著者
佐藤 泰介
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.22, no.11, pp.p1024-1036, 1981-11-15
著者
林 達也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.14, no.9, pp.652-660, 1973-09-15

Asystem design language, DEAPLAN, is described. This language is designed so as to be suitable for use instructured top-down design of the whole operating systems. Some major features that seem to be necessary in such design languages are as follows:(1) ability to define and use any module and/or module type whose logical level is higher than that of a procedure appearing in conventional programming languages, (2) ability to define and use any module whose internal structure is undefined, (3) ability to define and use any data and/or data type whose internal structure is undefined, (4) ability to provide appropriate means for highly efficient structured design, (5) ability to describe storage allocation and interface between modules, Using such a language, it is hoped that we can take a step toward the computer aided design of operating systems.
著者
北川初音 乃村能成 谷口秀夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. [システムソフトウェアとオペレーティング・システム]
巻号頁・発行日
vol.2013, no.17, pp.1-8, 2013-07-24

計算機の性能の向上にともない,1 台の計算機上で複数の OS を動作させる方式が研究されている.これらの研究において,複数の種類の OS を動作させることで,それぞれの OS が持つ特性を同時に利用できる.しかし,OS 混載のために仮想計算機方式を用いた場合,OS 間で依存関係が発生する.そこで,1 台の計算機上で Linux ベースの OS を複数混載する方式を提案する.本提案方式では,Linux の機能に制限をかけることなく動作可能である.本稿では,Linux ベースの OS を混載する場合に,改変を加える必要がある部分を明らかにする.また,本提案方式を実現するために必要な改変量は小さいことを示す.最後に本提案方式の実例として,Linux と Android の混載と 32/64bit Linux の混載について述べる.
著者
谷川 嘉伸 手塚 悟 小黒 博昭 橋川 善之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.48, no.9, pp.3110-3124, 2007-09-15
参考文献数
19

タイムスタンプの統一的な検証およびタイムスタンプの時刻信頼性の検証を実現するタイムスタンプ検証サーバを開発した.実用性と拡張性を重視し,RFC 3029 を拡張したタイムスタンプ検証プロトコルを設計・開発し,任意の方式で作成されたタイムスタンプを統一的に検証できるようにした.また,検証対象とするタイムスタンプ方式において商用サービスの独自方式を含めることを目標とし,非公開の検証モジュールをタイムスタンプ検証サーバにアドオンするために使用できる共通インタフェースを設計・開発した.さらに,時刻信頼性検証方式として時刻監査証明書確認方式と時刻監査レポート確認方式を設計・開発した.実装したタイムスタンプ検証サーバを用いてRFC 3161 ベースのタイムスタンプとISO/IEC 18014-2 アーカイブ方式ベースのタイムスタンプの検証動作を確認し,対話環境において実用性があることを確認した.We developed a time-stamp validation server which provides universal time-stamp verification and time reliability verification. We designed and developed the time-stamp validation protocol based on RFC 3029 for its practicality and extensibility. Moreover, we designed a common interface for verification modules of original non-standard time-stamping schemes. As time reliability verification schemes, we also designed time attribute certificate verification scheme and time audit report verification scheme. We constructed a prototype client-server system, and confirmed that the server successfully performed time-stamp validation of two types of time-stamps, which are based on RFC 3161 and the ISO/IEC 18014-2 archiving scheme.
著者
帷子 京市郎 鈴木 智之 中村 克行 趙 卉菁 柴崎 亮介 仲川 ゆり
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. CVIM, [コンピュータビジョンとイメージメディア] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.158, pp.229-236, 2007-03-19
参考文献数
13
被引用文献数
1

本論文では,面的に測距を行うレーザスキャナを用いた群集の追跡手法,及び駅での検証実験により求められた群衆流動の可視化の方法について述べる.提案手法は,複数のレーザスキャナを時間的・空間的に同期させ,計測された歩行者の足断面のレンジデータから複数の歩行者を追跡する.追跡アルゴリズムは,レーザポイントに対して単純な時空間的クラスタリングを行うことで,実時間の処理を可能にしている.さらに得られた多数の軌跡データに対して位置と方向を考慮した三次元的なカーネル密度推定を行うことで,群衆流動の方向や通行密度,サイズといった情報の可視化を行う.また,得られた軌跡に対してOD別通行量の精度を評価した.
著者
FENG Z. -R. TAKAOKA TADAO
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
J. of Information Proc. (ISSN:03876101)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.173-177, 1988
被引用文献数
1

It is shown how to modify the Boyer-Moore string matching algorithm so that the number of characters actually inspected and the running time decrease sharply as the length of pattern gets longer.
著者
伊藤 一成 橋田 浩一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. DBS,データベースシステム研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.140, no.2, pp.505-510, 2006-07-14
参考文献数
14
被引用文献数
3

