著者
松浦 正史
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.115-116, 1995

普通技術教育の必要性について清原の考え方を現代や近未来の社会に適合させ,さらに,人間生活や生徒の人間発達の機能的な側面からの重要性等を示した.高度な技術社会の維持には国民の高度な技術的水準の必要から,高等学校における普通技術教育を提唱した.
著者
山野井 一夫 辻岡 国治 宮川 貴子
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.325-326, 2007

SNS(Social Networking Service)は、閉鎖された空間で人と人とのコミュニケーションをサポートするソフトウエアである。筆者らは、PHPを使ったWebページに作成したモジュールを容易に組み込むためのデコレータ機能をもつSNSシステムを開発した。Usagi SNSは、MVC(Model View Controller)モデルを用いたフリーソフトのOpenPNEをベースに独自にデコレータ機能を追加し、アンケート機能やアルバム機能などの必要なモジュールを容易に追加拡張できるようにした。
著者
小原 豊
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.163-166, 2005

本稿の目的は,国際教育協力分野の教員研修による成果を持続・普及させる一助として授業アーカイブスのあり方に関する若干の考察を行い、その基本的な問題点を整理することである。レクチャ、エキスパート、トレイニーの3っのカテゴリー別でアーカイブスの役割を述べた上で、その問題点を技術面(ファイルサイズと配信方式、データ収録・編集技法)、運用面(研修員のICT能力拡充、メンタリング、省力化、キラーコンテンツ確保)、法規面(著作権、肖像権、個人情報保護)から整理した。
著者
宮野 純次
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.419-420, 2007

NPOの自然活動リーダーと大学・短大の教師の卵たちとが連携しながら,小学生を対象としたジュニア自然大学「こどもゆめくらぶ」で,自然観察や畑での栽培活動,自然文化(自然工作,科学教室,自然とのふれあい遊び,紙芝居)活動を実施している。多世代交流の場となり、こども,リーダー,サブ・リーダーは,驚きや発見を共有し,互いに影響を受けながら,互いに影響を与え合っている。
著者
下野 洋 市川 智史 梅埜 国夫 小椋 郁夫 恩藤 知典 河原 富夫 小島 繁男 小林 道正 五島 政一 佐藤 俊一 猿田 祐嗣 下畑 五夫 浜中 正男 藤田 郁男 松田 義章 三宅 征夫 山下 浩之 山田 正昭 渡辺 享
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集
巻号頁・発行日
vol.19, pp.315-316, 1995

理科の野外学習指導法の体系化を図るために、野外学習の有効性、必要性、児童・生徒の環境認識の実態、野外学習の目標、カリキュラム上の位置付け、野外学習の指導の型、観察対象の類型化、野外学習の指導法などについての検討を行った中間報告である。
著者
渡辺 勇三
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集
巻号頁・発行日
vol.32, pp.241-242, 2008

相模原市立城山公民館で平成19年9月1日に「子ども宇宙ステーション」と題して親子星空教室が企画された。日本の月探査機「かぐや」の活躍と宇宙と天文の初歩的な学習に併せて夏の夜空の代表的な星座を観測することを目的とする公民館事業である。平成20年2月8日に「暮らしの教養講座・真冬の宇宙学&スターウォッチング」が企画実施された。冬の星座のギリシャ神話と赤く輝く火星に焦点を当てながら月の科学を学習した。続いて近くの中学校校庭に場所を移して南の空の観測を試みた。天候のために実施できなかった前記の夏の空に比べて雪に洗われた天空に代表的な星座を眺めることができた。前者では夏休みの最後の時期に、後者では正月気分もおさまった冬の最中に子ども達に良い学習の機会を贈ることができた。
著者
伊藤 光雅
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集
巻号頁・発行日
vol.33, pp.475-476, 2009

