著者
表 章
出版者
法政大学
雑誌
能楽研究 (ISSN:03899616)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.1-40, 1976-02-20
著者
濱中 春
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

1800年前後のドイツ語圏における気象学史を、リヒテンベルク、アルニム、ゲーテの気象学との取り組みを通して見直した。気象学の近代化に際しては、観測機器の改良や観測網の構築と並んで、天気記号やグラフ、等値図などの視覚的な表象も考案されたが、当初はそれらの科学的な意味自体が省察の対象となるとともに、それらの表象の利用方法も確立されていなかった。このように、1830年頃まで気象学は、数学的な抽象化と視覚的な具体化とのはざまで揺れ動いていたことを明らかにした。

2 0 0 0 OA 民法要義

著者
梅謙次郎 著
出版者
法政大学
巻号頁・発行日
vol.巻之1 総則編 24版, 1903
著者
小黒 一正
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究では、勤労世代と引退世代との間の政治的な力関係により、将来の成長を促す政府投資(例:科学技術・研究開発)と公的年金の配分割合が変化する「世代重複モデル」を構築し、「余命投票方式」への移行可能性の分析を行った。その結果、次のことが明らかとなった。まず、人口動態が変化する状況の下での「選挙制度」の重要性や、「余命投票方式への移行可能性」である。また、一定条件の下、「現行の投票方式」から「余命投票方式+地域別選挙区」や「余命投票方式+年齢別選挙区」に移行可能であることも分かった。
著者
根崎 光男
出版者
法政大学
雑誌
人間環境論集 (ISSN:13453785)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.A1-A12, 2001-03-31
著者
野原 三義
出版者
法政大学
雑誌
沖縄文化研究 (ISSN:13494015)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.187-222, 1985-03-15
著者
宮永 孝
出版者
法政大学
雑誌
社会志林 (ISSN:13445952)
巻号頁・発行日
vol.52, no.1, pp.126-48, 2005-07

This essay is comprised of 9 chapters . (1) The origin of word " Tetsugaku " ( 哲学 ) in Japan (2) The pioneers who mentioned " Western Philosophy " in the period of the Muromachi in Japan (3) The Jesuit College in Funai ( i.e. Ōita City, Kyūshū Island ) - the birth place of Japanese education on Western philosophy (4) The teachers and the divinity students at the College in Funai (5) The end of the college in Funai (6) The words " philosopho " and " theologia " as appeared in the books published by the Jesuit missionaries in Japan (7) The Western ideas and the scholars of Western learning in the Edo period (8) The imported books on Western philosophy at the end of the Edo period (9) A short history of the introduction of Western philosophy into Japan - from the Edo period until the Meiji period. It was only after the Meiji Restoration that the Japanese started to learn Western philosophy properly . However , when we trace the route of this introduction to its source , it dates back to the end of the Muromachi period ( i.e. the latter half of 16th century ) . When Francisco Xavier (1506~53) , a Jesuit missionary , and his followers first arrived in Kagoshima , Satsuma province , the Japanese learned about Western ideas , such as scholastic philosophy and Greek theology . Since we had no Japanese equivalent to " philosophy " or " philosopher " the missionaries were forced to use the original Portuguese or Latin for the words " philosophy " or " philosopher " . Lectures on Western philosophy started at the Jesuit College of St . Paul ( Colégio de SãoPaulo ) in Funai in September , in the 11th year of the Tensho era ( i.e. Oct. 1583 ) , after 34 years of the introduction of Christianity into Japan . An ltalian padre named Antonio Prenestino ( 1542 - 89 ) first taught logic in Latin to five Portuguese students , which was followed by the brief lecture on dogmatic theology conducted by padre Pedro Goméz ( 1533 - 1600 ) and padre Francisco Calderón ( 1548 - 1618 ) in the 3rd year of the Bunroku ( i.e. l594 ) .It was also at the Jesuit college at Kawachinoura ( 河内浦 ) in Amakusa - jima ( 天草島 ) , a group of islands , west of Kyūshū in the province Higo that Japanese theological stndents were first officially taught Western philosophy and Christian theology in 1599 . The Students then used Compendia compiled by the Spanish Jesuit , Pedro Goméz in 1593 as their testbooks . Though Japanese Christians came in touch with Western ideas and lots of Western thinkers through Jesuit activities and books on Christianity , the newly started philosophical education and the study of Western philosophy in Japan broke down due to the ban of Christianity and to the national isolation promulgated by the Tokugawa government in the Edo period ( i.e. 17th century ) .However the study of Western sciences continued to some extent in Nagasaki while Japan closed its doors to the rest of the world . Nagasaki was the only town in Japan where the Dutch and the Chinese were permitted to traffic . The scholars of Westerm learners in Japan , such as Shizuki Tadao ( 1760- 1806 ) , Watanabe Kazan ( 1793 - 1841 ) , Yoshio Shūnzo ( 1787 - 1843 ) and Takano Chōei ( 1804 - 1850 ) , had a slight knowledge of Western philosophy . Also , we must remember many Japanese classical scholars learned Christian thoughts , Western astronomy , and Western morality through imported Chinese books . It appears to me that every scholar of European learning in Japan didn't have the same keen interest in and deepunderstanding of European philosophy . Having such a weak grounding in Western philosophy and Christian theology was an encumberance in the development of Japanese thought .
著者
西野 春雄
出版者
法政大学
雑誌
能楽研究 (ISSN:03899616)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.17-33, 2000-03-15

