著者
髙宮 正貴
出版者
大阪体育大学教育学部
雑誌
大阪体育大学教育学研究 = Journal of Education, Osaka University of Health and Sport Sciences (ISSN:24327514)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.51-63, 2022-02-28

資料論文, 本タイトル: 道徳授業おける「価値の一般化」の再検討 : 展開後段における「再特殊化」の導入
著者
小松 秀雄 Hideo KOMATSU
雑誌
神戸女学院大学論集 = KOBE COLLEGE STUDIES
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.153-164, 2008-01-20

In the eighties of the 20th Michel Gallon, John Law and Bruno Latour have constructed the theory of actor-network in the field of science and technology studies. Then in the nineties Jean Lave and Etienne Wenger have proposed the theory of situated learning and community of practice. In the first chapter of this paper I intend to consider the theory of 'hybrid collectives (communities)' and the concept of 'translation' which M.Gallon (French sociologist) has developed in his theory of actor-network. Gallon has criticized traditional sociologists for 'social constructionism'. And in the second chapter I investigate the situational approach and theory of community of practice while I take up the literatures such as "Situated Learning" (1991.) and "Communities of Practice" (2002.). In the final chapter I attempt to apply the theory of actor-network and the concept of community of practice to the downtown area (Yamabokocho) of the Gion Festival (Gion Matsuri) of Kyoto in the modem society.
著者
山下 壮起 Soki Yamashita
出版者
基督教研究会
雑誌
基督教研究 = Kirisutokyo Kenkyu (Studies in Christianity) (ISSN:03873080)
巻号頁・発行日
vol.76, no.2, pp.39-60, 2014-12-08

ヒップホップでは反社会的な事柄が歌われる一方で、宗教的な表現が多く見られる。アフリカ系アメリカ人のヒップホップ世代が、政治的に保守化したアフリカ系アメリカ人教会と対峙するなかで救済を教会の外に求め、その結果、ヒップホップが救済について論じる言説空間としての側面を持つようになっていったと考えられる。本論文では、公民権運動以降のアフリカ系アメリカ人教会の変遷を紐解きながら、ヒップホップの宗教的機能の分析を通して、アフリカ系アメリカ人のヒップホップ世代の救済観について考察した。
著者
安達 知也
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.63, no.7, pp.334-337, 2022-06-15

スーパーコンピュータのエネルギー効率のランキングであるGreen500において,筆者らのグループは独自設計のプロセッサMN-Coreを用いたシステムで挑戦した.MN-Coreは演算器以外の回路を極力そぎ落とすことで高い電力あたり性能を実現したプロセッサである.そのプロセッサの性能を引き出すための最適化においては,ベンチマーク実行結果を可視化するツールなどの周辺ソフトウェアの助けが不可欠であった.結果として,2020年6月,2021年6月,2021年11月の3回のGreen500で1位となり,特に2021年11月は2位に大差をつけての優勝となった.
著者
岸本 和理 谷口 義明 井口 信和
雑誌
情報処理学会論文誌教育とコンピュータ(TCE) (ISSN:21884234)
巻号頁・発行日
vol.8, no.2, pp.76-81, 2022-06-23

Webアプリケーションの脆弱性を悪用した主要な攻撃の1つにクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃がある.Webアプリケーション内のXSS脆弱性を減らすためには,Webアプリケーション開発者が,XSS攻撃および対策手法を学ぶだけでなく,攻撃者視点でXSS脆弱性を発見するための知識やスキルを習得することが重要であると考えられる.そこで本稿では,攻撃者視点を取り入れたXSS演習システムを開発する.学習者はWebブラウザ,仮想ネットワーク上に構築したWebサーバ,攻撃者ホストを使って学習や演習を実施する.情報系学科の学生を対象とした実験の結果,本システムを用いることにより座学と比較してXSS対策の学習を支援できることを確認した.
著者
塩田好 石水隆 山本博史
雑誌
2013年度 情報処理学会関西支部 支部大会 講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, 2013-09-18

「アンパンマンはじめてしょうぎ」において、後退解析を用いたプログラムで完全解析を行った。
著者
安永 拓世
出版者
近畿大学商経学会
雑誌
商経学叢 = Shokei-gakuso: Journal of Business Studies (ISSN:04502825)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.185-208, 2012-12-01

[概要]本稿は, 18世紀中期から19世紀にかけて京都や大坂で流行した煎茶趣味が, 芸道としての煎茶道へと変容するプロセスの解明を目的とする。とくに, 大坂を中心に活躍した煎茶道の家元・田中花月庵鶴翁(1782~1848)を題材とし, 当時の文人たちと花月庵との交流関係や, それを記した資料を通して, (1)日本に煎茶を広めた売茶翁(1675~1763)という人物が神格化され, 彼に結びつく花月庵が権威付けられて作り上げられていく言説。 (2)その言説に寄り添うかたちで付加価値がつけられる煎茶道具。 (3)新興の芸道である煎茶道が, 既存の芸道である茶の湯から受けた影響。 という主に三つの視点から考察をおこない, 家元が作られていく過程に迫る。 [Abstract]The purpose of this paper is to solve the process in which the "Sencha Tea" hobby , that was in fashion by Kyoto and Osaka from the middle of the 18th century to the 19th century , changes into the "Sencha Tea" ceremony . Here, I deal with Tanaka Kagetuan Kakuo(1782-1848) who became the head family of the "Sencha Tea" ceremony in Osaka.C)Baisao(1675-1763) was deified, the head family was connected to him, and the statement was made. ©The tools of "Sencha Tea" with which added value was given based on that statement. C The "Sencha Tea" ceremony was affected from the "Cha-no-yu" tea ceremony . From these three viewpoints I approache the process in which the head family was made.