著者
馬緤 美穂 笹野 遼平 高村 大也 奥村 学
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.11, no.3, pp.12-22, 2018-10-17

本研究では,ある職業の人間がとる行動を獲得するためのシステムを提案する.提案システムは,対象の職業が主語となっている文から行動を抽出する主語ベース部,および,対象の職業に従事するユーザによって書かれた文から本人の行動を抽出する著者ベース部の2つの要素で行動を収集し,得られた行動と職業の間のカイ二乗値を計算することで職業に特徴的な行動を獲得する.クラウドソーシングを用いた評価を通し,2つの構成要素を組み合わせることでより幅広い職業について行動が獲得できること,また,主語ベース部では他者から言及されやすい行動が多く獲得される傾向にあるのに対し,著者ベース部では対象の職業の日常に根ざした行動が多く獲得される傾向にあることを示す.
著者
川合 豊 高島 克幸
雑誌
コンピュータセキュリティシンポジウム2013論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.4, pp.78-85, 2013-10-14

代理人再暗号化方式(Proxy-Re-Encryption, PRE)は,再暗号化鍵と呼ばれる鍵で,暗号文の宛先を変更可能な公開鍵暗号方式である.通常のPREでは,Aが作成した再暗号化鍵でA宛のいかなる暗号文でも再暗号化できる.そのため,受信者Aは再暗号化する暗号文を選ぶことができない.これを解決する技術に,再暗号化鍵に再暗号化する暗号文の条件を指定する,条件付き代理人再暗号化方式があるが,既存方式は設定可能な条件が柔軟でない.本稿では,柔軟な再暗号化の条件が設定可能な条件付き関数型代理人再暗号化方式を提案する.具体的に,条件付き関数型代理人再暗号化方式のモデルとその安全性を定義し,内積述語暗号を基にした具体的方式を構成する.
著者
硴崎賢一
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.34, no.11, pp.2386-2394, 1993-11-15

本論文では、述語呼び出し時に引数特性を伝達する、単純で効果的なPROLOGの単一化処理の最適化方式を提案する。提案方式では、直接出カ変数と呼ぷ引数の分類と、その分類情報を格納する直接出力変数フラグを導入し、述語呼び出しでその情報を受け渡すことにより最適化を行っている。本方式は、述語単位のコンパイルで述語間の大域的な最適化が行えるという特長を持っており、不必要なデリファレンスやトレイル処理を除去することによって、出カモードの単一化の処理速度を大幅に向上させることができる。append/3での評価により、従来のWAMに封して3.4倍の高速化が行え、58MIPSのワークステーション上で、3.3MLIPSの高い性能が得られることが明らかになった。
著者
硴崎 賢一 上原 邦昭 豊田 順一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第33回, no.プログラミング言語およびソフトウェア工学, pp.497-498, 1986-10-01

人工知能の研究においてPROLOGが広く用いられている。PROLOGは基本的にインタプリタによって実行される言語であるが、大規模なシステムや実用的なシステムを構築するには、コンパイラによる処理の高速化が必須である。筆者らはPROLOGを高速に実行するためのコンパイラの実現手法に関する研究を行っており、実用的な処理系としてスーパーミニコンMV/8000 II上にC-Prologコンパイラを開発している。テールリカージョンの最適化等を行った結果、25K LIPSの処理性能を得ている。本稿では、C-Prologコンパイラで実現しているPROLOGの特性に適した使用方法と、性能評価について報告する。
著者
小西 鉄馬 北村 尊義 泉 朋子 仲谷 善雄
雑誌
第80回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2018, no.1, pp.141-142, 2018-03-13

近年、交通事故や交通違反が頻繁に発生している。特に、交通違反の取り締まり状況として最も多いのが最高速度違反である。そこで速度抑制を目的として、速度計で表示される速度の一部分を、ある一定の速度を超えた時に見せなくすることで、視覚的に速度に対する不安感を生じさせ、自然に速度を自分自身で落とさせる方法を提案する。プロトタイプシステムを作成し、オートバイを用いた試走実験を実施し、速度計の一部分を見せないことが運転者に対して具体的にどのような効果があるのかを検証した。
著者
山岡 忠夫
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.11, pp.989-991, 2018-10-15

ディープラーニングを将棋AIに応用した際の入力特徴と出力の設計,学習に使用したデータセットと学習方法,対局プログラムの実装について紹介する.
著者
XING Yuqing ZHANG Bo
出版者
GRIPS Policy Research Center
雑誌
GRIPS Discussion Papers
巻号頁・発行日
vol.18-10, 2018-09

This paper analyzes how the technology progress of the South country affects the welfare of the North country in a free trade world. Using the standard Ricardian model of the North-South trade, we show that, import biased technological progress of the South will undermine the welfare of the North, once the cumulative technological progress of the South exceeds a threshold. The relative population size of the South to North affects the threshold. Generally, a relatively larger South country has a lower threshold and the technological difference between the two countries remains even beyond the threshold. To a certain extent, the findings of the paper offer an theoretical explanation about the concerns of rising China in an integrated world economy.
著者
西森康則 y.nishimori
雑誌
データマイニングと統計数理研究会(第 12 回)

We review algorithms and theory of manifold learning in machine learning.
著者
松永 伸司
出版者
東京藝術大学
巻号頁・発行日
2015-03-25

平成26年度