著者
出口 哲生
出版者
物性研究・電子版 編集委員会
雑誌
物性研究・電子版
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.1-34, 2015-02

最近、孤立した量子多体系の非平衡ダイナミクスが活発に研究されている。特に、外部変数を急変化させた後の量子系の時間発展を、量子クエンチ (quantumquench) とよぶ。70年代に McCoy 達により可解系で量子クエンチが議論されたが、最近冷却原子系の実験等に刺激され、再び注目されている。孤立量子系のダイナミクスは、量子統計力学の基礎の視点からも興味深い。量子多体系の純粋状態を任意に与えると、ほとんどの場合、その状態に関する物理量の期待値は、平衡値に非常に近い値に近づくことが、最近再発見された。量子状態の典型性 (typicality) の視点である。さらに、与えられた純粋状態のユニタリな時間発展の中で、局所演算子の期待値は平衡状態のアンサンブル平均値に収束する、と予想されている。このときエントロピーは全く変化しないが、しかし、緩和のような振る舞いが見られる。3日間の講義では最初に、可積分量子系の例を紹介し、デルタ関数型ポテンシャルで相互作用する1次元ボース気体に対してベーテ仮設の方法を説明する。次に、ホール励起など典型的な素励起を詳しく解説する。さらに、低励起スペクトルでの系の振る舞いと CFT との対応の概略をスケッチする。量子多体問題の様々な手法が可積分量子系で具体的に実現される点が教育的であると思われる。さらに、代数的べ一テ仮設を説明し、スラブノブ公式など演算子の期待値や形状因子を求めるに役立つ定理を解説する。そして、1次元ボース気体やXXX鎖等での最近の結果を紹介する。
著者
梶本 裕之
巻号頁・発行日
2004-05-13

報告番号: 乙16018 ; 学位授与年月日: 2004-05-13 ; 学位の種別: 論文博士 ; 学位の種類: 博士(情報理工学) ; 学位記番号: 第16018号 ; 研究科・専攻: 情報理工学系研究科システム情報学専攻
著者
今井 卓爾
出版者
早稲田大学国文学会
雑誌
国文学研究 (ISSN:03898636)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.191-200, 1968-03-01
著者
早坂 忠裕
出版者
北海道大学低温科学研究所 = Institute of Low Temperature Science, Hokkaido University
雑誌
低温科学 (ISSN:18807593)
巻号頁・発行日
vol.72, pp.145-150, 2014-03-31

雲の放射特性の基本的な要素について概要を解説する. 雲微物理特性と放射特性を結びつけるものは, 水や氷の複素屈折率と雲粒の粒径分布である. 水も氷も可視域においては光をほとんど吸収しない. その結果, 短波放射は, 雲が厚くなっても透過する. 一方, 赤外域においては吸収が強く, 雲水(氷)量が増加すると雲は黒体に近い振る舞いをする. これらの違いが温室効果あるいは日傘効果を卓越させる. 地球上の雲は,温室効果と日傘効果を合わせた結果として地表面を冷却するが, 大気による短波放射の吸収には,それほど寄与しない. また, 雲の形成・維持・消滅過程においては, 特に雲頂における長波放射の射出による冷却が重要である.
著者
木谷 俊介
巻号頁・発行日
2008-03

Supervisor:鵜木祐史
著者
京都大学図書館機構
出版者
京都大学図書館機構
巻号頁・発行日
pp.1-56, 2015-12-17

調査実施期間 : 2015年6月15日(月) - 7月31日(金)
著者
愛宕 元
出版者
京都大学
巻号頁・発行日
1993-03-23

新制・論文博士
著者
布施 綾子
出版者
Kyoto University
巻号頁・発行日
2015-11-24

新制・課程博士
著者
福島 直
出版者
東京大学理学部
雑誌
東京大学理学部廣報
巻号頁・発行日
vol.9, no.5, pp.7-9, 1978-01
著者
石井 登 仁平 ふくみ
出版者
現代文芸論研究室
雑誌
れにくさ
巻号頁・発行日
vol.4, pp.356-380, 2013-03-29