著者
佐藤 真輔
出版者
日本生命倫理学会
雑誌
生命倫理 (ISSN:13434063)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.216-224, 2014-09-26 (Released:2017-04-27)

最近、臨床での遺伝子検査にゲノム解読等が用いられる場合が増えてきたが、この手法により、本来の検査目的外の、患者の健康等に影響を及ぼす可能性のある変異が発見される可能性、すなわち偶発的所見が得られる可能性が必然的に高まっている。2013年7月、米国臨床遺伝学会(ACMG)は、臨床遺伝子検査でゲノム解読等を行う場合、特定の遺伝子の変異については患者の希望の有無にかかわらずその解析を行い、その結果を返却すべきとする旨の勧告を出した。だが、同勧告についてはその後、倫理的、法的、科学的観点等から各種の議論がなされている。本稿においては、同議論の内容について整理・分析するとともに、その経緯や周辺の状況、また我が国の状況等も踏まえ、かかる偶発的所見への対処のあり方について考察を行う。

1 0 0 0 OA 年録

出版者
巻号頁・発行日
vol.[164],

1 0 0 0 OA 三十三間堂

巻号頁・発行日
vol.[1], 1000
著者
齋藤 秀樹 今井 英行 中口 努 久後 地平 川瀬 博隆 竹岡 政治
出版者
京都府立大学
雑誌
京都府立大學學術報告. 農學 (ISSN:00757373)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.46-58, 1989-11-18
被引用文献数
8

林分1ha当りの生殖器官各部分の生産量(乾重と個数)について, ミズナラの若齢Y林分と老齢O林分とを比較し, 種子生産に関係する要因を考察した。各部分の生産量はトラップ法で測定し, 花粉については開花前の雄花序試料に含まれる花粉量と林分の開花雄花序数を掛けて求めた。調査は若齢林が3年間, 老齢林は5年間行った。主な知見は次の通りである。(1) 落果は多く, 8月末で80&acd;90%に達した。これは同化物質の節約になる。(2) 雄花序1個当りに含まれる花粉量は年によって9.3&acd;16mgと0.8&acd;1.2×(10)^6個の範囲にあった。(3) 乾物生産量(kg/ha・yr)は次の通りである(左側が若齢林, 右が老齢林。括弧内は平均値)。開花雄花序(花粉なし) : 7.7&acd;38.5(20.1);17.8&acd;55.9(42.2)。花粉だけ : 11&acd;43(26);24&acd;78(61)。雌性部分 : 81.7&acd;544.4(244.2);25.7&acd;256.4(158.8)。生殖器官合計 : 100&acd;625(291);68.0&acd;379(262)。(4) 各部分の乾物生産量の年次変動は3&acd;10倍(最大値/最小値)であった。しかし老齢林では, 連続4年間の雄花生産の変動は小さく(1.3倍), これはアカマツ林の場合に似ていた。(5) 雄性部分の乾物生産量が生殖器官全体に占める割合は, 若齢林が20%前後, 老齢林では種子豊作年に30&acd;40%で, 凶作年には60%前後を示した。(6) 花粉の乾物生産量は, 開花雄花序(花粉をのぞいた残り)より数%&acd;10%多い。(7) 花粉粒の生産量(個/ha・yr)を求めると若齢林が1.2&acd;5.3(平均2.9)×(10)^<12>, 老齢林2.8&acd;7.9(同5.2)×(10)^<12>となった。この最大値はスギ, ヒノキのそれより少ない。しかし, ミズナラの年次変動はこの2樹種より小さい。老齢林の値はアカマツ林にほぼ一致している。(8) 雄花序, 花粉粒, (総)雄花の個数生産量の年次変動は大きかったが, 雌花に対する雄花序及び花粉粒の数比は2倍以内の小さな変化であった。雌花1個に対して放出された花粉粒は若齢林が1.3&acd;2.4×(10)^6個, 老齢林1.9&acd;4.3×(10)^6個である。既報の2老齢林を加えた比較から, 林分によって雄花対雌花の比率に著しい偏りがあり, これは林齢と無関係であった。(9) 種子の豊作年には結実率が高かった。結実率の上昇は, 巨視的には放出される花粉粒の多少に関係がありそうである。これは将来, 解明しなければならない問題である。
著者
佐藤 浩司 竹内 正雄 竹ノ谷 文子
出版者
上智大学
雑誌
上智大学体育 (ISSN:02870568)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.1-8, 2001-03-31

本多浩二教授退任記念号

1 0 0 0 OA 玉川上水留

出版者
巻号頁・発行日
vol.[24] 玉川上水虎御門内御用屋敷掛樋枡井戸共御修復一件 天保十四卯年十二月より同十五辰年三月迄 分冊ノ一,