著者
常松 典子 鹿児島県立短期大学
出版者
鹿児島県立短期大学地域研究所
雑誌
鹿児島県立短期大学地域研究所研究年報 (ISSN:02885883)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.91-100, 2005-03-31

鹿児島県立短期大学地域研究所の奄美群島総合調査の一つとして、特産物を用いた土産物の開発に関して調査を行った。2002~2003年にかけて奄美群島の土産物に関する市場調査を行ったところ、黒糖は、奄美群島の人々にとって特別に思い入れの強い特産物であることがわかったので、黒糖を用いた製品に着目することにした。観光客の層として期待の高い20~40歳代の首都圏で働く女性を対象に、アンケート調査を行い、購買意欲をそそる土産物がどのようなものであるかを明らかにすることで、黒糖を用いた土産物を提案したいと考えた。加えて、年間の旅行回数、旅行先での消費動向、奄美地方に対するイメージを明らかにすることで、今後の奄美群島の観光活性化に寄与できる提案ができればと考えた。黒糖は、自然な甘さ、コクがある、すっきりしたまろやかな味と表現されるなど嗜好性が高く、また、イメージも健康、自然、疲労回復であり、好感度が高かった。よって土産物として黒糖製品を開発する必要性は高いと考えられた。土産物として選ぶものには、菓子、特産物など食品が多かった。食品に求められる条件は、希少性、荷物にならない、配りやすい、おいしい、日持ちするだった。奄美に対するイメージは青い空と海、大自然、温暖な気候、島歌、南国のリゾートなどプラスイメージを表現したものが多かった。また、4割以上の人が年間3~4回旅行をしているという結果から、奄美の情報を首都圏に発信することで多くの働く女性を観光客として迎えることができるのではと期待感が持てた。
著者
青木 栄一
出版者
Japan Cartographers Association
雑誌
地図 (ISSN:00094897)
巻号頁・発行日
vol.33, no.3, pp.1-12, 1995-09-30 (Released:2011-07-19)
参考文献数
13
被引用文献数
1
出版者
日経BP社 ; 1985-
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.384, pp.46-63, 2014-07

「相場で勝つ」ことの定義については、ここでは日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)、東証2部株価指数、JASDAQインデックス、東証マザーズ指数、東証REIT指数の5つのインデックスの年間騰落率平均を投資成績が上回った人を勝者とした。 個人投資家調査から浮か…
著者
吉利 宗久
出版者
川崎医療福祉大学
雑誌
川崎医療福祉学会誌 (ISSN:09174605)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.39-47, 2000-06-26

本研究の目的は, アメリカ合衆国における障害者福祉・教育施策の展開とその特徴について検討することである.障害者は, 実質的に1960年代末から1970年代初頭に至るまでは公的な行政サービスシステムにおいて除外され, 不等な処遇を受けていた.その後, 機会均等運動の隆盛に伴い, 障害者の権利を保障するための初期的な連邦法が制定されてきた.1970年代半ば頃を迎えると, 障害者の福祉・教育に関する改善策の立法化が本格的に進められる.特に, 近年においてはノーマライゼーションやメインストリーミング, インクルージョンと呼ばれる障害者処遇改善のための思想や取り組みの進展により, 個別障害者教育法(IDEA), 障害をもつアメリカ人法(ADA), リハビリテーション法504条に代表される障害者対策を主旨とした連邦法が成立している.そこで, 本研究は, これらの連邦法の変遷や性質, 法規定の関連性について検討し, 障害者施策の概要を把握するものである.
著者
瀧澤 仁唱 Hitohiro Takizawa
雑誌
桃山学院大学社会学論集 = ST. ANDREW'S UNIVERSITY SOCIOLOGICAL REVIEW (ISSN:02876647)
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.1-14, 1991-07-15

Some 43 million Americans have one or more physical or mental disabilitis under the "Americans with Disabilities Act". ADA is targeting not only employment discrimination, but also discrimination in housing, public accomodations, education, transportation, and communication. The ADA prohibits virtually all employers from discriminating against a qualified individual with a disability in regard to job application procedures, hiring, adavancement, termination, compensation, and training. This paper examines rights of Americans with disabilities and rights of social welfare of Japanese with disabilities.

