8 0 0 0 OA 史籍集覧

著者
近藤瓶城 編
出版者
近藤出版部
巻号頁・発行日
vol.18, 1926
著者
真鍋 公希
出版者
日本映像学会
雑誌
映像学 (ISSN:02860279)
巻号頁・発行日
vol.99, pp.25-45, 2018

<p>【要旨】</p><p> 円谷英二が特技監督を務めた『空の大怪獣ラドン』(1956 年、以下『ラドン』)は、公開当時から高く評価されている作品である。しかし、特撮映画に関する先行研究は『ゴジラ』(1954 年)ばかり注目してきたため、本作はほとんど分析されてこなかった。本稿では、トム・ガニングの「アトラクション」概念を補助線とし、本作の特異性と映画史的・文化史的意義を明らかにすることを試みる。「アトラクション」とは、物語を伝達する機能と対照的で、ショックや驚きなどの直接的刺激によって特徴づけられる性質だと紹介されてきた。しかし、『ラドン』における「アトラクション」的側面は、ショックによる直接的な態度よりもむしろ、特撮に注意を払う反省的な態度によって特徴づけられる。この態度はその後のオタク的な観客心理につながるものであり、この点で『ラドン』は、特撮映画をめぐる観客性の転換点に位置づけられる作品なのである。</p><p> これを示すために、第1 節では円谷の演出理念を検討する。円谷は特撮によって物語的な効果を引き出すことを第一に考えていたが、他方で特撮の痕跡が残ることを許容してもいた。ここに特撮が効果を逸脱し「アトラクション」として立ち現れる可能性を見ることができる。次に第2 節で、こうした円谷の演出理念が、『ラドン』ではどのように表出しているのかを考察する。円谷の演出理念は、ラドンが西海橋や福岡に現れる一連のシーンに色濃く反映しており、同時にこれらのシーンはテクスト全体の中でも自立的に機能している。最後に第3 節では、観客が『ラドン』の特撮に注意を払った反省的な態度で受容していたことを、当時広く普及していた「技術解説記事」を考察することで明らかにする。</p>

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著者
岡倉 由三郎
出版者
ビクター
巻号頁・発行日
1930-06
著者
石田 実洋
出版者
日本古文書学会
雑誌
古文書研究 (ISSN:03862429)
巻号頁・発行日
no.63, pp.76-83, 2007-06
著者
太刀川 弘和
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1025-1032, 2021-07-15

抄録 本稿では,コロナ禍前(プレコロナ),コロナ禍中(ウィズコロナ)にわけて日本と世界の自殺者数の推移や現況を各種統計から概観した。プレコロナでは,1998年以後14年にわたり年間自殺者数3万人以上の状態が続いていたが,2009年より減少傾向となった。それでも世界と比較すれば,日本はOECD加盟国では6位,G7では1位の自殺率であり,年次推移も世界の自殺率減少のトレンドに及ばなかった。ウィズコロナの2020年,日本の自殺率は11年ぶりに増加し,特に女性,若年層,医療従事者,飲食店関係者など,コロナ禍に関連して社会経済生活にストレスが生じた層の自殺者数が増加した。現在までにコロナ禍と直接関係づけられる自殺者数増加が報告されているのは,日本の他世界的に少ない。ポストコロナにおいて自殺者数増加を抑止するためには,精神保健福祉システムの強化やレジリエンスを高める教育システムの強化が喫緊の課題と思われる。
著者
盛田 常夫
出版者
比較経済体制学会
雑誌
比較経済研究 (ISSN:18805647)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.2_1-2_10, 2009 (Released:2011-01-21)
参考文献数
12

体制転換(移行)によって経済学の存在意義が問われている。社会主義崩壊が計画経済崩壊であるとしたら,経済学は国民経済の計画化を支える科学たり得なかったことを意味する。「不足の経済学」を打ち立てたコルナイ経済学は,いったい何を分析し,どのような理論成果を生み出したのだろうか。経済学ははたして科学か,レトリックか,あるいは論理学か,応用数学の一分野か。また,体制転換過程におけるコルナイの政策提案を批判的に検討する。
著者
Kazuo Yamada Atsushi Watanabe Haruo Takeshita Atsushi Fujita Noriko Miyake Naomichi Matsumoto Ken-ichi Matsumoto
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Biological and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:09186158)
巻号頁・発行日
vol.42, no.9, pp.1596-1599, 2019-09-01 (Released:2019-09-01)
参考文献数
15
被引用文献数
5 5

