著者
大坪 舞
出版者
立命館大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2010

本年度は、鷹狩にまつわる文化を検討する上で、核となるであろう、西園寺家・持明院家がそれぞれ鷹を家の学芸とし、伝授をおこなった戦国期の様相を中心に検討を行った。両家の鷹書については従来も言及されてきたが、多くが江戸期の書写本であった。これらは伝書という性格上、後世の偽作という可能性が拭いきれず、信頼性に乏しいものもある。これを踏まえ、西園寺家・持明院家の蔵書が収められる文庫の調査を通じて、中世後期の良質な鷹書を選び、これをもとに検討したものである。鎌倉期よりの鷹の家としての由来があった西園寺家については、西園寺家のものの作とされる鷹百首「たかやまに」類のうち、西園寺実宣の書写を示す奥書を持つ伝本と、立命館大学図書館西園寺文庫に残される西園寺家当主が伝授に際して記した手控えと思われる書の検討を通じて戦国期においては門弟を取り、積極的にこれを武家に対して伝授していたことを明らかにした。西園寺家に対し、持明院家には戦国期まで鷹の家として、歴史の表舞台に登場したことはない。持明院家は基春以降、能書・鄙曲など様々な芸道をその家業とする。持明院家旧蔵書が架蔵される前田育徳会尊経閣文庫の調査を通じて、基春の鷹書は、下向先である美濃土岐氏など武家の鷹書をも取り込み、豊富な古典学のもと、他の家業とした芸道である、能書、郵曲を意識しながら構築し直したことを指摘した。同時に、鷹書は、近年着手され始めた領域であり、鷹書そのものの資料紹介や位置づけがなされていないものが多くあった。こうした現状を踏まえ、本年はこれまで調査した資料の紹介を積極的に行った。これらにより、鷹書研究の基盤形成に寄与できたものと考えている。
著者
酒井 富士子
出版者
日経BP社
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.354, pp.100-107, 2012-05

宮城県仙台市に住むIさん(45歳・男性)は、3月11日の震災時は仕事で仙台市役所にいた。「揺れはひどかったですが、建物はビクともしていなかったし、一瞬停電しましたが、すぐ自家発電に切り換え、電気がついたときにはさすがだと思いました」。そこから2時間かけて家へ帰ると、本棚から全ての本が落ち(写真)、家具なども一部倒れていた。
著者
松本 慎也
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2009-02

制度:新 ; 報告番号:甲2831号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2009/3/15 ; 早大学位記番号:新5051
著者
Alibegić Dževad
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2003-02

制度:新 ; 文部省報告番号:甲1701号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2003/3/15 ; 早大学位記番号:新3449
著者
吉江 幸子
出版者
Waseda University
巻号頁・発行日
2005-02

制度:新 ; 文部省報告番号:甲1999号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2005/3/15 ; 早大学位記番号:新3932
著者
古川 和寛
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2009-02

制度:新 ; 報告番号:甲2829号 ; 学位の種類:博士(工学) ; 授与年月日:2009/3/15 ; 早大学位記番号:新5049
著者
齋藤 光正 飯田 健一郎 Villanueva Sharon Y. A. M. 麻生 達磨 宮原 敏 尾鶴 亮 金丸 孝昭 瀬川 孝耶 吉村 芳修 池尻 真美 荒牧 夏美 日高 悠介 Chakraborty Antara Widiyanti Dian Muslich Lisa Tenriesa Amran Muhammad Yunus Gloriani Nina G. 小林 好江 福井 貴史 増澤 俊幸 柳原 保武 吉田 眞一
出版者
産業医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

