著者
スタインバーグ マーク エルネスト・ディ・アルバン エドモン 須川 亜紀子 松井 広志 エルナンデス・エルナンデス アルバロ・ダビド
出版者
国際日本文化研究センタープロジェクト推進室
雑誌
メディア論、メディア表現とファン文化報告書 : MANGAlabo 7公開ワークショップ
巻号頁・発行日
pp.1-71, 2021-03-27

現代日本の大衆文化の一種であるアニメやマンガが益々注目を集める中、同人誌やコスプレなどのように、このメディア文化を中心にして行われる活動にも注目が集まっている。アニメやマンガといったメディア表現とファン文化を考える際、「商品と消費者」という単純な構造を超え、メディアの性質とその発展、メディア表現の特徴や我々がどのようにメディアと付き合うのかを、考える必要がある。この公開ワークショップにおいては、最先端のメディア論を踏まえ、3名の講師から現代日本の大衆文化におけるメディア表現とメディア使用の接点について学ぶ。
著者
渡辺 健太郎 Watanabe Kentaro ワタナベ ケンタロウ
出版者
大阪大学大学院人間科学研究科 社会学・人間学・人類学研究室
雑誌
年報人間科学 (ISSN:02865149)
巻号頁・発行日
no.38, pp.139-157, 2017-03-31

社会学 : 論文本稿では、「なぜ若年層の権威主義化が生じたのか」を明らかにするため、「大学進学率」と「専攻分野」を用いた説明を試みた。先行研究では、若年・高学歴層の権威主義化が指摘されていたが、高学歴層のうち、どのような人たちが権威主義化しているのかについては明らかにされてこなかった。そこで、SSM1995データとSSP2015データの比較を行った結果、若年層における権威主義化は高学歴男性において生じていたことが確認された。そして、高学歴層の権威主義化についてより詳細に検討するために、SSP2015データを用いた構造方程式モデリングにより、「大学進学率」と「専攻分野」の交互作用効果を検討した。その結果、大学進学率の高まりにともなって、文系学部卒の男性が権威主義傾向を示すことが明らかとなった。大学進学率と権威主義的態度に関連が見られたのは、相対的権威主義層の高等教育への流入と学生同士の相互作用によると考えられる。以上より、高等教育の拡大に伴う文系学部卒男性の権威主義化によって、若年層の権威主義化がもたらされたことが示唆された。
著者
十津 守宏
出版者
鈴鹿大学短期大学部
雑誌
鈴鹿短期大学紀要 (ISSN:13450085)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.19-24, 2010

This article is an analysis of the popular,`Gundam Seed Destiny',focusing on Apocalyptism.It is certain that these descriotions of the `end'of history insinuate the contemporary setback of the idea of the ever progressing World.However such Apocalyptism is difficult in taking deep root in Japan,where human life has been imbued with Orientel pantheism and the evernally returning time.In this respect,`Gundam Seed Destiny'calls our serious attention,as it clearly shows the Japanese Eschatology.
著者
小林鶯里 編
出版者
文芸通信社
巻号頁・発行日
1920

32 0 0 0 OA 孝義録

出版者
巻号頁・発行日
vol.[5], 1801
著者
野上 元 西村 明 柳原 伸洋 蘭 信三 渡邊 勉 福間 良明 山本 昭宏 一ノ瀬 俊也 木村 豊
出版者
筑波大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2017-04-01

2018年度は、5年間の研究計画の二年目であった。まず、4月14、15日に東京大学で行われた戦争社会学研究会第9回大会の場を利用して、野上は、東京大学文学部社会学教授・佐藤健二氏を招いて特別講演「「戦争と/の社会学」のために」を企画した。これもまた、学際的研究領域としての「戦争社会学」の内実を検討するものであり、活発な質疑を経て、戦争社会学の可能性を検討することができた。また西村は、テーマセッション「宗教からみる戦争」を企画した。宗教と戦争と社会の結びつきについて、多面的な議論が行われた。6月には、同研究会の研究誌『戦争社会学研究』の第二号が刊行された。特集となる「戦争映画の社会学」は、昨年度企画したシンポジウム「『野火』の戦争社会学」の活字化である。企画者の山本ほか、野上・福間が寄稿した。また、第二特集として「旧戦地に残されたもの」があり、西村が企画趣旨文を寄せている。8月12日には、京都女子大学で小林啓治『総力戦の正体』の書評会を開催した。歴史学の立場からの「戦争と社会」研究であるが分野をまたいだ議論を可能にする幅広い問題提起を行う書物であった。書評担当者の一人を野上が担ったが、「戦争と社会」研究における「総力戦」概念の重要性に照らした検討を行った。この2018年度より、筑波大学を所属機関とする非常勤研究員として木村豊氏を雇用し、研究会の事務手続きを手伝ってもらうことになった。こうした研究会の企画のほか、研究打ち合わせを12月に行い、プレ調査の実施計画を進め、科研メンバーだけのクローズドな研究会を行った。また、筑波大学大学院「歴史社会学」演習と合同で、深谷直弘『原爆を継承する実践』の書評会を筑波大学で行った。若手研究者による戦争社会学的研究の成果である。
著者
李 正和 丸田 直美 廣川 妙子
出版者
Japan Society of Kansei Engineering
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18840833)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, pp.397-406, 2012 (Released:2012-06-04)
参考文献数
11
被引用文献数
1 1

For the purpose of providing information for the apparel field, the effects of changing the pleat number and skirt length on the visual image of 30 types of pleated skirts by age group were analyzed. The major results are as follows. Changes in the pleat number and skirt length were strongly related to the visual image of pleated skirts; the more pleats there are, the more complicated, dressy and feminine they look, while the fewer pleats there are, the more calm and plain they are regarded. In addition, it was revealed that the shorter the skirts are, the more casual, childlike and simple they look, while the longer they are, the more formal, heavy, mature and luxurious they appeared. Image changes were much more significant for the skirt length than they were for the number of pleats, while for age groups, the number of pleats accounted for much larger differences in visual image than the skirt length. In particular, compared to other age groups, there was a significant difference in image scores for subjects aged 10 to 19 for skirts that were uncommon, and for subjects in their 50s for skirts that gave them a sophisticated and charming image. As a result of principal component analysis, it is considered that the 1st principal component analysis (PC1) largely contributes to an element expressing sensitive fashion image based on expression, while PC2 contributes to the age factor based on activity. However, it was revealed that the items which strongly influence the major components are different by age, as are the items which determine the image of pleated skirts.

32 0 0 0 OA 偏類六書通 7巻

著者
古森厚孝 編
巻号頁・発行日
vol.[4], 1837