平成十年(一九九八)の能楽界は、前年度の名古屋能楽堂の竣工に続いて、豊田市能楽堂・新潟市民芸術文化会館能楽堂など、地方での能楽堂竣工があいついだことが特筆される。そして、各地に建設された能楽堂の一つのモデルともなっている国立能楽堂が開場十五周年を迎えた年でもあった。関西では大江能楽堂が築後九十周年を迎え、二月には京都の観世会館の築後四十周年記念能が行われた。人事に目を転ずれば、六年ぶりに日本能楽会会員の第十次増員が行われ、あらたに五十七名が新会員となった。また、三月十七日付で葛野流大鼓方の亀井忠雄氏が宗家預かりとなり、五月には、幸流小鼓方の噌和博朗氏と高安流大鼓方の安福建雄氏のお二人が、いわゆる人間国宝に選ばれ、十月には観世流シテ方観世榮夫氏が能楽界から久しぶりに第二十八回モービル音楽賞を受賞するなど、慶事が続いた。他方、一月に歴史家の林屋辰三郎氏、四月に能楽評論家の長尾一雄氏、五月に能楽写真家の吉越立雄氏、六月に元国立能楽堂企画制作課次長の油谷光雄氏、八月に金剛流宗家金剛巌氏、十月に能の英訳を精力的に進めた島崎千富美氏、十一月に『能楽思潮』や「東京能楽鑑賞会」の立ち上げに尽力した佐々木直氏、十二月に能や美術・工芸・紀行・古典などの随筆や評論で知られる随筆家の白州正子氏と、能役者・能楽写真家・能楽研究者・随筆家と、訃報があいついだ。春から夏にかけて喪服を着ない月はなく、詳しくは物故者の欄を読んでいただきたい。能界活動に目をやれば、各流各派の定期的な活動のほか、記念の催しや個人の会・同人会も多く、催会の数の上では盛況を呈しているように見える。しかし、忙しすぎるのも善し悪しで、ともすると惰性に流れる危険性が潜んでいる。また、これまでもしばしば言われて来たことであるが、若い人たちが稽古に充てる十分な時間が確保されているのかどうか心配でもある。流儀あげての別会といいながら、見所がやや寂しい会もあった。また、近年の傾向として、能・狂言の入門・啓蒙書の出版が目立つ。ここでは書名はあげないが、戦後の能楽出版史を概観しても、こんなに刊行が続出した年もないと思う。それに引き換え、謡本が売れなくなっているという。原因の一つにコピー全盛時代を指摘する声もあるが、それは現象面に過ぎまい。謡人口そのものが減少しているようで、根はもっと深い所にあるような気がする。以下、誠に狭い見聞で、しかも関東に傾きがちで恐縮ながら、平成十年の能楽界の出来事や事象を記録を中心に概観し、二十一世紀も間近い能界を展望することにしたい。
著者
平野 秀秋
出版者
法政大学
雑誌
社会志林 (ISSN:13445952)
巻号頁・発行日
vol.51, no.4, pp.1-47, 2005-03

