著者
原口 るみ 大貫 麻美 土井 美香子 寺井 千重子
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.499-500, 2020 (Released:2020-11-27)
参考文献数
5

It is important to develop the qualities and abilities to be able to make a conscious effort to maintain and promote one's health from early childhood. In that sense, "milk" was chosen as a theme that combines the two aspects of food education and life science education. A "RIKADOKU (science reading)" program for children using picture books was designed corresponding to the evaluation index of "RIKADOKU" program created in the previous research based on The BSCS 5E Instructional Model by Bybee (2006). By using the picture books correspond to each stage of The BSCS 5E Instructional Model, it is expected that the children are able to recall their experience, and to acquire the new words for expressing their thoughts.
著者
出口 明子 関口 有人 大久保 達弘
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.416-417, 2015

<p>筆者らは里山林の植生遷移,及びその管理や利活用についての理解支援を目的とした環境学習教材として,栃木県内の里山林を舞台にしたすごろくゲームを開発した.本稿では開発したゲームの概要を解説するとともに,大学生及び大学院生を対象とした予備的評価の結果を報告する.</p>
著者
出口 明子 関口 有人 川島 芳昭 大久保 達弘
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.475-476, 2017

<p>筆者らは里山林の植生遷移,及びその管理や利活用についての理解支援を目的とした環境学習教材として,栃木県内の里山林を舞台にしたすごろくゲームを開発しており,そのデジタル化に着手している。本稿では開発したデジタルゲーム教材の概要を解説するとともに,大学生を対象とした実験的評価の結果を報告する。</p>
著者
出口 明子 川島 芳昭 大久保 達弘 相沢 尭和
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.626-627, 2019

<p>筆者らは環境学習のためのデジタルゲーム教材として,里山の植生遷移及びその管理や利活用についての理解支援を目的とした「里山Life・アドミンズ」の開発・評価研究を行っている.本研究ではその機能拡張として,「My里山画面」の実装と「里山シミュレータ」の改良を行った.本稿ではこれらの機能拡張の概要を解説するとともに,大学生を対象とした予備的評価の結果を報告する.</p>
著者
吉田 安規良 島田 悠那 馬場 壮太郎
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.355-358, 2020

<p>地学分野おける野外観察学習は,小中学校ともに学習指導要領で重要視されているものの実施率が低い.本研究では,理科の学習指導に授業者の視点でICTを身近なものとして活用するための在り方を検討するため,マーカーレス型ビジョンベースAR技術を用いて,沖縄で実際に観察可能な断層としゅう曲に注目した中学校向け地層観察代替教材を製作した.また,教材製作過程から「理科を教える教師教育」の在り方を展望した.学習内容に興味関心がある学生は,高度なICT活用能力が無くても大学での学びを生かして自らのアイデアを基盤にARを利用した地層観察代替教材が製作可能である.製作した教材は,現職教員からARと携帯情報端末を用いるという枠組みは肯定的に評価されたが,内容構成や使用のメリットに関しては十分には受け入れられなかった. </p>
著者
城間 吉貴 北條 優 福本 晃造 レンゼッティ アンドレア 宮国 泰史 古川 雅英 杉尾 幸司
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.335-336, 2020

<p>琉球大学では,科学技術振興機構の支援を受けて2018年度より琉球大学GSCプログラム(琉大カガク院)を実施している。この事業では,早期から高校生の基盤的能力を伸長させる機会を提供している。このプログラムによる受講生の能力・資質の伸長を把握するため,受講前と受講後に受講生の能力評価を実施した。その結果から,琉大カガク院の受講により,受講生の研究基礎力が多面的に成長していることが示唆された。</p>
著者
野口 大介
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.259-260, 2020 (Released:2020-11-27)
参考文献数
10

全国の高校生によって発表された最近の化学研究テーマは従来の枠組みの区分には収まらない多様なものが増加する傾向にある.高校化学で学ばれることになる新たな項目「化学が果たす役割」に適合しうる先端的なテーマがある一方で,プラスチック(合成高分子)の再利用をテーマとしたものはほとんど見当たらなかった.
著者
清水 美憲
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.75-76, 2009
参考文献数
8

シンガポールにおける数学カリキュラムの枠組みを概観し,我が国の教育課程と対比してその特徴を考察した。シンガポールの数学カリキュラムの枠組みは,数学的問題解決を中核として情意面まで含む広い立場から数学カリキュラムを把握する点に特色があり,我が国の教育課程編成における数学方法的の観点からみた学年・学校種間の接続のあり方を再考する必要性を示唆する。
著者
國次 太郎 石田 唯之
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.257-258, 2005
参考文献数
5

シンガポールの数学教育は,国際調査の結果が優秀であったことから注目されている。シンガポールの教育制度は,すべての子供の能力を最大限に発揮できるようにすることをねらいとされ,最近,この方向でさらに柔軟性と多様性をもとめて改革が加えられている。数学や自然科学における創造性を発揮できるよう数学・科学に重点をおいた中等学校が新設された。そこでは,学校の独自性と大学との強い連携が強調されている。
著者
佐々木 悠朝
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.473-474, 2018

