著者
荒牧 重雄 羽田 忍
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.71, no.841, pp.494-512, 1965-10-25
被引用文献数
19 23
著者
小坂 共栄
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.82, no.7, pp.477-478, 1976-07-15
著者
岡村 真 島崎 邦彦 中田 高 千田 昇 宮武 隆 前杢 英明 堤 浩之 中村 俊夫 山口 智香 小川 光明
出版者
日本地質学会
雑誌
地質学論集 (ISSN:03858545)
巻号頁・発行日
no.40, pp.65-74, 1992-12-15
被引用文献数
6

別府湾北西部の海底には3 kmから5 kmの長さを持つ5本の正断層が分布する。この分布の様子は, 別府-島原地溝にみられる陸上の活断層分布と類似しているが, 連続する部分は認められない。今回, 長さ2 km以上の断層セグメントを命名した。活動度はいずれもB級 (1-0.1 mm/y) である。地溝状の, 相対する南落ちと北落ちの正断層とは, 東北東-西南西の線により二分される。伊予灘の中央構造線断層系においても地溝状の形態が認められ, 別府湾まで連続するかどうか興味ある問題である。断層の活動度は, 年代が解っている反射層の変位量から求めることができる。しかし, 個々の地震の発生時や変位量を求めるためには, 断層両側のコア試料の対比が必要となる。我々は当初, 豊岡沖断層の両側で海底ポーリングを行い, 海底下20 mまでの試料をえた。しかし, ポーリングによる海底堆積物採取は, 時間と費用がかさみ, 多くの断層に対して, また継続的に行うことがむずかしい。このため以後は, ピストンコアリングにより堆積物の採取を行っている。現在, 海底下20 m以上の連続試料を一日で数本得ることができるようになった。亀川沖西断層では, 過去6000年間に3回の地震発生が認められ, その変位量と時間間隔との間には規則性がある。断層変位の分布は対称で, 断層の両端の近傍で最大となる。
著者
田島 信弘 須藤 俊男
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.67, no.788, pp.301-310, 1961-05-25
被引用文献数
1
著者
廣野 哲朗 芦 寿一郎
出版者
日本地質学会
雑誌
地質学論集 (ISSN:03858545)
巻号頁・発行日
no.50, pp.33-46, 1998-07-31
被引用文献数
1

一般に石化作用や続成作用が十分に進行していない堆積性の物質を意味する, 未固結堆積物の定量的な定義を試みた。さらに未固結堆積物の変形挙動とその構成則および変形の素過程に関する主に工学分野の理論的研究を紹介した。その剪断変形挙動は岩相によって大きく異なり, さらに泥質なものでは先行圧密履歴と排水・非排水条件に, 砂質なものでは初期間隙比と排水・非排水条件に大きく支配される。また, 未固結堆積物を主要構成物質とする現世の付加体前縁部の変形構造に関する研究, および深海底掘削試料や人工試料を用いた実験的な研究を簡単にまとめた。
著者
小林 文夫
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.107, no.11, pp.701-705, 2001-11-15
被引用文献数
1 6

関東山地南部の三宝山帯を構成する, ジュラ紀新世後葉〜白亜紀古世前葉の付加体(御前山層)の石灰岩ブロックから18属23種の有孔虫化石群集が見出された.Codonofusiella kueichowensis Sheng, Nanlingella cf. meridionaris Rui and Sheng, Nanlingella ? simplex(Sheng and Chang), Rubuloides gibbus Reichelなどの指標種が識別されることから, この群衆はペルム紀新世前葉(Wuchiapingian)と考えられる.フズリナ類はCodonofusiellaとNanlingellaだけであり, Reichelina, Staffella, Nankinellaなどは含まれていない.フズリナ類以外の有孔虫では, Robuloidesを除くと, Colaniella, Paraglobivalvulina, Dagmaritaのようなテーチス海域の上部ペルム系に特徴的で広域的に分布する諸属を欠いている.それゆえ, この有孔虫化石群集は石灰岩の堆積年代の決定に有効であるだけではなく, ペルム紀新世の有孔虫古生物地理など関連する諸課題を検討する際の基礎資料として重要である.
著者
三位 秀夫
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.67, no.790, 1961-07-25
著者
山本 啓司 渡邊 和哉
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.102, no.4, pp.XIII-XIV, 1996-04-15
被引用文献数
1

九州西部の西彼杵半局, 野母半島および天草下島には低温高圧型の変成作用を受けた結晶片岩類が分布し, それらは「長崎変成岩類」と総称されている (例えば, 唐木田ほか, 1969;服部, 1992など). 著者らは熊本県天草下島の西部において長崎変成岩類の変形構造の調査を進めているが, 最近, シース褶曲 (sheath fold, 鞘状褶曲) の3次元形態を観察できる露頭を発見した, シース褶曲の形成過程については, 変形岩の野外および顕微鏡下での観察やモデル実験などによって解析されている (例えば, Minnigh, 1979; Cobbold and Quinquis, 1980; Skiernaa, 1989など). それらの結果から, シース褶曲の鞘状部の先端の向きは, 褶曲形成時の勢断方向と一致していることが知られている, シース褶曲の形態を記載することは岩石の変形史を知る上で重要である. しかし, 野外では一つの断面しか観察できないことが多いので, 褶曲軸などを正確に測定することは一般には困難である. ここで紹介する露頭では, シース褶曲が発達した岩石のさまざまな方向の断面を観察することができる.
著者
山本 荘毅
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.89, no.12, 1983-12-15
著者
望月 勝海
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.37, no.444, 1930-09-20
著者
野沢 保
出版者
日本地質学会
雑誌
地質學雜誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.91, no.11, 1985-11-15