5)プラトンは『国家』のなかに哲学者による理想国家論を書き残し、理想国家は理性により構築されるものであり感覚によってはならないと指摘した。これがいわゆる「詩人の追放」問題である。グノーシス宗教やその中の新プラトン主義の影響の元に『神の国』を書いて真理と善悪とのすり替えを行ったのがキリスト教進学者アウグステイヌスである。ニーチェはこれを蛇蜴のごとく嫌ったが無理もない。真理と善悪とは相互補完して多元的習俗・文化を構成すべきものだから。近代にいたって西欧文明の中で、この誤った認識はヘーゲル『法哲学』やマックス・ウェーバーを含む新カント派を通じて修復不能になった。こうして二〇世紀理論は甚だしく混迷した。当然これへの反作用も成立する。現象学の中で認識を数学に還元するというフッサールに対抗し、ハイデッガーは問題の本質を、正しく文明による世界の破壊に見ようとした。フランスで現象学者と近縁とされるベルグソンは「生の跳躍」という神秘主義の中に飛躍した。こうした事実を踏まえてスペンサー、ジンメル、レビ=ストロースなどの重要な寄与があった社会学は見直すべきである。見直しの中心には西欧文明による多元的文化の圧殺という事実を置くべきである。
著者
村田 晶子
出版者
法政大学
雑誌
多文化社会と言語教育 (ISSN:24362239)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.14-29, 2021 (Released:2021-05-10)

新型コロナウイルス感染症の拡大により、2020 年度の授業が対面からオンラインに移行し、人との接触機会が減少したことから、多くの学生が孤独やストレスを抱えた。とりわけ留学生の場合、日本でのネットワークが限られ、孤独や不安を感じていた人々が多く、人とつながり、日常の問題を相談できるようなサポートが必要とされた。 本稿で分析するコロナ禍で孤立する留学生たちの学習支援とオンラインサポートは、こうした状況を踏まえて始まったボランティア学生達の活動である。本稿ではコロナ禍におけるボランティア学生による留学生のソーシャルサポートを分析し、①やさしい日本語や英語を用いた来日の見守りと情報提供、②留学生の母語でのメンタルサポート、③留学生と日本社会とをつなぐ交流サポート、④進学サポート、⑤就活サポートなどの実態を明らかにし、また、支援活動を通じた参加者(ボランティア学生、留学生)の様々な学び合いを分析した。 最後に、こうしたボランティアのオンラインのソーシャルサポートの取り組みは、非常時のボランティア活動の新しい可能性を示すものであり、さらには、非常時のボランティアから、平時にも可能なソーシャルサポートにつながる可能性をもった取り組みであることを指摘し、ボランティア活動を深めるための教育プログラムとの連携の重要性についても指摘した。 本稿で分析するボランティア活動は、所属大学の 2020 年度の『自由を生き抜く実践知大賞』の大賞を受賞した、多文化教育科目の履修生たちの 1 年間の取り組みである。
著者
河内 彩香 村田 晶子 長谷川 由香 竹山 直子 池田 幸弘
出版者
法政大学
雑誌
多文化社会と言語教育 (ISSN:24362239)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.30-45, 2021 (Released:2021-05-10)

2020 年度、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で多くの大学がオンライン授業に移行し、所属大学の日本語教育プログラムにおいても春学期と秋学期の授業が全面的にオンラインで行われ、LMS(Learning Management System)とオンライン会議システム(Zoom)による双方向授業を組み合わせて教育活動を行った。これまで、日本語教育におけるこれら二つを組み合わせた授業の詳細の分析はまだ十分にはなされていない。地理的な境界線を越えて実施することができるオンライン教育はコロナ収束後も発展していくことが予想されており、この実践を一過性のものとしてとらえるのではなく、実践を記録し、その効果や問題点を発信していくことが今後の言語教育の発展のために重要である。こうした点を踏まえて、本稿では、日本語教育プログラムにおいて実施した Zoom による双方向授業と LMS(Google Classroom)を組み合わせたオンライン教育の実施状況を記述し、レベル別、技能別の教育におけるオンライン教育のメリットと課題を分析した。
著者
吉成 直樹 福 寛美
出版者
法政大学
雑誌
沖縄文化研究 (ISSN:13494015)
巻号頁・発行日
no.30, pp.55-111, 2004-03-31
著者
吉村 浩一 関口 洋美
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

左右逆さめがねを2週間着用した女性が、正常視のときの生活と同じようなスタイルを獲得するという、きわめて知覚順応の進んだ状態を示した。これにより、逆さめがねの世界に順応することがどのような変化を引き起こすかを捉えることができた。この研究成果を踏まえ、子どもたちに人間の知覚の不思議さを体験してもらい、逆さめがねを通してものを見たり行動したりする際に起こることを予想し実際に体験することにより、その予想がどのように間違っているかを論理的に考えてもらうための科学イベントを構築した。
著者
宮永 孝
出版者
法政大学
雑誌
社會勞働研究 (ISSN:02874210)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.56-70, 1998-09
著者
沖倉 智美
出版者
法政大学
雑誌
現代福祉研究 (ISSN:13463349)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.9-13, 2005-03-31