著者
藤井 正希
出版者
早稲田大学大学院社会科学研究科
雑誌
社学研論集 (ISSN:13480790)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.107-122, 2010-03-25
著者
佐藤 和夫
出版者
弘前大学國史研究会
雑誌
弘前大学國史研究 (ISSN:02874318)
巻号頁・発行日
no.84, pp.22-37, 1988-03-30

8 0 0 0 OA バナナの澱粉

著者
野呂 哲 葛西 麻紀子 山田 綾子 大中 徹 加藤 陽治
出版者
弘前大学教育学部
雑誌
弘前大学教育学部紀要 (ISSN:04391713)
巻号頁・発行日
no.105, pp.75-79, 2011-03-23

生産地別のバナナ可食部の追熟に伴う澱粉の変化を調べた。単糖・オリゴ糖と細胞壁・澱粉の含有量から、台湾産は貯蔵8日目では過熟状態、エクアドル産は8日目では未熟、15日目では過熟、フィリピン産は8日目では未熟、15日目では適熟であると示された。すなわち熟成速度は台湾産が最も早く、エグアドル、フィリピンの順であった。 熟成過程におけるバナナ澱粉粒の変化を走査型電子顕微鏡観察および散乱式粒度分布測定装置により分析した。形状は長粒型で、追熟0日目では表面が滑らかな状態であったが、3日目では層のような溝ができ、5日目では層状になった。粒子径は追熟0日目で粒度分布3~88μm、平均径29.699μm、3日目で粒度分布3~77μm、平均径23.213μm、5日目で粒度分布2.5~22μm、平均径8.651μm であった。熟成に伴い、澱粉粒の表面形状が変化し、微細化することがわかった。
出版者
東北大学学友会新聞部
巻号頁・発行日
no.135, 1982-03-15
著者
岡本 大典
出版者
奈良教育大学
巻号頁・発行日
2009-03-25

奈良教育大学修士学位論文, 学位の種類: 修士(教育学), 学位授与年月日: 平成21年3月25日
著者
富田 昌平 TOMITA Shohei
出版者
三重大学教育学部
雑誌
三重大学教育学部研究紀要, 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学 (ISSN:18802419)
巻号頁・発行日
vol.65, pp.149-158, 2014-03-31

本研究では、子どもはなぜサンタクロースを信じ、やがて信じなくなるのかについて、大学生を対象とした。回想的な質問紙調査により得られた事例をもとに考察を行った。その結果、以下のことが示唆された。子どもは幼児期の間にプレゼントにまつわる神秘的体験をもとに超自然的な力を持つ行為者としてのサンタクロースの概念を明確にしていく。幼児期の終わりから児童期中頃になると、子どもは論理的思考力や懐疑主義を身に着けるようになり、サンタクロース神話をめぐる数々の矛盾点に疑いの目を向け、それらを見破るようになる。具体的には、プレゼントの隠し場所や包み紙に関する見破り、プレゼントを置く瞬間の目撃、サンタクロースへの手紙の発見、手紙やプレゼントの内容に対する疑惑などが挙げられる。また、親や年長のきょうだい、友達からの証言もサンタクロースに対する不信に拍車をかける。そのようにしてサンタクロースを信じなくなる一方で、サンタクロースを信じようとする心も併せ持っており、子どもの心は両者の間を揺れ動いている。従って、親をはじめとする大人がそうした子どもの揺れ動く心にていねいに寄り添い、誠実に対応することがこの時期大切なこととして考えられる。さらに、「サンタクロースは本当はいない」という真実を知った時、子どもは怒りや悲しみ、憤りなど様々な感情的反応を示すが、大切なのはその時その瞬間ではなく、その後それをどのように意味づけ、振り返るかではないかと考察された。
著者
成田 真由美 川本 思心
出版者
科学技術コミュニケーション教育研究部門 : CoSTEP
雑誌
CoSTEP Report
巻号頁・発行日
vol.5, 2022-03

アイヌ民族が住む土地に「北海道」という名前を付け、開拓の名のもとに本州から大勢の人々が入植してから、約150年が経過した。2020年には、民族共生をうたう民族共生象徴空間(ウポポイ)が開業した。しかし、ウポポイに併設される慰霊施設には、全国の大学等に保管されていたアイヌ遺骨が集約され、返還を待っていること、さらには何故そのようになったのかを知る人は少ないように感じている。遺骨を持ち去られたアイヌの方々の悲しみが二度と繰り返されないことを私は願っているが、問題は絡み合っていて容易には理解できない。そこで私はCoSTEP研修科で、アイヌ遺骨を巡る諸問題に関して関係者へのインタビューを通じて、過去の研究が現在にもたらした「負の側面」に、それぞれの立場でどのように向き合っているのか伺うことにした。筆者の取り組みの趣旨等詳細は成田(2020)を御参照いただきたい。このレポートでは、北海道大学アイヌ・先住民研究センター長である常本照樹教授(所属等は執筆当時)から、アイヌ遺骨問題を中心に慰霊施設建設の経緯や国が考える課題と解決への道筋、諸外国の事情などを伺った内容を報告する。氏は政府の有識者懇談会、政策推進会議の構成員でもあり、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律(アイヌ施策推進法)」にも尽力した。本稿ではまず第1章でインタビューおよび本稿公開までの概要を説明した。続く第2章では、長時間に及ぶインタビューの内容からポイントを抽出し、文書での追加取材を行った内容を加えたQA形式で要約した。そして第3章ではインタビューの詳細を大まかな内容ごとに節に分けて掲載した。