巻号頁・発行日
vol.[21] 名主の部, 1000
著者
丸 三徳 関口 隆昭 林 新 天谷 真一
雑誌
情報処理学会論文誌コンシューマ・デバイス&システム(CDS)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.66-73, 2018-05-22

より安全・安心な車両走行を実現するため,カーナビの経路探索機能の研究を行っている.実際の道路を走行する際にレーン変更が困難となる経路を探索してしまうという問題の解決に向け,車両のレーン変更を考慮した経路探索方式を開発する.本稿では特に,レーン変更が困難となる経路の検出アルゴリズムを提案する.まず,具体的な事例の分析を行い,問題のある経路となる条件を導出した.そして条件に該当するか否かを,カーナビ用地図データを使って判定する方法を検討した.試作・評価により,発見済みの事例以外の事例についてもレーン変更が困難であるか否かを判定できることを示し,提案方式の有効性を確認した.さらに,検出精度向上に向けたカーナビ用地図データの拡張方針を明らかにした.In order to realize safer and more comfortable driving, we have studied on route calculation function of car navigation systems. To solve a problem that the car navigation systems often provide users with routes including difficult lane-changing, we have developed a route calculation method considering lane-changing of vehicles. In this paper, we propose a method for detecting the route that includes difficult lane-changing. We analyzed case examples of the problem and clarified the conditions for being problematic routes. We considered a method to judge whether the route fulfills those conditions or not by using conventional car navigation map data. By prototyping and evaluating our proposed method, we showed effectiveness of the method that was able to judge whether additional case examples included difficult lane-changing or not. Further, required contents of car navigation map data for improving detecting accuracy were specified.
著者
宮川 重義
出版者
京都学園大学経済経営学部学会
雑誌
京都学園大学経済経営学部論集 = The Faculty of Economics and Business Administration journal, Kyoto Gakuen University (ISSN:21899738)
巻号頁・発行日
no.5, pp.31-52, 2017-11

本稿では知的巨人と称されるミルトン・フリードマンについて論じるが、彼のこれまでの著作を紹介したり、それを系統的に分析することではない。そのような仕事はジョン・バートンがいみじくも述べたように「(フリードマンの業績を評価することは)ナイアガラの滝の水量を小さな計量カップではかるに似たり」ということになり、到底本稿の及ぶ範囲ではない。フリードマン理論がどのようにアメリカの金融政策、経済の発展に関わってきたかを今日的観点より論じた。
著者
宗森 純
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.5, pp.471, 2018-04-15

カードシステムと発想法とを結びつけて,発想一貫支援システムの研究開発を始めて30年経った.この研究はなかなか論文にはならず研究的に厳しいものがあったが,このシステムの入力機器からGPSゲームや絵文字チャット等,数々のアプリが生まれた.発想一貫支援システム本体では最近アイディアを自分で具体化する支援機能などを付け加え,ようやく単に計算機システム化するよりほんの少し良い発想結果の文章が得られるようになった.
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン = Nikkei personal computing (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.791, pp.28-31, 2018-04-09

Q:プレゼンで使う画像を準備しろと言われましたが、スラスラ描けるような腕もないし、Web上の画像は著作権的に難しいと言われました。使える画像って、ないのでしょうか。 A:プレゼン用のスライドでは、文字よりも概念図で示す方が分かりやすいことや、場をなごますイラストが欲しいこともある。インターネットには多くの画像が掲載されているが、写真にせよイラストにせよ、自由に使えるものは限られている。「フリー素材集」と明記しているWebサイトを探そう。/他プレゼンテーションのTIPS
著者
伊藤 朝輝
出版者
日経BP社
雑誌
日経パソコン = Nikkei personal computing (ISSN:02879506)
巻号頁・発行日
no.761, pp.81-86, 2017-01-09

第1回1台のMacを家族や複数ユーザーで利用するには、アカウントを使い分けるのが賢い方法だ。子どもに安心してMacを使わせられるペアレンタルコントロール、子ども用Apple IDの取得方法もご紹介。 1台のMacを家族で利用するなら、それぞれのユーザーに個別のアカ…
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス = Nikkei electronics : sources of innovation (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.1190, pp.47-51, 2018-04

ゲームを契機に普及したジェスチャー認識技術が、ARやVR、自動車、ロボットといった新分野に広がりつつある。それに伴い、従来とは異なる新たなジェスチャー認識技術の提案が相次いでいる。市場で実績の多いToF/SL方式以外も登場、従来より消費電力やコストを…
著者
神山 剛 久住 憲嗣 稲村 浩 小西 哲平 太田 賢 福田 晃
雑誌
情報処理学会論文誌コンシューマ・デバイス&システム(CDS)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.84-102, 2018-05-22

本論文では,実際のスマートフォンユーザ約700名に対するアンケート調査と約400名の端末ログ収集調査によるデータを用い,アプリケーション使用など実際のスマートフォン利用パターンを導出し,パターンごとにその特徴を示すことで,様々なサービス企画・研究開発に有益なスマートフォン利用モデルを提案する.本モデルは,1日単位のスマートフォン利用を,ユーザ属性やアプリケーション使用傾向などの特徴を定量的に示すものである.クラスタリングによる利用パターン分析の結果,全体的に6つの利用パターンの存在が確認された.また,同一ユーザでも日によって異なる利用パターンが存在するという仮説を検証したところ,例外的なパターンを除くと,90%のユーザの利用パターンはたかだか2つ程度であることが確認された.This paper presents a smartphone usage model that will be useful as ground data for works such as proposals on improving services/technologies related to smartphones. It is based on an actual-use survey involving about 700 smartphone users. We conduct web interviews with users to get their demographic data - age, sex, for example, and gather many kinds of usage traces from their device using our logger application. The model describes 1) daily usage pattern (combinations of application usages) and 2) pattern features - demographics, major application usages and so on. Through a cluster analysis of the usage traces, we find there are six typical daily usage patterns and half the users have multiple patterns that differ with the day.