文法の理解を必要としないで直感的に理解できる表現形態として絵文字(ピクトグラム)があげられる.我々はその応用として二次元的に配置された絵文字群の空間的な位置関係を意味構造化した"絵文"という概念を提唱している.絵文の構成素となる絵文字間の相対位置関係に基づく関係と既存のオントロジーをマッピングすることで,絵文字の作成や理解を支援する仕組みについて提案する.
著者
佐藤 嘉則 川崎 明彦 森田 豊久 福本 恭
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. CSEC, [コンピュータセキュリティ] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.459-465, 2005-07-21
参考文献数
11
被引用文献数
1

プライバシー保護への社会的要請が高まっている昨今, 個人情報に関わるあらゆる企業内情報システムではプライバシーへの配慮が不可欠となっている.本稿では, 情報主体への到達可能性を制御するというコンセプトに基づき, 実名・偽名データの結合をICカードにより制御する個人情報管理システムを提案する.提案システムは, 業務アプリケーションへの影響をできるだけ抑えつつ, 詳細な個人情報の利用機会の最小化, 利用権限の物理的保護の実現を狙うものである.本稿では提案システムの概要について述べる.
著者
福田 洋治 佐野 工 白石 善明 森井 昌克
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. ICS, [知能と複雑系] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.125, pp.69-76, 2001-07-23
参考文献数
20

ネットワークのサービス品質(Quality of Service; QoS)を保証するQoS制御技術は, ネットワーク・ポリシーに基づいてトラヒックをいくつかのクラスに分類してそれぞれ異なった扱い方をする, 差別化されたサービスクラスを実現する.したがって, QoS制御に利用されるパケットの識別情報(IPヘッダやTCP/UDPヘッダの情報)は, ネットワーク上で閲覧できなければならない.しかし, ESP(Encapsulating Security Payload)やSSL(Secure Socket Layer)などのアプリケーション層に属さない, 暗号化をともなうセキュリティ・プロトコルは, 元パケットの識別情報を秘匿または隠蔽し, ネットワーク上のQoS制御を妨げてしまう.そこで本稿では, ネットワーク上のQoS制御を考慮したセキュリティ・プロトコル(ESP considered QoS, ESPQ)を提案し, その安全性と有効性を検討する.
著者
西田 豊明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.10-16, 1997-01-15
参考文献数
30
被引用文献数
28
著者
来住 伸子
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. NL,自然言語処理研究会報告
巻号頁・発行日
vol.124, pp.87-94, 1998-03-12
参考文献数
5
被引用文献数
3

分野を特定することにより、既存のWWW情報検索ツール(検索エンジンやディレクトリサービス)より効率のよい情報検索が可能なツール、qBookを現在作成中である。qBookはWWWロボットによる自動収集と、収集した文書の内容の特定の分野に関する関連性の評価を並行して行うことにより、小規模で効率のよい、自動収集を行う。この論文では、qBookの実現方法と、特定分野を料理の作り方(レシピ)とした時のqBookの情報収集効率の評価結果を紹介する。
著者
半田 剣一 浜田 喬
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.482-489, 1985-05-15

高級言語の使用により 信頼性の高い分散処理システムを効率的に記述できる.本論文は分散処理システム記述用の高級言語DPLと そのプログラムを目的計算機上で実行するための仮想計算機DOVEについて述べている.DPLはプロセスを単位とした分散処理プログラムを従来の並列プログラミングの手法を使って記述できるPascal系の言語である.DPLは任意のノード上に動的にプロセスを生成でき それらプロセス間の通信はノードの違いを意識せずに手続き呼出し型の形式で記述できる.またプロセスの同期にはguarded regionを採用し システム機能に必要な柔軟な処理が記述可能である.DPLシステムは システム全体を統合的に記述したDPLプログラム自身と 各ノードにあたる計算機のアーキテクチャの相違を吸収しプログラム実行をサポートする仮想計算磯とに階層が分かれる.後者はDPLシステム内のすべてのノード上に実装されるべきソフトであり DOVEはとくに親ノード上の仮想計算機としての機能をもっている.実際のノード間データ通信もDOVEがサポートするものであるが データ型式の統一によりその処理は非常に簡潔なものとなった.実行テストは単一計算機でのシミュレートであるが 十分DPLおよびDOVEの有用性を確かめられるものであった.
著者
黄 海湘 藤井 敦 石川 徹也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. NL,自然言語処理研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.174, pp.49-54, 2006-07-28
参考文献数
10

外国語の固有名詞や専門用語を翻字するときに,日本語や韓国語ではカタカナやハングルなどの表音文字を用いる.しかし,中国語では漢字を用いて翻字する.漢字は表意文字であるため,音は同じでも漢字によって与える印象が異なる.本研究は,中国への翻字において適切な漢字選択するために,発音だけでなく,翻字対象の印象や種別を考慮する手法を提案する.評価実験によって提案手法の有効性を示す.
著者
佐藤 和男 松原 仁
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. EC, エンタテインメントコンピューティング (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.10, pp.1-6, 2014-03-06