Joint hypermobility syndrome (JHS) (also termed hypermobility type Ehlers–Danlos syndrome, hEDS) is a heritable connective tissue disorder that is characterized by generalized joint hypermobility, chronic pain, fatigue, and minor skin changes. Initially, it was reported that there is a small subset of patients with JHS/hEDS who have haploinsufficiency of tenascin-X (TNX). However, the relationship between TNXB and JHS/hEDS has not been reported at all afterwards. EDS was reclassified into thirteen types in 2017, and the causative gene of JHS/hEDS remained to be identified. Therefore, in this study in order to determine whether JHS/hEDS can be diagnosed by the concentrations of serum form of TNX (sTNX), we measured the concentrations of sTNX in 17 JHS/hEDS patients. The sTNX concentrations in half of the JHS/hEDS patients were significantly lower than those in healthy individuals. No mutations, insertions or deletions were detected in the TNX exon sequence of the JHS/hEDS patients except for one in patient. That patient has a heterozygous mutation. A correlation between sTNX concentration and mutation of the TNXB genomic sequence was not found in the JHS/hEDS patients. These results indicate that the decrease in sTNX concentration could be used as a risk factor for JHS/hEDS.

8 0 0 0 OA 信長記

著者
太田牛一 輯録
巻号頁・発行日
vol.巻1, 1622

8 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1900年11月21日, 1900-11-21
著者
長谷川光信 画
出版者
千草屋新右衛門
巻号頁・発行日
1739

長谷川光信画、油煙斎貞柳詠の狂歌入り大坂名物絵本。半紙本2巻1冊。墨摺り。刊記に元文4年(1739)正月買板、千草屋新右衛門とあるように、享保15年(1730)板の求板本である。貞柳の序に「つら/\風に乗し月にあかし、名所よしあしの其しな/\を絵にうつす長谷川氏の筆すさみ、ゆゑん斎に懇望し、絵のはたらきを狂歌に顕はし梓にちりはめ」云々とある。内容は見世、物売り、芸能、祭礼、行者、遊戯、職人、景物など、大坂の名物尽くし絵。見開き1図に二つの物事を扱う。画題は「御堂前鯛屋(御菓子所)」「万歳楽・春駒」「帳屋見世・大黒舞」「今宮戎・西宮」「六十六部・寒こり」「紙子屋一閑・越後獅」「飛たんこ・沈香屋」「のぞき・はみかきや」「夏屋扇見世・住吉踊」「入のこし(目薬)・人形廻し」「煮売舟・豆蔵」「堺庖丁・蓬艾売」「傀儡師・鳥貝舟」「猿廻し・面の糯屋」「講釈・まんざい」「野郎・尤踊」「米まんぢう・杉山膏薬」「蛍売・女郎屋」「瓦屋・高津の景」「神子・返魂丹」「豕子糯・鉄輪役」「曝嚊・柳の道場」「遊山舟・沙魚釣舟」「牡蛎売・百日行人」「油掛の地蔵・琉球芋」「鱣かばやき・蕎麦切屋」「貝まはし・枕の曲梯子の長兵衛」「親子奴・天満飴売」「竹田(からくり人形)」。光信得意の諸芸風俗図であり、当時の社会、生活資料として尊重される。(鈴木淳)(2017.2)
著者
安積 徹
出版者
分子科学会
雑誌
Molecular Science (ISSN:18818404)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.AC0005, 2011 (Released:2011-06-14)

注釈:この講義ノート前編は 2007年11月に発表され,元となる講義ノートについては分子科学会のhttp://j-molsci.jp/archives/index.htmlの頁にて公開している。
著者
渡辺 明治 川崎 康弘
出版者
一般社団法人 日本肝臓学会
雑誌
肝臓 (ISSN:04514203)
巻号頁・発行日
vol.44, no.7, pp.317-332, 2003-07-25 (Released:2009-03-31)
参考文献数
94
被引用文献数
1