著者
小林 道頼
出版者
裳華房
雑誌
遺伝 (ISSN:03870022)
巻号頁・発行日
vol.49, no.8, pp.p48-52,図巻頭1p, 1995-08
著者
田嶋 美代子 島田 広美 ハ島 妙子 市田 和子 真部 昌子 竹内 文生 三浦 美奈子
出版者
川崎市立看護短期大学
雑誌
川崎市立看護短期大学紀要 (ISSN:13421921)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.57-66, 2003-03-31

転倒・転落に関するインシデントの実態と発生要因を明らかにすることを目的に,A病院看護部に提出された1年間のインシデントレポートのうち,転倒・転落に関するインシデント302件を対象に分析した。その結果,転倒・転落に遭遇した患者のほぼ7割が70歳以上の高齢者であり,ほぼ全数に近い296件が看護師が傍らにいない時に発生していたことがわかった。また,インシデントレポートに記載された要因分析から読み取った要因の記述870個からは,インシデントの要因の性質として40項目が分類され,かつ,インシデントの要因が看護師の思考の全段階において生じていたことが確認された。
著者
平下 治
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.8, no.6, pp.212-217, 1999-07

地図上に多様なデータをビジュアルに表現し、直感的な分析を可能にするGIS(Geographic Information System:地理情報システム)は、今や一般用語として通用するまでになった。 GISはもともと、都市計画や土木分野、あるいは水道や電気、ガスなど地下埋設物の管理といった官公庁での活用が主で、システム構築費も1億円を超えるものがほとんどだった。
出版者
日経BP社 ; 1999-
雑誌
日経Linux : Nikkei Linux (ISSN:13450182)
巻号頁・発行日
vol.17, no.5, pp.24-26, 2015-05

Linuxを使う目的は人によってさまざまです。ただし、自分がやりたいことができる、快適に使える、操作に困らない——などは、誰でも共通の望みでしょう。やりたいことができるワザ、快適になるワザ、操作に迷わないワザなど、93個のワザを、一挙に紹介します。
著者
津曲 俊英
出版者
長崎大学
雑誌
經營と經濟 : 長崎工業經營専門學校大東亞經濟研究所年報 (ISSN:02869101)
巻号頁・発行日
vol.81, no.2, pp.145-158, 2001-09

20th century was called as "the century of the international organizations". International Organizations could be, should be, recognized as the apparatus to provide the international public goods in the similar ways as the states have been formulated to provide the national public goods. So in the new century. This means that the international society would be on the way to realize the internationally institutionalized or organized provision of the international public goods by the collective action through international organizations, based on the idea that the world is composed of individual sovereign states. While we cannot be so optimistic to expect the current situation is along with such perspective, it is convinced that the provision through the international organization or framework be the mainstream to maintain and develop the world order without government. The article aims at focusing on the features and preconditions related with the international public goods and international organizations.
著者
平社 定夫 石田 吉明 小泉 潔 倉川 博 武藤 博士 小幡 喜一 三谷 豊
出版者
地学団体研究会
雑誌
地球科學 (ISSN:03666611)
巻号頁・発行日
vol.56, no.6, pp.347-358, 2002-11-25

埼玉県秩父盆地新第三系桜井層に大露頭があらわれ,数多くのカレントリップルマークが観察された.研究地域の堆積相は,礫岩(Cg),含礫砂岩(Sp),塊状砂岩(Sm),砂岩泥岩互層(I)および砂岩泥岩細互層(Im)の5つに区分される.これらの堆積相の特徴から堆積環境は,上部〜中部海底扇状地のチャネル・レビーシステムで解釈される.リップルマークは砂岩泥岩互層(I)に集中的に出現することから,上部〜中部海底扇状地の自然堤防,および,すでに埋積されたチャネルを覆った堆積層に形成されたことが考えられる.また,リップルマークはブーマシーケンスのカレントリップル部(C)に相当し,流痕とリップルマークの示す古流向はほぼ同じである.これらのことから,リップルマークは低密度重力流による一連の堆積作用で形成されたものと考えられる.
著者
三村 竜之
出版者
北海道言語研究会
雑誌
北海道言語文化研究 (ISSN:18826296)
巻号頁・発行日
no.13, pp.1-14, 2015