本研究では,スマートフォンアプリを使った時間管理方法の確立を目的としている.やること (What to do) が重なるとき,付せんや ToDo リストを用いてやることを整理することがある.ソフトウェア開発においてはガンチャートを用い,作業の工程と各作業に対する見積もりの時間を視覚的に示すことで,工程管理やスケジュール管埋を行っている.しかし,日常生活において簡易的にタスクを把握したい場合,スマートフォンや PC アプリの ToDo リストやメモ帳などを使うことが多いが,ひとつのタスクに対して優先度 (Priority) や締切 (DeadLine) を設定する機能があっても時間コスト (Time-Cost) を設定する機能は稀である.我々は,ひとつのタスクに対して時間コストを設定することができる ToDo リストを開発した.そして,タスクに対して目安となる時間を設定することができれば,タスクの締切を考えながらスケジュールを立てやすくなり,従来の ToDo リストよりも有用性が高いと仮説を立てた.本研究では "時間コスト" に着目し,ひとつのタスクに対してユーザが目安となる時間を設定することによりもたらされる,効果と有用性を明らかにする.
著者
西郷 清和 片岡 幹夫 小川 祐紀雄 小高 浩 新井 利明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. EVA, [システム評価] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.1-6, 2007-06-22
参考文献数
8

ブレードPC方式シンクライアントシステムへの移行に伴い導入されたフリーアドレスオフィス形態におけるユーザのプレゼンス管理について論じる.従来,座席位置を各社員が手動で入力したり,出勤状況を表示したりするツールはあった.しかしこれらのツールは,手間を嫌った社員がデータを入力しないと,誰が出勤しているのか正確に把握できないという課題を抱えていた.そこでユーザに負荷をかけることなく,自動でプレゼンス情報を収集し,在席・離席も含め平易な手段で提示し,ユーザ同士のコミュニケーションを促進するプレゼンス管理システムの開発を行った.
著者
玉木 久夫 土屋 裕希
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. AL, アルゴリズム研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.111, pp.121-128, 2007-03-09
参考文献数
15

平面ユークリッド距離巡回セールスマン問題に対する分割統治法アルゴリズムを提案する。このアルゴリズムは、まず与えられた点集合のドローネ三角形分割を求め、その全域閉小路を再帰的に求める。巡回路をハミルトン閉路から全域閉小路に緩和したのは解の存在を保証するためである。部分解の統合においては、部分解に属す辺とその他のドローネ辺をあわせて統合グラフを構成し、その上の最適解を線形刻み分割を用いた動的計画法により求める。このアルゴリズムの実行時間は分割の幅wを固定したとき、O(nlogn)である。
著者
今野 浩
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.40, no.8, pp.802-806, 1999-08-15
著者
金出 武雄
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.43, no.7, pp.798-799, 2002-07-15
著者
石崎 一明 安江 俊明 川人 基弘 小松 秀昭
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌プログラミング(PRO) (ISSN:18827802)
巻号頁・発行日
vol.43, no.8, pp.110, 2002-09-15

本発表では,Java などの動的クラスロードをともなう言語において,実装が容易な動的メソッド呼び出しの直接devirtualization 手法を提案する.本手法では,コンパイル時に動的メソッド呼び出しに対して直接devirtualization されたコードとメソッドがオーバライドされた場合に実行する動的メソッド呼び出し,の2 種類のコードを生成する.最初は前者を実行し,オーバライドが起きたときにコードを書き換えて後者を実行する.本手法では,コード書換えによって直接devirtualization されたコードを無効化するので,脱最適化のような再コンパイルのための複雑な実装が不要である.一方,再コンパイルを不要にするためにコンパイル時に2 種類のコードを用意するので,制御フロー上に合流点が生成される.一般に制御フローの合流点はコンパイラの最適化を妨げるが,本発表では合流点が存在しても十分な最適化を可能にする手法を示す.さらに,本手法と他のdevirtualization 手法を組み合わせてJava のJust-In-Time コンパイラに実装し,評価を行った.その結果,devirtualizationを行わない場合に比べ,SPECjvm98 とSPECjbb2000 において0 ?181%(平均24%)性能を改善できることを示す.This presentation presents a direct devirtualization technique for a language such as Java with dynamic class loading.The implementation of this technique is easy.For a given dynamic method call,a compiler generates the inlined code of the method,together with the code of making the dynamic call.Only the inlined code is actually executed until our assumption about the devirtualizationbecomes invalidated,at which time the compiler performs code patching to make the code of dynamic call executed subsequently.This technique does not require the complicated implementation such as deoptimization to recompile the method that is active on stack.Since this technique prevents some optimizations across the merge point between the inlined code and the dynamic call,we have further more proposed optimization techniques effectively.We made some experiments to understand the effectiveness and characteristics of the devirtualization techniques in our Java Just-In-Time compiler.In summary, we improved the execution performance of SPECjvm98 and SPECjbb2000 by ranging from 0%to 181%(with the geometric mean of 24%).