著者
伊藤 日向子 後藤 春彦 髙嶺 翔太 松浦 遥
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会技術報告集 (ISSN:13419463)
巻号頁・発行日
vol.27, no.66, pp.961-966, 2021-06-20 (Released:2021-06-20)
参考文献数
9
被引用文献数
5

Our target are unemployed living alone seniors in the apartment complexes. We conducted a questionnaire survey and extracted 3 patterns of lifestyles. We analyzed lifestyle characteristics according to the presence or absence of loneliness and subjective health status. We also asked what kind of facilities and events they wanted in their apartment complexes. And we compared the features of them by levels of loneliness, subjective health and lifestyles. Finally, we identified some features in terms of facilities and events which are aligned to certain lifestyle that can contribute low level of loneliness and high subjective health.
著者
伊藤 日向子 後藤 春彦 山村 崇
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.1200-1207, 2019-10-25 (Released:2019-11-06)
参考文献数
22
被引用文献数
2

独居高齢者の増加が社会の趨勢として避けられない中、独居しつつも周囲との繋がりを実感でき、生活の質を保ったまま老いていくことができる社会を実現することは喫緊の課題である。本研究の目的は、独居高齢者の生活行動と孤独感の関係を解明し、独居であっても孤独を感じずにいる人々の生活行動の特徴を明らかにすることにある。それによって、孤独感の解消に資する都市空間を実現していくために、介入の根拠となる基礎的知見を構築する。特定の住宅団地を対象にアンケート調査を行った結果、対人交流と外出行動に関する項目が孤独感と相関を示す要素として明らかになった。さらに、補足的なヒアリング調査から、様子確認ができる親密な人の存在に加えて、生活に余暇外出(とりわけ、徒歩30分圏内で行う日常的な散歩)を取り入れることが重要であるということが、孤独感を低減させる上で重要であると示唆された。「社会的孤立」の解消には家族以外による共助・公助の確立が課題となっている一方、「孤独感」は散歩など余暇外出を生活に取り入れることで改善できるとすれば、余暇外出行動を促進する都市環境を整えることで、一人暮らしの「孤独感」を低減できる可能性がある。
著者
井出 留美 伊藤 喜久治 平山 和宏 武藤 志真子
出版者
日本食生活学会
雑誌
日本食生活学会誌 = Journal for the integrated study of dietary habits (ISSN:13469770)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.205-214, 2005-12-30
参考文献数
8
被引用文献数
1 2

穀物を加工して栄養素を強化したシリアルには様々な種類があり, 玄米シリアルのようにビタミン・ミネラルをバランスよく含むものや, 小麦ふすまシリアルのように食物繊維が豊富なものなどがある。過去の研究で, 全粒穀物シリアルを摂取することにより, 肌状態, 特に吹き出物や皮膚の赤みに良い影響を及ぼしたとするものがあるが, シリアルの成分の何が肌状態の改善に寄与しているかは, 明らかになっていない。また, 他の食品成分で肌状態が改善されたとする研究もあるが, タンパク質やカロテノイドに関するものなどであり, ビタミン・ミネラル全般や食物繊維に関する研究は少ない。今回は, シリアルの成分のうち, 2大特長とも言える, (1) ビタミン・ミネラルのバランス, (2) 食物繊維のどちらの要素がより皮膚の健康に寄与するかを検証するため, 朝食欠食の習慣がある22~35歳の女性21名について, それぞれ上記2つの特徴を持つ全粒穀物シリアルの, 皮膚に及ぼす影響について調べた。<br>21名を3群に分け, 1群はコントロール群とし, その他は, ビタミン・ミネラルのバランスに優れた玄米シリアル群と, 食物繊維を豊富に含む小麦ふすまシリアル群とに二分した。実験期間は全部で6週間とした。最初の2週間は, どの群も普段通りの食生活とし, 食物繊維の効果を確認するため, 発酵食品全般や, 供試シリアル以外のシリアルは摂取しないように指導した。次の2週間は, コントロール群は普段通りの食事, それ以外の2群には, 全粒穀物シリアル (玄米シリアル, もしくは小麦ふすまシリアル) 40gを, 朝1回と, 昼か夜どちらかの1回, 計1日に2食のシリアルを毎日摂取させ, それまで摂っていた炭水化物をシリアルに置き換えるよう指導した。最後の2週間は, 3群とも, 発酵食品や食物繊維の多い食品を摂らずに, 普段通りの食生活とし, シリアルは摂取しないよう指導した。 (株) エフシージー総合研究所において, 2週間毎に測定した項目は次の通りである。体重, BMI, 体脂肪率, 皮膚水分量 (電気伝導度型SKICON-200), 皮膚弾力 (キュートメーター), 皮脂量 (透過光比率型セブメーター), 皮膚拡大写真撮影 (メディカルニッコール), 皮膚キメ写真, 排便回数, 美容専門家による視診触診, 皮膚状態・体調に関するアンケート。いずれの顔面皮膚計測も, 同研究室の23℃, 50% Room Humidityの恒温恒湿室にて15分間座位安静後実施した。また, 計42日間の食事記録 (シリアル摂取前14日, 摂取中14日, 摂取中止後14日)。食事記録は, 栄養計算ソフト「Basic4」で解析し集計した。<br>なお, 本試験は, ヘルシンキ宣言に基づきその原則を遵守し, 被験者には試験目的を説明して同意が得られた上で実施した。<br>その結果, 玄米シリアルグループ・小麦ふすまシリアルグループとも, 全期間を通して, 一日一回程度の定期的な排便回数を保った。この間の栄養素摂取状態は, 小麦ふすまシリアルグループは, 食物繊維とビタミンB<sub>1</sub>, B<sub>2</sub>と葉酸が非摂取期間に比べて有意に高い値を示した。玄米シリアルグループは, 主にカルシウムと鉄, ビタミンA・B<sub>1</sub>・B<sub>2</sub>, C, ナイアシン, ビタミンE, 食物繊維など, バランスよくビタミン・ミネラルと食物繊維の摂取量が有意に増加した。Fig.1と2は, それぞれ右目尻と右頬の水分量の変化を示しており, 玄米シリアル群で, 摂取期間の2-4週に, 水分量が増えていることがわかる。また, Fig.3は, 皮膚の弾力性の変化を示したもので, 有意差はないものの, やはり玄米シリアル群で, 摂取期間である2-4週に, 皮膚の弾力性が増えていることがわかる。Fig.4a~dは玄米シリアルを摂取した30代女性の皮膚のキメ写真である (キメとは, 皮膚の表面に広がる網目のような凹凸のこと。高い部分の &ldquo;皮丘&rdquo;, 皮丘の間を溝のように走る &ldquo;皮溝&rdquo;, &ldquo;毛孔&rdquo; で形づくられる。均一に整った格子状の美しい起伏が続く状態が, キメの細かい皮膚と言うことができる)。Fig.4aはウォッシュアウト前, Fig.4bはシリアル摂取前, Fig.4cはシリアル2週間摂取後, Fig.4dはシリアル摂取中止後2週間で, 摂取2週間後に皮膚のキメ, すなわち皮溝と皮丘の織り成す起伏が整ってきている。<br>以下にシリアルによる今回の試験成績をまとめる。ビタミン・ミネラルと食物繊維のバランスに優れた玄米シリアルは, 肌に問題のある若年女性の肌状態を改善させた。食物繊維の豊富な小麦ふすまシリアルは, 肌状態の改善に寄与しなかった。シリアルは, 若年女性の栄養素摂取状態を良くするのに寄与した。特にカルシウムや鉄, ビタミンA・B<sub>1</sub>・B<sub>2</sub>, C, ナイアシン, ビタミンE, 食物繊維など, 皮膚の健康にとって大切な栄養素の摂取増加に寄与した。