北ゲルマン語の一つであるアイスランド語は英語やドイツ語と同じくストレスアクセントの言語であり、語は主強勢を担う音節を必ず一つ有する。従来、副次強勢は主強勢を担う音節(人名や並列的複合語など一部の例外を除き、全て語の第一(左端の)音節)から数えて奇数番目の音節に現れるとされてきた(例: 第3音節、第5音節、等々)。しかしながら、なぜこれらの強勢を全て一律に「副次」強勢と判断するのか理論的な根拠が全く示されておらず、また反例と思われる具体的事例も確認されている等、先行研究には種々の問題点や検証すべき課題が残る。そこで本小論では、語形や語構造、前後の環境など様々な条件の下で採取した一次資料を通じて先行研究の主張を批判的に検証し、アイスランド語のリズムの仕組みに関して詳細に考察するとともに、アイスランド語における副次強勢の生起条件とその音声的・音韻論的特性を明らかにする。
著者
三村 竜之
出版者
北海道言語研究会
雑誌
北海道言語文化研究 (ISSN:18826296)
巻号頁・発行日
no.14, pp.147-158, 2016

本小論考の目的は、アイスランド語の文音調を記述する上で有意義かつ重要と考えらえる基本概念の提案並びに整理・整備にある。アイスランド語はストレスアクセントの言語であり、これまで筆者は強勢の所在やリズムを考察する上で、音節構造や母音量等の要因に加え、音調の型やその遷移にも着目してきた。本論考では、語の考察を通じてこれまで得られた知見を検証・補強すべく、筆者の採取した一次資料に基づき文におけるリズムや音調を考察し、その結果、以下に示すような、文音調の基盤を形作る諸概念の提案と諸側面の解明を試みる: 文は一つないし複数のリズム上の単位から成る; 単位の数や切れ目は文のテンポや意味に依存する; 各単位には(ほぼ)一定の型の音調が被さり、これらの音調の総和と文の種類(例: 疑問文)により文音調が決定される。
著者
三村 竜之
出版者
室蘭工業大学
雑誌
室蘭工業大学紀要 (ISSN:13442708)
巻号頁・発行日
no.65, pp.59-66, 2016-03

Icelandic has the voiceless alveolar trill. The voiceless alveolar trill has traditionally been analyzed as a realization of /hr/ sequence, and within a recent framework based on the modern distinctive feature theory, the trill may be analyzed as the devoicing of /r/ which is triggered by the feature [+spread glottis] of the following segment. However, both of these two previous analyses have several deficiencies in their data and argumentation. On critical examination of the previous studies and based on the data of compounds and phrase/sentences, which both of the previous analyses failed to take into consideration, this paper shall draw the following three conclusions: i) besides /r/, the voiceless alveolar trill is a phoneme in Icelandic; ii) the voiceless trill in the word-initial and –medial position are both phonemic; iii) the voiceless trill in the word-final position is the realization of /r/ which is devoiced at the utterance-final position.学術論文
著者
田中 克幸 滝口 哲也 有木 康雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.94, no.12, pp.2047-2057, 2011-12-01

本論文では,non-factoid型質問応答技術の一つであるWhy型質問応答を可能とするための技術として,Whyテキストセグメントを識別する識別器の構築方法を提案する.具体的には,テキストセグメント中の文法情報に着目し,機械学習の一つであるSupport Vector Machineにより,それらの特徴パターンを学習することによって,Whyテキストセグメント識別器を構築する.これにより,どのようなドメインのテキストセグメントに対しても,有効に機能するWhyテキストセグメント識別器が構築でき,WebのようなオープンドメインにおいてWhy型質問応答が可能となる.提案手法によるWhyテキストセグメント識別能力の評価のために,Yahoo!知恵袋の回答集合からなる学習データセットをもとに,Whyテキストセグメント識別器を構築して実験を行った結果,F値=0.661,正解率=63.25%の識別性能を有する識別器を構築することができた.これより,従来のWhy型質問応答の問題点であったルール作成に手間が掛かる,識別器がドメインに依存する,ラベル付けされた学習データの入手が困難である,といった問題が改善され,より識別能力の高いWhyテキストセグメント識別が可能となった.