著者
柿沼 陽平
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
2009

制度:新 ; 報告番号:甲2935号 ; 学位の種類:博士(文学) ; 授与年月日:2009/10/14 ; 早大学位記番号:新5169
著者
浅古 泰史
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2020-04-01

政治経済学・公共選択論の主な数理モデルは、米国の政治制度を強く意識したものが多い。しかし、二大政党制や大統領制など、米国の政治制度は欧州やアジアの民主主義国から見れば特殊なものである。政治制度の在り方が政策の意思決定過程に与える影響を考えるうえで、米国以外の政治制度を想定した研究が必須であると言える。そこで本研究では、日本や欧州などの議院内閣制を分析する理論的枠組みを構築していくことを目的とする。特に、議院内閣制の特徴の1つである内閣不信任決議、および首長が有している議会解散権に着目する。
著者
安江 仁孝
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
pp.1-151, 2019

早大学位記番号:新8361
著者
野村 平爾
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
1958

博士論文
著者
谷口 正信 山下 智志 青嶋 誠 阿部 俊弘
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2018-06-11

広汎な観測に対して、一般化因果性指標の導入と、その最適推測論の構築、その膨大な応用をもくろむ研究推進である。本年度は、まず、2次モーメントを持たない安定過程からの因果性解析について、応答行列を用いて、一般化因果性を導入し、経験尤度統計量に基づいた因果性検定を提案し、その漸近分布を明らかにして、有用性を数値的にも検証した。また、安定過程も含む確率過程に対して L^p ノルムでの予測子、補間子を求めることができ、安定過程に対するL^p ノルムでの、因果性導入の基礎研究も前進させた。位相データに対しては、まず、パーシステントランドスケープに基づく位相指標を用いた実際の金融解析で、国内、米国、欧州の総合指標に適用し、金融危機以前に、この位相指標が、大きく動くことを観測した。この結果は、位相指標に基づいた因果性解析は、将来の予期できない危機への因果性抽出のポテンシャルが期待できることを意味し、今後の該当分野の研究発展への一里塚となった。高次元時系列解析においては、種々の設定での自己共分散行列の推定や、Whittle 推定量の漸近性質を明らかにした。またこの設定での時系列判別解析での基礎理論構築や、時系列分散分析における古典的検定統計量の漸近分布の導出もでき、福島県の多地域の放射線データに適用された。これらの諸結果は、高次元時系列に対する因果性研究の基礎となる。高次元観測においては縮小推定量が有用であるので、時系列縮小推定量の諸性質も明らかにされた。時系列観測を 0 と 1 の2値に変換したデータに基づき時系列解析を行うことができる。この場合、情報を失うので、推測の効率は失われるが、種々の頑健性を示すことができた。この流れで、スペクトルに基づく離反度を導入し、これに基づく因果性指標の推定量から因果性検定統計量が導入できる、これにより、この検定は、外れ値に対して頑健性を持つ。
著者
青柳 有利子
出版者
早稲田大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2009

近世能楽史の究明を目的として、徳川御三卿旧蔵資料を調査した。徳川御三卿は、幕府御抱え役者の有力な後援者として能楽界に少なからぬ影響力を持っていたことが知られ、その旧蔵資料を調査することで江戸後期能楽界の様相を窺い知ることが出来ると考えられるためである。本研究の特色は膨大な歴史資料を調査対象とした点にあり、これにより従来の能楽資料を中心とした断片的な考察に、歴史的な裏付けを与えることが可能となる。一橋家については、昨年度収集した写真資料を翻刻し、当該データの論文化を進めた。中でも近代一橋家の日記に、明治期の能界や一橋家旧蔵の能装束、徳川家周辺の能楽愛好の様子などを示す有用な記事が見られたため、計画段階では対象外としていたが、今年度も調査を継続した。調査は、茨城県立歴史館所蔵の近代一橋家日記108冊から能楽に関わる記事を抽出し、デジタルカメラで撮影をした。その成果の一部は平成23年1月24日の能楽学会例会(於早稲田大学)で「明治期の華族と謡講-一橋徳川家旧蔵史料をもとに-」の題目で発表し、近代一橋家日記に見える能楽関連記事の概略や、謡講の具体的な記事、明治17~40年頃にかけて徳川宗家・田安家・一橋家・徳川慶喜・蜂須賀家・酒井忠惇等を中心に十徳会なる謡講の会が催されていたこと等について報告した。また近世についても、田安家旧蔵『獻英楼畫叢』の注記と一橋家日記の演能記録が一致することや、文政十年から文久二年に一橋家に出入りしていた役者名、および演能記録が明らかになっている。さらに国文学研究資料館「田藩文庫」の能楽関連資料の収集・整理も行なったので、それぞれ成果がまとまり次第発表する予定である。なお清水家については、旧蔵資料が所在不明のため調査は行なっていない。以上
著者
土田 健次郎 丸谷 晃一 沢井 啓一 黒住 真 野村 真紀 遠山 敦
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1997