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1939年01月20日, 1939-01-20

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1936年03月11日, 1936-03-11
著者
松下 寛治 佐藤 周也 大前 学
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.763-769, 2017 (Released:2018-05-15)
参考文献数
12

本研究では,制御判断の分かりやすい伝達やドライバの危険感覚に適合した自動運転を目的とし,90年代に提案された前方視野の危険感に基づくドライバモデルの自動運転制御への適用を試みた.従来のモデルに走行パス,曲率の危険感,速度による許容リスクの変動を加えることで,複雑な形状の構内走路の走行を可能とした.

2 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1937年03月03日, 1937-03-03
著者
金子 泰子
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.A31-A45, 1994-03-31

若者が敬語表現に対して感じる難しさは、指導者や年配者の想像を超えるもののようである。語彙や語形的な知識不足もさることながら、むしろ対人関係に応じての使い分けの難しさが一番の問題点である。敬語は文字通り解釈すれば「敬意を表すことば」となるが、現実には、目上の人に限らず、初対面の人や自分に恩恵を与えてくれる人など、あらたまって特別な認識をした人に対して用いられる表現である。敬語ということばにとらわれることなく、待遇表現の中の一部分として、他の敬語でない語との対応関係の中に位置づけて敬語表現を指導することが学習者の理解を促すことにつながる。「です」「ます」に関しては、たんに丁寧語として教えるのでは不十分である。尊敬語や謙譲語が話題の人物・事物に対して特別な認識を持って待遇しようとする表現であるのに対して、丁寧語は話題の人物・事物には関わりなく、聞き手に対して直接的に配慮をする表現であることをきちんと区別して理解させることが重要である。敬語表現は基本的に、話し手が自分を取り囲む人間関係をどのように把握するかにかかっているので、その基本的な部分についての指導も忘れてはならない。日本人のものの考え方についての正しい理解が、敬語表現を使い分ける力につながっていく。流ちょうに敬語を使いこなす能力は実社会にでて経験を積んでからの課題であろうが、知識の整理は学校の国語教育の場でもっとしっかり行うべき課題であろう。
著者
田路 則子 五十嵐 伸吾
出版者
特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
雑誌
赤門マネジメント・レビュー (ISSN:13485504)
巻号頁・発行日
pp.0180611a, (Released:2018-06-21)
参考文献数
7

スウェーデンのヨーテボリ市の大学院における起業家教育は開学から20年を迎え、100以上のスピンオフを送り出してきた。株式公開や売却を迎えたハイパフォーマーは10社以上、常時100社が大学のインキュベーションプログラムの中で支援を受けている。拡大人口90万人の地方で、技術シーズの提供、投資、経営支援がうまく廻る、北欧一の成功例として知られるようになった。筆者らは2011年より行ってきたフィールドワークの途中経過を公表したい。起業家活動の肝は、機会認識とチーム形成である。それをどのように、正規の教育の中で学習させ、卒業後の実践へと繋げているのかを紹介したい。
著者
松井 洋
出版者
川村学園女子大学
雑誌
川村学園女子大学研究紀要 = The journal of Kawamura Gakuen Woman's University (ISSN:09186050)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.131-153, 1999

日本の中学生・高校生の価値観について国際比較研究を基に分析した。対象は, 日本, アメリカ, 中国, 韓国, トルコ, キプロス, ポーランドの7ヵ国の中学生・高校生, 合計6055名。調査内容は, 現代日本の中学・高校生を特徴づけると思われる自己中心一他者志向, 個人生活志向一共同体志向, 物質主義一精神主義, 外的統制一内的統制, 現在志向一将来志向の5つの価値観に関する計10問について質問紙調査を行った。結果は, 日本の中学生・高校生は韓国と同様に, 自己中心性, 個人志向, 物質主義が強いが, 韓国と異なり外的統制も強く現在志向も韓国より強かった。このように日本の中学生・高校生は「小さく内向きの悪しき個人主義」というような傾向がみられ, このような価値観が「遊び型非行」に代表されるようなわが国の青少年の問題の背景となっていると考えられる。

2 0 0 0 OA 八基村郷土誌

著者
鈴木徳三郎 編
出版者
栗田宗次
巻号頁・発行日
1913