3 0 0 0 OA 奇談雜記

著者
齋藤秀満 輯
巻号頁・発行日
1000
著者
上野 善道
出版者
日本音声学会
雑誌
音声研究 (ISSN:13428675)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.28-36, 1997-08-30 (Released:2017-08-31)

The tonal phenomena we observe are composed of tonal layers, such as accent in a narrow sense, phrase intonation, each of which has its own function. Phonological interpretation of accent means the separation of these layers and extraction of accent. Segmental environments are concerned with interpretation, but grammatical information is not. Morphophonemic regularities, such as compound noun accent rules, are treated and described differently from phonological interpretation. These findings on accent are based on my fieldwork.
著者
高村 好実
出版者
一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
雑誌
医学検査 (ISSN:09158669)
巻号頁・発行日
vol.66, no.J-STAGE-2, pp.22-38, 2017-08-31 (Released:2017-09-06)
参考文献数
8

画像検査はその機器が高額であることや専門の撮像技術が必要なこと,さらに放射性同位元素を用いることなど,一般的な検査として施行するには多くの条件が必要であり,認知症の診断や治療を行う全ての施設において実施できるものではない。しかし,近年の撮像技術の進歩により脳の器質的変化は高い精度と分解能で画像化でき,脳の萎縮の程度については数ミリ単位での描出が可能となり,その有用性は従来にも増して高まっている。また,脳の機能撮像においても早期アルツハイマー型認知症診断支援システム(Voxel-based Specific Regional analysis system for Altheimer’s Desease; VSRAD)やメタヨードベンジルグアニジン(3(meta)-iodobenzylguanidine; MIBG)心筋シンチグラフィーは精度が高くなり,最近では認知症の原因とされているアミロイドやタウを測定し,認知症症状が出現する前の異常蛋白を捉えることも行われている。今後画像検査は早期発見から診断,治療からフォローにおいて増々その有用性が高まることが期待されている。この章では,認知症における各種画像検査について簡単な解説を加えるとともに,各認知症における各画像診断についての説明をする。
著者
林 衛
巻号頁・発行日
pp.1-26,

日本災害復興学会2018年度東京大会, 日程:2018年10月26日(金)~28日(日), 会場:東京大学本郷キャンパス
著者
安田 泰久 丸山 淳一 丹羽 太左衛門
出版者
日本養豚学会
雑誌
日本養豚研究会誌 (ISSN:03888460)
巻号頁・発行日
vol.5, no.3, pp.119-125, 1968-12-31 (Released:2011-06-08)
参考文献数
37

豚精液および精漿で家兎を免疫して, それに対して産生した抗体を用いて, 精液および精漿の抗原系の追求を行なった。1) 沈降素抗体価は, 免疫後1週目から精液および精漿の抗体産生が認められ, 2週目においては10:1×29以上の抗体価を示した。また, 精液は精漿よりも抗原性の高いことが認められた。2) OUCHTERLONY 法で抗原系を検討した。a. Landrace 種と Yorkshire 種において, 精液には抗原系の差が認められなかった。しかし, 精漿においては沈降線の出現部位と出現時間に差が認められた。b. 精液の分離時において各々の遠心速度によって得た精漿の抗原系には差が認められなかった。c. 雄性生殖腺液の抗原系において, 精巣上体精液の抗原系は弱く, 数も少なかった。しかし, 精のう液の抗原系は強く, 抗原系の数も多いことが認められた。豚精液の主要な抗原成分は精のう液に由来するものと考えられる。
著者
R. C. Abraham
出版者
Hodder and Stoughton
巻号頁・発行日
1958
著者
R.C. Abraham
出版者
Hodder and Stoughton
巻号頁・発行日
1962
著者
仲野 里香 菊池 良和
出版者
日本音声言語医学会
雑誌
音声言語医学 (ISSN:00302813)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.32-40, 2016 (Released:2016-02-23)
参考文献数
22
被引用文献数
1

吃音の悩みをきっかけに「不登校準備段階」の状態を呈し,「吃音をゼロにしたい」と当院を受診した13歳中学1年生男児に対して,直接的な発話訓練と多因子モデルに基づいた認知行動療法的アプローチを同時に行った.直接的な発話訓練は,軟起声・構音器官の軽い接触・弾力的な発話速度・随伴症状に対する訓練を中心に実施した.認知の修正に対しては,吃音の知識・自己評価・目標・発話体験を記録する「吃音ノート」を独自に作成して使用した.3ヵ月全11回の治療で吃音は軽快し,不登校に陥ることなく学校生活が楽しめるようになった.直接的な発話訓練と同時に多因子モデルに基づいた認知行動療法的アプローチを実施することは,「不登校準備段階」にある中学生に有効であることが示唆された.
著者
藤丸 麻紀 MAKI FUJIMARU
出版者
和洋女子大学
雑誌
和洋女子大学紀要 = The journal of Wayo Women's University (ISSN:18846351)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.129-141, 2011-03

本稿では、子ども手当のGDPに対するマクロ経済効果として乗数分析を行い、出生率に対するミクロ経済効果として家計内生産理論モデルによる子どもに対する需要関数の分析を行った。またデータ分析を行い、理論による分析を補足した。 GDPに対するマクロ経済効果としては、消費拡大効果はあるものの、子ども手当の財源確保のために政府消費削減、公共投資削減、増税などが伴えば、GDPにはマイナスの効果をもたらすことが分かった。 また、出生率に対するミクロ経済効果としては、子どもへの需要を増加させる効果はあるが、子ども手当が生涯所得に与える影響が小さければその効果は小さいと考えられることと、子どもへの需要が増加しても出生率は変わらず子ども一人当たりの支出を増加させる可能性もあることが分かった。 データによる分析では、期待される生涯賃金が減少していることや女性非正社員の賃金の低さが出生率の低下につながっていると考えられることが分かった。したがって、子ども手当の支給よりも、保育サービスの提供や保育料負担軽減などを行った方が所得を増加させ出生率増加につながるのではないかと考えられる。
著者
庵 功雄 張 志剛
出版者
日本語学会
雑誌
日本語の研究 (ISSN:13495119)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.86-100, 2015-04-01

本稿では,近代語として「明六雑誌コーパス」(「明六」),現代語として「自作の「読売新聞2000年データベース」」(「読売」)を取り上げ,コーパスベースで比較した。まず,「明六」にのみ用例があるものを「読売」(および拡張して「現代語」)と比較し,現代語にも用例があるものと,現代語には用例がないものに分けた。次に,「明六」と「読売」の中間に位置するものとして「太陽コーパス」を取り上げ,三者の間での移行関係を考察した。特に,「自他」について詳しく考察した。その結果,「明六」で他動詞であるものは,その後自他についてかなり安定しているのに対し,「明六」で自動詞であるものは,その後自他が変化する割合が相対的に高いことなどがわかった。