レプトスピラ症の感染成立から重症化(とくに黄疸発症)に至るまでの病態メカニズムについて次のような新知見が得られた。レプトスピラは、皮膚の角化層が失われると表皮細胞間(あるいは細胞内)を通過して皮下まで侵入し感染が成立する。感染初期は皮下脂肪組織の血管内に定着し増殖する。やがて増殖の場は肝臓が主体となる。肝臓のディッセ腔に達したレプトスピラは肝細胞間に侵入を始め、細胞間接着を剥がして毛細胆管の構築を破壊する。その結果胆汁排泄障害を来たし、黄疸が生ずる。したがって、血管内定着、肝細胞侵入の際の標的分子が明らかになれば、それらのアナログにより重症化への進展を阻止できることが期待できる。
著者
高知県水産試験場 [編]
出版者
高知県水産試験場
巻号頁・発行日
vol.第21巻第1册, 1926
著者
岩手県水産試験場 編
出版者
岩手県水産試験場
巻号頁・発行日
vol.大正11年度, 1923
著者
蓮田 安信 石井 正人 桔梗 洋右
出版者
日本獸医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.55, no.6, pp.341-344, 2002-06-20
被引用文献数
4

茨城県西地域の6農場の乳牛200頭について顕微鏡凝集反応法により, レプトスピラの抗体調査を実施した.陽性反応とした陽性限界値は抗体価128倍以上とした.その結果, 4農場由来の30頭が陽性 (陽性率15%) であった.調査に用いた3血清型のうちで, 抗体陽性牛数は<I>L</I>. autumnalisが10頭, <I>L</I>. hebdomadisが22頭であったが<I>L</I>.icterohaemorrhagiaeは検出されなかった.茨城県西地域における乳牛のレプトスピラ抗体の陽性率は信頼度95%で15%と推定され, 区間推定で10~20%となった.すべての抗体陽性牛はレプトスピラ症の臨床症状を示していなかった.これらの結果から本地域において乳牛のレプトスピラ感染が広く浸潤している可能性が示唆された.
著者
奥田 統己 田村 すゞ子
出版者
札幌学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

A 北海道千歳市、鵡川町、平取町、静内町で現地調査を1回実施した。B Aで得た新たな資料およびこれまでの現地調査で採録したアイヌ語音声映像資料あわせてDATおよびDV450本のデジタル化と二重化を行った。C 上記資料の内容を確認し、整理用の非公開データベースの作成と公開準備版の作成を行った。D 講演会・ワークショップを研究機関中にあわせて4回開催した。E Dの成果として、以下の論文を得、研究成果報告書に収めた。チュネル・タクサミ:ニブフの口頭文芸の概説と研究・資料管理の現況Tjeerd de Graaf : Voices from the Past : the Use of Sound Archives for the Study of Endange red Languages小川正人:北海道立アイヌ民族文化研究センターにおける資料の公開-アイヌ文化・アイヌ史資料アーカイブズのあり方へ向けた取り組みとして-加藤聖文:フィールドワーク資料の管理・公開をめぐる諸問題-研究者アーカイブズを中心に-韓永學:個人情報保護法制の現状と課題-研究資料アーカイブズ分野を中心に-F 北海道立アイヌ民族文化研究センター研究職員沢井春美氏(研究協力者)と研究分担者田村すゞ子の協同により、田村が1956年に採録したアイヌ語帯広方言の調査ノートを整理した。G Fの成果として、沢井春美・田村すゞ子(共編)『アイヌ語帯広方言の資料 田村すゞ子採録 広野ハルさんの基礎語彙調査資料』を刊行した。

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1896年07月13日, 1896-07-13
著者
佐藤 直樹 大屋 美那 渡辺 晋輔 山口 惠里子 大屋 美那 渡辺 晋輔 小針 由起隆 萬屋 健司
出版者
東京芸術大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

ローマで活動した外国人芸術家たちの風景画を中心としたデータベースは、総データ件数が2996点にも達し、今後の美術史研究に有用なツールとなった。3年間にわたる本研究課題の研究成果は、論文集『ローマ-外国人芸術家たちの都』(竹林舎)として2013年秋に刊行予定である。本書以降、「近代都市と芸術」シリーズとして7巻の刊行が続くこととなり、19世紀の都市と芸術に関して新しい視点を美術史学に提供することが期待される。
出版者
越佐昆虫同好会
巻号頁・発行日
1946