六月に織田信長が安土山下町に宛てて出した定書十三ヵ条に付いての考察である。安土を理解するには、「景清道」と八風街道から延びた「浄厳院道」と、両者の交点にある港町の「常楽寺」の三者を知る必要がある。常楽寺は「沙沙貴神社」の門前町ならぬ(門裏町)だった。この定書の実質的な受取手で、自治都市安土山下町の自治の担い手は「沙沙貴神社」の神官で、この神社の長い伝統を背負って立つ木村次郎左衛門尉だった。この法令中には「兵工未分離」な木村氏の「奉公人」「給人」が同時に都市住民身分として登場し、「惣村」から「惣町」への過渡期の在り方を示している。
著者
吉田 美穂
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.126, pp.161-172, 2021-10-25

学校は地域に開かれた子どもの貧困対策のプラットフォームの役割を求められているが、学校関係者の当事者意識は必ずしも高くない。本研究は、こうした状況に対して教育学の研究者に何ができるかという視点から、地域に根ざした質的研究の可能性を探るものである。具体的には、弘前大学「子どもの貧困」プロジェクトと青森県母子寡婦福祉連合会による「新型コロナウイルス下のひとり親家庭に関する実態調査」における関係者の協働と調査結果の活用から、その課題と可能性を検討した。地域に根ざすことと匿名性の確保の両立に難しさはあるが、地域に根ざした質的研究は「すぐ隣で起きている、でも、見えていないこと」を可視化する優れた方法であり、関係者の協働によるその企画分析のプロセスは、調査実践の公共性につながるものといえる。
著者
安野 眞幸
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.89, pp.41-52, 2003-03-31

本稿は、家督を継いだばかりの信長が、知多郡・篠島の商人を保護し、彼らに対し往来の自由を認めた折紙の分析である。本稿での私の目的は、当文書発給の歴史的な場面を復元することにあるOここで私は、先学が暖味にしてきた「当所守山」を、当時の信長の勢力圏「那吉野・守山間」とし、宛名の「大森平右衛門尉」を守山・大森にあった宿・関と関わった人物で、この折紙により、知多郡・篠島の商人の商人司に任命されたとの考えを提出した。当時交通の自由を妨げていたものは、通説では経済関とされているが、この文書の分析によって明らかになったことは、質取りや喧嘩などで人身の自由が脅かされていたことが大きかったとなろう。
著者
大谷 伸治
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.126, pp.53-60, 2021-10-25

本稿の目的は、矢部貞治(東京帝国大学法学部教授・政治学)が大学生時代に受講した講義を特定し、教授たちからどのような影響を受けたのかを考察することである。(2)では、吉野作造(政治史)、上杉慎吉(憲法、社会学)、美濃部達吉(憲法)、田中耕太郎(商法)からの影響を考察した。
著者
猪瀬 武則
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.99, pp.33-43, 2008-03

米国経済教育学会のカリキュラム教材『経済学の倫理的基礎付けの教授』を分析することによって、経済教育が、倫理的な基礎付け無しには成立しないことを明らかにした。経済教育は、功利主義的前提の下に利己的な人格を育成するという論難があるが、むしろ「倫理性」や「公正」「正義」は、「市場」や「経済取引」成立の大前提である。このことを、近年の行動経済学の成果や経済倫理学からの成果をもとに、活動教材という方法原理によって育成することを企図した本教材は、日本の経済教育に大きな示唆を与えることとなろう。
著者
岩井 草介 菊池 智子 三浦 貴士
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.110, pp.23-29, 2013-10-18

出芽酵母は、増殖が速く、増殖期にある細胞では無性生殖の1つである出芽の観察も容易なため、学校で簡単に培養することができれば実験教材としての幅広い活用が期待できる。そこで本研究では、身近にある材料を使って簡便に酵母を培養する方法を検討した。その結果、糖および園芸用液体肥料を成分とする液体培地で、市販のドライイーストの酵母が増殖することを見出した。培養液中の酵母を顕微鏡で観察したところ、出芽中の細胞が多数見られた。また上の成分のいずれかを欠いた培地ではほとんど増殖しなかったことから、酵母の増殖には炭素源と、窒素・リン・ビタミン類・無機塩類などの炭素源以外の栄養素の両方が必要であることが確かめられた。この実験は、生物の増殖に必要な栄養素や生物を構成する元素についての理解につながると考えられる。さらに、糖・ブイヨン・粉寒天を成分とする寒天培地で酵母が増殖することも見出した。
著者
野村 美沙登 小野 裕輝 佐藤 亜樹 長南 幸安
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.101, pp.65-68, 2009-03-30

ポルフィリン類には、ヘモグロビンやクロロフィル、シアノコバラミン(ビタミンB12)などがある。これらの物質は、生命活動に必要不可欠な物質であることから、生徒が興味を持つ物質であることが考えられる。また、近年急速に発達する科学技術に、少しでも興味が持てる高校生を育成したいと考え研究を進めてきた。本研究では、高等学校でも容易に合成できるような合成方法の確立を目指し、実践授業を行うことを目的としている。ここでは、実験時間の短縮、より容易な実験器具が選定できた。