著者
松枝 秀二 小野 章史 内田 郷子 中田 裕美
雑誌
川崎医療福祉学会誌 (ISSN:09174605)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.253-257, 1992

高校生野球部員の食生活調査をおこなった.対象はレギュラークラス11名.調査期日は平成元年10月と12月に一週間づつおこなった.その結果, スポーツ選手としては摂取栄養素量は少なく, 特に野菜類, 乳類の摂取不足が顕著であった.エネルギー充足者では内容が蛋白質, 脂質にかたよっていた.今回の調査から若年スポーツ競技者に対する食事指導の必要性が強く感じられた.
著者
山本 郁男 岩井 勝正 井本 真澄 宇佐見 則行 ヤマモト イクオ イワイ カツマサ イモト マスミ ウサミ ノリユキ Ikuo YAMAMOTO Katsumasa IWAI Masumi IMOTO Noriyuki USAMI
雑誌
九州保健福祉大学研究紀要 = Journal of Kyushu University of Health and Welfare
巻号頁・発行日
vol.6, pp.277-285, 2005-03-25

The School of Pharmaceutical Sciences, Kyushu University of Health and Welfare located in Nobeoka City, Miyazaki Prefecture wa founded in April, 2003. This place (Nobeoka) wa famous to be called Himuka(Hyuga), an ancient name, since several handred years ago. Himuka is still used in the historical and sightseeing books. However, it was no reasons why the School of Pharmaceutical Sciences did start at this place, Nobeoka. So, we searched all over the place(Himuka) for some people related to Pharmaceuticla Sciences. As results, Kitsumon AKIZUKI(1989-1981) who lived in Nobeoka during Edo period was picked out among several persons. Although he stayed in Nobeoka only for two years, he had done many great things concerned tin the education, medicine, botany, herbalism, philology and political events. Especially, Kitsumon AKIZUKI invited Hika KAKU, a famous herbalist, from Azimu, Usa (Oita prefecture) and let him investigate and herborize the local herbs near Nobeoka. This paper deals with Kitsumon AKIZUKI and his achievement in his life.
著者
田口諒 田中成典 北川悦司 吉田博哉 中村健二
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.917-918, 2012-03-06

近年,工事現場や自宅などの様々な場所で距離計測が行われている.このような状況の中,コンピュータとデジタルカメラの発展に伴い,写真を撮影するだけで距離計測が可能な写真測量が注目されている.しかし,写真測量は,研究者や測量会社などの専門機関以外ではあまり利用されていない.そこで,本研究では,撮影方法の工夫やスマートフォンの特性を利用することで,専門知識がない人でも容易に距離計測できるアプリケーションの開発を目指す.さらに,計測用途に応じて,単写真とステレオ写真を使い分ける機能も開発する.なお,開発には,手軽に素早くゲーム感覚で利用できるWindowsPhoneを用いた.
著者
蓬来祐一郎 西田 晃 小柳 義夫
雑誌
情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) (ISSN:18827829)
巻号頁・発行日
vol.45, no.SIG03(ACS5), pp.100-108, 2004-03-15

集合通信のスケジューリングは,通信時間を大きく左右する.従来の研究ではネットワークを抽象化し,ハブや不均一なネットワークなどのより現実的なモデルを避けていた.しかし,グリッドコンピューティングへの関心や分散データベースなどの需要の増加とともにこの問題の重要性が増してきている.そこで本研究において,スケジューリングの影響が大きいと考えられる木構造におけるブロードキャストの最適スケジューリングを考える.まず,不均一なネットワークを考慮した場合,NP困難な問題になることを示し,最適解の探索に深さ優先探索による分枝限定法を用いた方法を提案する.その際,木構造の対称性からくる冗長性を高速な木の同型判定アルゴリズムにより省く手法を紹介し,その有効性を示す.また実機によるテストを行い,汎用的なMPI実装のブロードキャスト関数MPI Bcastと比較し,ブロードキャストの実行時間が大幅に削減される場合があることを示す.
著者
大高 洋司
出版者
国文学研究資料館
雑誌
国文学研究資料館紀要 = National Institure of Japanese Literature (ISSN:18802230)
巻号頁・発行日
no.34, pp.123-139, 2008-02-28

山東京伝、曲亭馬琴の諸作の相互関係を中心に〈稗史もの〉読本の形成過程を跡づけようとする際に、文化三、四年(一八○六〜七)刊行の作については、従来はかばかしい説明がなされて来なかった。本稿では、まず、そこに至る京伝、馬琴の読本二七作の素材について、各作品の構成・趣向・主題にとっての重要性を再検討し、新たな基準で分類を施して一覧表として提示した上で、この時期京伝、馬琴が共に目指した方向が最も高いレヴェルで結実したのは、京伝『桜姫全伝曙草紙』(文化二・一二刊)であると結論づけた。また、これによって、京伝、馬琴は文化四年まで兄弟作者であるという稿者の仮説を一歩進めた。The yomihon (a genre of fiction, written mainly in early 19th century Edo) by Santo Kyoden and Kyokutei Bakin produced in l806-07 have never been placed properly in context when tracing the formation of style of historical legend-based yomihon. This paper examines subject matters of 27 works by them of these years, in terms of how important each subject matter is to each work's construction, innovation, and theme, and comes to the conclusion that Kyoden's Sakurahime Zanden Akebono-zoshi (The dawn story of the whole life of princess Sakura, published in the 12th month 1805) is at the peak of what they both aimed for together. It supports the author's hypothesis that they were in a co-operative relationship until 1807.
著者
河合 孝尚 飯田 弘之
雑誌
情報処理学会研究報告ゲーム情報学(GI)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.79(2003-GI-010), pp.71-78, 2003-08-04

