著者
中村 八重
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2020, 2020

本発表は韓国のレトロブームのなかで植民地遺産としての建築物がどのように位置づけられているのかを、建築物の観光化をめぐる現象の分析を通じて明らかにしようとするものである。植民地時代の衣装を新しいものとして消費することが若い世代で流行している。こうしたブームが、従来「生きた歴史教育の場」という役割が課せられていた植民地遺産をめぐる言説や現象に与える影響を検討する。
著者
高畑 圭輔
出版者
国立研究開発法人放射線医学総合研究所
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

sense of agencyを定量評価する心理課題をうつ病患者17名に施行し、健常者(21名)と同様の修飾作用がうつ病患者では認められないことを明らかにした。次に共感性を定量評価するための課題を確立し、健常者12名を対象にfMRI実験を行ったところ、主観的共感性が他者よりも自らが行った行為に伴う結果に対して増強することが確認された。さらに[11C]FLB457を用いたPETによって測定したドーパミンD2受容体と前頭葉機能の関連を検討したところ、右前頭前野におけるD2受容体密度と前頭葉機能との間に負の相関が認められた。以上よりドーパミン神経伝達による主観的体験の制御機構の一端が明らかにされた。
出版者
日経BP
雑誌
日経コンピュータ = Nikkei computer (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.997, pp.40-43, 2019-08-22

以前からの開発手法であるウォーターフォール型に限界を感じ、新プロジェクトなどでアジャイル開発に取り組みたいユーザー企業は増えている。しかし、「依然としてウォーターフォール型での開発と検収でしか対応してくれない。求めても別の開発手法の提案が…
著者
國部 毅 東 昌樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1929, pp.70-73, 2018-02-19

全店を対象とした店舗刷新や4000人分の業務量削減など、大改革を展開している。超低金利、異業種との競合激化……、課題山積の中、フィンテック強化などに力を注ぐ。技術革新を機に変革を一気に進め、新たな銀行像を作れるか。(聞き手は 本誌編集長 …
著者
河野 彰夫
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.43, no.8, pp.579-585, 1988

世の中はレトロブームであるという。物理学の世界でもすでに研究し尽くされたと思われていた古めかしい分野が, 学問の展開につれて新しく見直されることがある. たとえば, ガラスや陶磁器のようにはるか紀元前から用いられてきた材料であったセラミックスも, 高温超伝導という"ころも"を被ることで, 一躍して最先端材料に変身してしまった. 本稿でとりあげる摩擦現象も, その一例かもしれない. いわゆるナノ・テクノロジーの進歩につれて, ある種の摩擦を伴う機械の巨視的運動に対し, 摩擦面に働く分子間力の性質そのものが直接的影響を及ぼすことが明らかになってきた. つまり, 摩擦現象を根源的に理解しようとすると分子間力の性質の解明が不可欠の要件になってきたのである.
著者
許 光俊
出版者
慶應義塾大学法学研究会
雑誌
教養論叢 (ISSN:04516087)
巻号頁・発行日
no.141, pp.103-124, 2020

『君の名は。』をどこで見たのか『君の名は。』をなぜ見たのか『君の名は。』は『シン・ゴジラ』よりましなのかやっぱりアニメ声とアニメ喋り東京は美しいのかなんと少女は死んでいた忘却過去を変えていいのですかけれどそれが終わりではないなぜ聖地巡りをしたくなるのか距離が消えるジェンダー論には無関心最後にエッセイ