著者
牧野 光則
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, no.2, pp."SSS-1", 2010-03-02

JABEE(日本技術者認定機構)は2009年に一般社団法人化し、認定審査を含む体制がより充実の方向に進んでいる。また、既に告知済みの通り2010年度からJABEE認定基準の改定が適用されるほか、IEA Graduate Sttributesなど国際動向への適合性の向上に向けた取り組みが進んでいる。そこで、2010年度改定の認定基準の内容や経過措置を中心に平易な解説を行い、最近のJABEEの動向も含めて以下の内容について説明する。
著者
坂上 岩太
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, pp.563-564, 1997-03-06

図1は基板厚が一定のまま使用周波数が上がった状態で, いわば雪だるま的回路構造である。これに対して, 図2は極めて細い伝送路によるラットレース回路である。使用基板厚がmmオーダーからμmオーダーに変化した結果と言える。これは1990年以降の目立った特徴であり, 本稿では特に最近のリング状回路素子に関して回路構成の立場から検証する。
著者
五味 照義 武田 浩二 涌井 文雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1996, no.1, 1996-03-11

レーザプリンタ等Hardwareで直線描画の稼働効率を高めるには、ベクタ-ラスタ変換器(VRC:Vector Raster Converter)の高速化が重要である。そのためデジタル直線描画については、整数演算で高速処理を可能としたBresenham方式などが報告されている。更に同方式の高速化を実現するには、繰り返し使用する加算段数の削減が重要な意味を持っている。ここで筆者らは、加算段数の削減に有効な新しい浮動基数型デジタル直線描画アルゴリズムを報告してきた。本小文では、浮動基数型高速デジタル直線描画アルゴリズムに基づいたHardwareを、加算時に桁上げの連鎖を生じない2進SDFA(2-SDFA)を用いて高速型のVRCを構成し、これを評価する。
著者
西山 禎彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27

従来、通信網では、発信者向けのサービスが多く、キャッチホン、着信転送等の着信者向けサービスも一部見られたが、めいわく電話おことわりサービスのように、悪戯電話から着信者を保護するサービスが1994年開始された。また、着信者向けサービスは少ないため、今後、多く提供されるようになると予想される。
著者
黒岩 眞吾 酒寄 信一 山本 誠一 藤岡 雅宣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27

KDDでは海外から日本のオペレータを直接呼びだし,国際オペレータ通話が可能な「KDDジャパンダイレクト^<SM>」という国際電話サービスを提供し,多くの日本人旅行者等の利用を得ている.しかし,特定の国からの呼については,現地の子供達等によるイタズラ電話が多く様々なトラブルを引き起こしている.そこで,オペレータに呼を接続する前に音声応答装置により対応しイタズラ呼の接続を排除するシステムを開発した.
著者
今井 浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.1, pp.411-412, 1995-03-27

本稿では,最適化アリゴリズムの研究動向について,まず伝統的なものと相対的に新しいものを簡潔にまとめる.そして,その中の厳密解法である分技限定法・動的計画法に関連するもので,VLSIの論理設計の分野から実用性が注目されてきた2分決定グラフ(BDD)の最適化問題への応用について触れる.また,モダンヒューリステックでの近傍探索に関連した話題として,局所情報のみを用いて全域情報を列挙する逆探索手法について述べる.分量の制限のため,このように具体的に紹介するのは筆者の興味からこの2つに限るが,もちろん最適化は広範な分野であり,本稿を元に他の研究動向についても興味をもって頂けると幸いである.