本稿は,二人あるいは二チームで試合をする競技種目の大会で,試合回数を制限した場合でも実力をより正確に反映できる対戦組み合わせ方式を検討する。最近考案されたランダムスイス混合対戦組み合わせ方式は,ランダムな対戦組み合わせを適宜取り入れることでスイス方式の欠点とされる順位逆転現象を改善する対戦組み合わせ方式である。ランダムスイス方式でのランダム方式とスイス方式の種々の組み合わせに対してシミュレーション実験を行い,それぞれの対戦方式による順位と総当りリーグ戦による順位とを比較する。同様に,対戦の偏りに関する問題を検討するため,各競技者のソルコフ値による順位と総当りリーグ戦の順位とを比較する。特定の競技者数(n?=20)と試合ラウンド数(t=9)に対して,ランダムスイス混合対戦組み合わせ方式の諸性質を観察する。
著者
岩田 覚
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.186, 2006-02-15
著者
山内 敏弘
出版者
獨協大学法学会
雑誌
獨協法学 = Dokkyo law review (ISSN:03899942)
巻号頁・発行日
no.91, pp.1-66, 2013-08
著者
土井 順一
雑誌
相愛国文 = Soai kokubun (ISSN:09160108)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.10-28, 1988-03
著者
若松由佳子/川原瑞代/渡辺久美/島内千恵子/菅沼ひろ子/串間秀子 ワカマツユカコ/カワハラミズヨ/ワタナベクミ/シマウチチエコ/スガヌマヒロコ/クシマヒデコ WAKAMASTUYukako/KAWAHARAMizuyo/WATANABEKumi/SHIMAUCHIChieko/SUGANUMAHiroko/KUSHIMAHideko
雑誌
宮崎県立看護大学研究紀要 = Journal of Miyazaki Prefectural Nursing University
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.92-97, 2000-12

近年の児の栄養方法の推移をみると母乳栄養の割合が上昇してきているが, 半数以上は哺乳びんを用いる育児が行われている。そこで, 今回哺乳びんの消毒方法がどのように行われているかを明らかにすることを目的に調査を行った。すなわち, 乳児を養育している母親108名を対象として, 哺乳びんの消毒方法の実施の実態とそれらに対する認識について調査した。その結果, 生後1ヶ月の時点での哺乳びん使用者は55名で, 哺乳びんの消毒方法は, 「次亜塩素酸ナトリウムでの消毒」が25名, 「煮沸消毒」が22名, 次いで「電子レンジでの消毒」が9名であった。消毒方法を選択するのに影響を受けた情報源では「テレビ・新聞等の広告」と「出産した施設での専門家の指導」が同数の14名, 次いで「家族」が13名でほぼ同数程度と多く, その他には「育児書」や「雑誌」などが情報源になっていた。消毒方法別にみると, 次亜塩素酸ナトリウム消毒実施者は, 「テレビ・新聞などの広告」が多く, 煮沸消毒実施者は, 「出産した施設での指導」が多かった。消毒方法についての認識は, 「清潔なものを使いたい」という人が多い一方で, 「手間がかかる」「いつまで必要か」「このような消毒や洗浄で子どもに安全か疑問」などの疑問も同時にみられた。更に, 哺乳びんの消毒を必要と考える期間についても, 6ヶ月から12ヶ月と答えた人が約60%を占めたが, 6ヶ月以下もみられ一定していなかった。これらの結果から, 哺乳びんの消毒については, 方法の選択や実施法やその時期に戸惑いがみられることがわかった。従って, 乳児の免疫学的及び, 細菌学的特徴も考慮に入れた消毒方法についての検討と情報提供が必要であり, 母親と指導する側の認識についても考慮しながら, 有効な保健指導を行う必要があることが示唆された。
著者
田村 祐馬 伊藤 健洋 周 暁
雑誌
研究報告アルゴリズム(AL)
巻号頁・発行日
vol.2014-AL-148, no.3, pp.1-6, 2014-06-06

無向グラフ G のフィードバック点集合 F とは,G から F を取り除くと,残されたグラフが林になるような G の点部分集合のことである.また,F が G の独立点集合をなすとき,F はフィードバック独立点集合という.本稿では,与えられたグラフに対し,点数が最小のフィードバック独立点集合を求める問題について研究する.この問題は,平面的二部グラフに対してさえ NP 困難であることが示せるため,我々はいくつかの特別なグラフクラスに着目する.まず我々は,この問題が木幅制限グラフと弦グラフに対して線形時間で解けることを示す.次に,平面グラフに対しては,解のサイズをパラメータとした FPT アルゴリズムを与える.