マレーシア政府の東方政策の一環として誕生した、マレーシア人学生に対しての日本の高専留学プログラムは、1983年に1期生の入学から、1999年にはアジア通貨危機のため1年間の学習募集停止をしたが、2009年3月には第25期の修了生を日本へ送り出し、これまでに25年に渡る伝統を持つに至った.現在までに教務運営や教員採用形態も数度の変遷を経て、2009年4月からは、マラ工科大学(UiTM)国際教育センター高専予備教育コース(INTEC, DPT KTJ)へ機関移転した.本機関での理数教科教育は、マレーシア人学生に対してマレーシア予備教育課程の理数教科教育を1年次にマレーシア人教員、日本の高等学校指導範囲を2年次に日本人教員により教育する.日本への留学のための日本語教育と同時に日本語で理数教科教育をも行っている.この特徴の故に生じる課題も多く、その課題への対策授業、さらに日本の高専編入学後を見据えた先取り授業の取組みと、これまで25年間にて数回実施した高専編入学後の追跡調査結果について報告する.
著者
荻原 文弘
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集
巻号頁・発行日
vol.31, pp.383-386, 2007

高等学校の数学教育において3次元動的幾何ソフト(以下, 3D DGS)を活用することにより,次の学習・指導を改善する可能性が高まる: I)内容の理解を深めるための学習・指導, II)内容の関連性を深めるための学習・指導, III)内容の扱いを拡げるための学習・指導。
著者
山崎 良雄 高橋 典嗣 垣内 信子 高橋 和子 間々田 和彦 田仲 永和
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集
巻号頁・発行日
vol.28, pp.469-470, 2004

私たちの地球は、太陽系の第三惑星として、太陽やその他の惑星とともに、約45億年前に誕生した。この間、大地にはさまざまな動物や植物が繁栄し、進化をとげてきた。現在の地球は太陽系の他の惑星とちがい、「水の惑星」と呼ばれるように、生命に最適な環境がそなわっている。この地球のことをもっと知り、より地球の大切さを実感してもらうことをねらいとし、毎年学校で健康診断をするように、夏至の日を「地球の健康診断の日」とし、世界規模で地球の診断の試みを啓発普及していきたい。
著者
坂本 美紀 稲垣 成哲 竹中 真希子 山口 悦司 藤本 雅司 山本 智一 大島 純 大島 律子 村山 功 中山 迅 近江戸 伸子 竹下 裕子
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集
巻号頁・発行日
vol.28, pp.425-426, 2004

筆者らは,遺伝子組み換え食品(GMF)を題材にした科学教育のためのCSCL環境を開発し,小学生を対象にデザイン実験を行っている.本研究では,このデザイン実験の評価の一環として, GMFに対する理解とイメージが,単元の学習を通して変容したかどうかを検討した.分析の結果,概念的理解については. GMFの基礎知識や論争性についての理解が進んだことが明らかになった。また,イメージの変容も確認された.
著者
西島 徹
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集
巻号頁・発行日
vol.29, 2005

本発表は,読売新聞の記者としてフィンランドの教育を現地取材した印象を紹介する。日本との相違点が明らかとなった。
著者
大谷 実 瀬沼 花子
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集
巻号頁・発行日
vol.28, pp.133-136, 2004

数学教育における創造性の育成に関して,才能豊かな児童・生徒に対する特別な方策を講じてきたハンガリーを取り上げ,その伝統と今日的課題を整理する.①数学は初等・中等教育段階の必履修教科であり,数学コンテストや数学教育雑誌等が創造性育成の重要な手段として機能している.②社会主義崩壊後,中等教育の拡充・と多様化が進み,数学優秀児のクラス数が増大した.③国家基本教育課程(NAT)の実施と欧州連合加盟により,数学の教育内容の大幅なレベルダウンと授業時間数の削減,学力低下が懸念されている.
著者
高橋 典嗣 山崎 良雄 庄司 涼 鈴木 愛理 吉川 真
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集
巻号頁・発行日
vol.35, pp.281-282, 2011

科学衛星「はやふさ」の成果は、地球帰還後に多くの人々に知られ、社会から賞賛されるようになった。その人気は何なのか、どのような人々が支えているのか、はやぶさ地球帰還1周年記念講演会の参加者から、その動向をさぐることにした。