1 0 0 0 OA 国訳大蔵経

著者
国民文庫刊行会 編
出版者
国民文庫刊行会
巻号頁・発行日
vol.第45冊, 1918

1 0 0 0 OA 国訳大蔵経

著者
国民文庫刊行会 編
出版者
国民文庫刊行会
巻号頁・発行日
vol.第46冊, 1918

1 0 0 0 OA 国訳大蔵経

著者
国民文庫刊行会 編
出版者
国民文庫刊行会
巻号頁・発行日
vol.第47冊, 1918
著者
山内 翔 尾形 晃基 鈴木 恵二 川嶋 稔夫
雑誌
デジタルプラクティス (ISSN:21884390)
巻号頁・発行日
vol.9, no.3, pp.768-782, 2018-07-15

近年,ドローンならではの山,海岸,湖沼など自然地形を対象とした映像を用いたプロモーションが積極的に行われている.こうした自然地形を対象としたドローン撮影では,人手での映像撮影が主流で,操作主の技量が必要とされている.しかし,広範囲にわたる撮影を計画的に,意図通りに,トラブルなく実施しようとする場合,人手では限界があり,ドローンの特性を活かした自動飛行による撮影を行うことが望ましい.そこで本稿では,自然地形を対象としたドローンの自動飛行による精密な映像撮影を行うため,安全に対象をモデリングし,そのモデルを用いた映像撮影用の飛行経路計画手法を提案する.その際,複数台のドローンを同時運用することを前提とし,機体間での性能のばらつきを吸収するための誤差検証方法を構築する.最後に,北海道道南地区の恵山道立自然公園で実際に本稿で提案する手法を用いた精密飛行による映像撮影を行い,本手法の有効性を検証した事例を示す.
出版者
奈良教育大学
雑誌
天平雲 : 奈良教育大学学生広報
巻号頁・発行日
no.217, 2015-09-30

第66回輝甍祭『彩り~BIGBANG~』 ; 学生企画活動支援事業紹介 ; 連載企画 下宿生インタビュー ; イベント情報/大学からのお知らせ
著者
SHOICHIRO OZAKI TOSHIO NAGASE HIROFUMI TAMAI HARUKI MORI AKIO HOSHI MASAAKI IIGO
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.35, no.9, pp.3894-3897, 1987-09-25 (Released:2009-10-19)
参考文献数
11
被引用文献数
8 9

For the purpose of diminishing the toxicity of 5-fluorouracil (1) and obtaining biologically active derivatives of 1 suitable for oral administration, alkylthiomethyl, alkylsulfinylmethyl, alkylsulfonylmethyl, and acylthiomethyl groups were introduced at the 1- and 3-positions of 1. The antitumor activity of these synthetic compounds was tested against L1210 leukemia in mice. 1-Alkylthiomethyl-5-fluorouracils showed weak antitumor activity at a high dose (300 mg/kg).
著者
SUHAIL AHMAD SHOICHIRO OZAKI TOSHIO NAGASE MASAAKI IIGO REIKO TOKUZEN AKIO HOSHI
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.35, no.10, pp.4137-4143, 1987-10-25 (Released:2009-10-19)
参考文献数
15
被引用文献数
23 24

Antitumor-active derivatives of 5-fluorouracil were prepared via a new method by introducing an acyloxymethyl group at the 1-, 3-, or 1, 3-position (s). These derivatives were obtained by condensing 1, 3-bis (hydroxymethyl) -5-fluorouracil with various short-/long-chain carboxylic acids or their derivatives, in the presence of dicyclohexylcarbodiimide and a catalytic amount of N, N-dimethylaminopyridine. Some of the derivatives showed strong antitumor activity against the leukemia L1210 system when administered orally.