伊藤仁斎の全集はその盛名にもかかわらず一度も刊行されたことはなかった。本研究はその全集作成の基礎作業を企図したものである。本研究ではまず資料の調査と収集から着手し、天理図書館の古義堂文庫所蔵の仁斎自身の諸稿本、定評のある林景范筆写本(林本)の焼き付けをはじめとする多数の基礎資料を入手した。また仁斎の刊本には東涯の手が入っていると言われ、仁斎研究は同時に東涯の資料の調査を必須とするが、東涯の基本資料の収集も精力的に行った。本研究では、収集した資料をもとに、まず仁斎全集の基礎作業として、『論語古義』の一部の訳注と、『中庸発揮』の諸稿本の対校表を作成した。また従来の研究においては仁斎の五経観はその四書観に比して明らかに手薄であったが、この方面の成果として、仁斎の『易経』観と『春秋』観についての論文二篇を作成した。さらに仁斎の思想分析に関する論文二篇、日本近世思想史上の重要なテーマである仁斎から荻生徂徠への展開に関する論考二篇も発表した。これらは全て報告書に登載してある。本研究では収集した資料をもとに仁斎の代表作の最良のテキストのデータベース化にも取り組んだ。そのうち『論語古義』、『孟子古義』、『大学定本』、『中庸発揮』、『童子問』、『語孟字義』、『古学先生文集』、『古学先生詩集』はほぼ完成し、『仁斎日札』、『古学先生和歌集』についても2001年中にできあがる予定である。報告書にはそのサンプルを載せた。また仁斎・東涯、古義堂に関する研究文献目録のデータベースも作成し、試行版をインターネットに流した。これは統一方針のもとに新たにキーワードを採集しなおしたものであって、質量ともに従来のものをこえ、さらに作業を継続中である。報告書にはそのデータのプリントアウトしたものを載せた。
著者
束原 文郎
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
pp.1-161, 2019

早大学位記番号:新8345
著者
永田 靖
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

タグチメソッドは田口玄一博士が長年にわたり独力で開発してきたデータ解析手法の総称であり,世界中の技術者により用いられている.タグチメソッドは,①SN比に基づくロバストパラメータ設計,②MTシステムと呼ばれる独自の多変量解析手法,③損失関数を用いた評価技法の3つに分類できる.本研究では,①と②を取り上げ,既存手法の理論的性質を明らかにし,様々な改良手法を提案した.これらの研究成果のいくつかは,関連学協会からの賞の対象となり,この分野の研究者や技術者から高く評価されている.
著者
中村 民雄
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2018-04-01

この研究はイギリスのEU脱退(Brexit)の前後を比較し、イギリスとEUの各法制が、越境的な広がりを持つ共通の問題についてグローバル次元でいかなる法を形成するかを観察することを前提に、グローバル行政法の基礎理論を考えようとする。ところが観察の前提であるBrexitが、イギリス国内政治の混乱により、本研究期間の2年度めに入っても実現しておらず、先行きも不透明である(2019年4月時点)。そこで研究の有意義な成果がでるように方法と焦点を再考する必要に迫られた。ゆえに初年度の環境法制の変化については、(1)現行の法制度が脱退協定により変化するものかどうかを検証すること。(2)イギリス独自の制度的工夫でグローバル行政法形成に直結しそうな展開を調査すること。(3)グローバル行政法の基礎理論の考察をEUが日本と締結した協定も手がかりに進めること(これはBrexit後のイギリスがEUと締結する協定のモデルとなりうる)。以上の3点に絞って研究を進めた。(1)については、EUの環境法制度のうち、イギリスがもっとも実施において困難を抱えてきた大気汚染防止の項目について、脱退後は独自法制度で取り組むことが示唆されていることを把握した。(2)については、全国規模ではないが、地方分権後のウェールズにおいて議会が、将来世代の利益を代弁して現在の世代の政策形成において考慮させる「将来世代オンブズマン(Future Generations Ombudsman)」の制度を、ウェールズ議会の制定法により創設したことに焦点をあて、2019年3月に当該オンブズマン事務局において法令やネット情報等では得られない具体的な活動の成果や活動上の困難や留意点、そして世界の類似の制度との協力の有無や協力の成果についてインタビュー調査をした。(3)については、EU-Japan Forumにおいて研究発表をした。
著者
志々田 文明 大保木 輝雄 池本 淳一
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

以下の点を検証した。(1)武術/武道の本義としての武術性(実戦的な実用性)は、暴力性という評価に結びつく以前に人間の動物性からくる生き抜く力にある点。(2)日本武道。剣術/剣道には、その歴史的性格(実戦・芸道・競技)に各々臨機応変に作用する実践知があること。柔術/柔道では、嘉納治五郎の求めた思想が柔術/剣術を総合した新たな様式の武道の出現にあり、武術性を具備した文化的発展にあったこと。(3)東アジア武術。中国武術は近代以降に西欧文化の影響で競技武術として成立し、その国際化に伴い武術性が減少して競技性や娯楽性が重視されてきたこと。また戦後に創始された韓国武芸のテコンドーでも同様であること。
著者
西村 朝日太郎
出版者
早稲田大学
雑誌
比較法学 (ISSN:04408055)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.73-116,図1枚, 1969-04
著者
兼田 麗子
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
2006

制度:新 ; 文部省報告番号:甲2288号 ; 学位の種類:博士(学術) ; 授与年月日:2006/10/12 ; 早大学位記番号:新4336
著者
蒙古勒呼
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
pp.3-123, 2016

早大学位記番号:新7560