本研究は高校生物基礎において,一人一台ずつChromebookを操作し,共同編集が可能なGoogleスライドの活用することによって,Aronson, E. et al.(1978)が提唱したジグソー法を組み合わせたアクティブラーニング型授業を行なった。その授業展開と,またその結果,今後の課題について報告をする。
著者
松原 静郎 佐藤 輝夫 高橋 泰
出版者
一般社団法人日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.129-130, 1992

小学校5年から中学校1年, 中学校2年から高等学校1年の各学年間で追跡調査を実施した。「理科得点」と, 関心・態度に関する合成変数「科学の価値」と「理科の学習」を設定し, 経時変化と前年度の結果が次年度の及ぼす影響を調べた。科学の価値には大きな変化は見られず, 理科の学習では望ましくない方向への変化が見られた。次年度への影響は, 同一変数間で大きいが, 異なる変数間ではわずかに理科の学習と理科得点の間に影響が見られた。
著者
大木 道則
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.17-18, 2008

筆者が、SSISSを立ち上げるにいたった考察の経緯とSSISSの狙うところおよび狙いを実現するために取っている手法について述べる。
著者
山口 悦司 舟生 日出男 出口 明子 稲垣 成哲
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.391-392, 2010

筆者らは,iPhone/iPod touchの環境で運用できるデジタル運勢ラインシステムを開発している.本研究では,同システムの試験的評価として,大学院生を対象とした実験授業を実施し,大学院生への面接調査を通して,iPhone/iPod touch版システムとして新たに生じると考えられるユーザインターフェース上の利点や問題点を明らかにした.その結果,小さくて,軽いデバイス上で同システムを利用すること,マルチタッチ入力のデバイス上で同システムを利用すること,1人1台のデバイス環境で同システムを利用することの利点や問題点が明らかとなった.
著者
曽我 雅比児
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.81-82, 1997

市民革命期の公教育プランにおいては科学の教育は重視されるが, 反動〜革命〜反動と勢力図が変転する19世紀フランスにおいて、科学教育の地位は不安定な状態におかれる。エリート養成を使命とし、それゆえ人間を考察する文芸教育が極めて重視されてきた中等教育においてとりわけそのことがあてはまる。しかし、産業化の進展にともない職業教育そしてそのための基礎教養として科学教育の必要性が主張されるようになる。1852年のフォルトゥル文相による専攻別クラス分け制度の創設はそのような世論に応える試みであったが、社会的認知を受けるに至らなかった。
著者
西川 純 黒田 雄一
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.237-238, 1994

問題解決直後にその問題再生させたときに現れた、正答者と誤答者の違いは、問題解決の段階で起こるのか、問題読みとりの段階で起こるのかを調査した。そのため、同一の問題を、問題解決させる群と、問題解決させない群に与え、課題終了後その問題を再生させた。その結果、両者の違いは、主に問題解決の段階で生じることが明らかになった。
著者
池田 文人
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.271-274, 2006

人間には少ない情報から結果を推論できる能力がある。この能力のために「思いこみ」が生じ、日常生活で様々な「失敗」が生まれる。しかし、「思いこみ」は多様な個性を生み出し、社会の活力になる。こうした「思いこみ」の二面性について企業における事例を紹介するとともに、個々人の「思いこみ」を生かしながら「思いこみ」による失敗を回避するような大学教育における取り組みを紹介する。
著者
飯高 茂 谷沢 晃 長谷川 武志 南谷 和範
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.381-382, 2004

携帯型ゲーム機で簡易型のグラフ電卓を作成することを試み,任天堂のGBA(ゲームボーイアドバンス)の上で関数のグラフが描けるソフトができた.三角関数と有理式を含む媒介変数式,多項式による陰関数表示された関数についてのグラフが高速にかつ美麗に描けるので,大学の基礎課程の数学の学習にも有益であると思われる.
著者
森田 直之 簗瀬 立史 星 輝彦 林 克征 浅見 大治 川端 康正 中込 秀樹 早川 信一 金田 裕治
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.300-301, 2015

<p>東京都立多摩科学技術高等学校(以下、本校)は、平成22 年に開校した東京都でも比較的新しい高校で、平成24 年に文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定され、3 年が経過した。この間、本校で課題となったのは倫理教育の在り方についてであった。本校では、SSH 指定科目である「科学技術と人間」という科目で「技術者倫理」という単元を用意し授業を展開してきたが、生徒へのメッセージ性は不十分というのが我々教員の印象であった。そこで、生徒たちに考えさせることを主軸においた教育活動の実践として、未来の科学技術を多く取り上げたウルトラセブンを題材に倫理教育を行なうプロジェクトチームを立ち上げた。本研究では、我々の教育実践と教育効果の考察について報告する。</p>