著者
小松 正直 竹中 博士 岡元 太郎 中村 武史
出版者
公益社団法人 日本地震学会
雑誌
地震 第2輯 (ISSN:00371114)
巻号頁・発行日
vol.76, pp.17-30, 2023-05-24 (Released:2023-07-27)
参考文献数
57

In this study, we conduct First-motion Augmented Moment Tensor (FAMT) analysis to estimate the source parameters of small-to-moderate suboceanic earthquakes (MJMA 4.5-5.8) occurring off the Okinawa island, Japan, from October 2007 to April 2020. We calculate Green’s functions for a land-ocean unified 3D structure model that includes non-flat complicated land and seafloor topographies, the sediment layers, the oceanic plate and Moho interfaces obtained by compiling with recent seismic survey results. For the inversion, we use velocity waveform data in two period ranges of 4-40 s and 10-40 s and reproduce both the body and surface waves at K-NET and F-net stations. The results indicate that two of ten events are located in the oceanic mantle of the subducting Philippine Sea (PHS) slab, and eight ones are located in the oceanic crust of the PHS slab. The focal mechanisms of the former two events are primarily strike-slip and/or normal-fault type. The latter crustal events have mechanisms of reverse-fault type with the extension axis of NW-SE direction, which is consistent with the subducting direction of the slab. It is found that the depth difference between the JMA unified hypocenter catalog in travel time data and our estimated FAMT solution is large for events near the Ryukyu trench. Our results show that the offshore events in the trench side are located around the submarine active faults and are the same strike direction as the orientation of the faults.
著者
中村 武史
出版者
東京海洋大学
巻号頁・発行日
2021

東京海洋大学修士学位論文 2021年度(2022年3月) 海運ロジスティクス 修士 第3855号
著者
中村武羅夫著
出版者
日本図書センター
巻号頁・発行日
1983
著者
中村 武司 来間 健次 嶋崎 孝行 斎藤 国弘 島田 豊明 小武山 温之
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.191-194, 1973
被引用文献数
2

リゾープス属菌, ムコール属菌により製麹試験を行ない, その分析結果,・官能試験結果より, 清酒醸造に応用可能でしかも芳香生産性の<I>Rhizopus delemar</I>IAM-6038を選択しだ。この菌を使用して製麹し, その生産する酸を利用して乳酸を使わない清酒の仕込を行なった。<BR>生成酒は白ブドウ酒タイプの淡麗な酒質であり, アミノ酸が少なく, 滴定酸度は多かったが酸味が強いという感じはしなかった。
著者
門田 利作 中村 武彦
出版者
社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品工業学会誌 (ISSN:00290394)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.7-10, 1967
被引用文献数
1

以上の実験結果をまとめてみるとつぎのようになる。<BR>(1) 日向夏の外果皮に対する収率は2.12%で全果に対して0.44%であった。これを他の柑橘類レモン,オレンジと交献<SUP>12)</SUP>によって比較してみるとそれぞれ全果に対し0.80%, 0.40%前後であるので,日向夏はこれら柑橘類に比べて精油含有量に大きな差はないようである。<BR>(2) 日向夏芳香中性化合物中,炭化水素化合物として,テルペン系のα-ピネン,d-リモネンを確認でき,かつ他の柑橘類と同じくd-リモネンが主成分であると思われる。<BR>(3) 炭化水素化合物以外に含酸素化合物としてテルペン系のシトラル,リナロール,ゲラニオールが確認され,また脂肪族としてカプリルアルデヒド,デシルアルデヒド,ノニルアルコール,デシルアルコールが確認できた。<BR>(4) ここで確認されたテルペン系および脂肪族化合物は他の柑橘類精油中にも含まれているにかかわらず,日向夏の芳香には一種独特のものが感じられる。これがなにに由来するかいろいろな要因によるものと思われるが,まず第1に考えられることは特有の微量物質の存在,成分の含量比などと思われる。引きつづきガスクロマトグラフ法で研究する予定である。<BR>本報の一部は1964年10月16日宮崎市で行なわれた日本農芸化学会西日本支部大会で講演した。
著者
中村 武司 来間 健次 嶋崎 孝行 斎藤 国弘 島田 豊明 小武山 温之
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.191-194, 1973-03-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
4

リゾープス属菌, ムコール属菌により製麹試験を行ない, その分析結果,・官能試験結果より, 清酒醸造に応用可能でしかも芳香生産性のRhizopus delemarIAM-6038を選択しだ。この菌を使用して製麹し, その生産する酸を利用して乳酸を使わない清酒の仕込を行なった。生成酒は白ブドウ酒タイプの淡麗な酒質であり, アミノ酸が少なく, 滴定酸度は多かったが酸味が強いという感じはしなかった。
著者
中村 武 藤原 悌三
出版者
京都大学防災研究所
雑誌
京都大学防災研究所年報. B = Disaster Prevention Research Institute Annuals. B (ISSN:0386412X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.B-1, pp.307-316, 1985-04-01

Results of field survey after 1983 Tottoriken-chubu earthquake which took place at 1:51of Octpber 31, 1983, was reported. Damage in cottage structures in several towns near theepicenter was summarized first. In the latter half, results of structural analysis for the east annexbuilding to the main building of Kurayoshi city office was reported to investigate the cause andthe process of damage in the columns on the second floor.
著者
中村 武弘
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.6, pp.546-551, 2019-05-15

小学校で野情報活用能力の育成は,指導者が意識をして学びをデザインしない育てることが難しいと考えます.それは,各教科の内容や活動の中に埋め込まれているからです.ここでは「情報を読み解く目を育てる」ことを主にして,教える側が意識すること,学習のデザインについての小学校5年生の算数科と社会科の合科での実践例を示します.この題材の目標は「」既習内容を活用してグラフや表を考察し,問題解決能力や情報処理能力を高めることです.ここで大切にしていることは,グラフの読み取り方などを視覚的にわかりやすく段階的に教えること,子どもとの対話を重視した授業の組み立てを図るための教える側のポイントをです.子どもたちがわかって楽しい授業をめざしたいと授業設計をしています.
著者
中村 武司 Nakamura Takeshi
出版者
大阪大学西洋史学会
雑誌
パブリック・ヒストリー (ISSN:1348852X)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.57-73, 2004-02

特集:イギリス帝国と戦争の記憶
著者
今木 雅英 三好 保 藤井 正信 勢井 雅子 多田 敏子 中村 武夫 棚田 成紀
出版者
The Japanese Society for Hygiene
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.45, no.2, pp.635-641, 1990-06-15 (Released:2009-02-17)
参考文献数
9
被引用文献数
1

日本人を対象とした穀類の消化吸収率およびエネルギー利用率に関する正確なデータがほとんどないので,これらの値を算出した。対象者は日本人青年男子4名である。7日間の基礎食,それに続いて精白米,小麦粉,そば粉のテスト食品を7日間摂取させた。実験期間中に排泄された糞および尿は全量採取し分析に供した。基礎食期とテスト食期の成分の差によって,消化吸収率およびエネルギー利用率を算出した。以下はその結果である。1) 蛋白質の消化吸収率は,精白米(粒状)89.6±5.0%,小麦粉(粉状)93.4±2.9%,そば粉85.1±2.5%であった。2) 脂質の消化吸収率は,精白米93.6±1.8%,小麦粉70.8±13.5%,そば粉103.1±8.4%であった(脂質は実験食での摂取量が少なかったため誤差も大きかった)。3) 炭水化物の消化吸収率はほとんど100%であった。4) 正味エネルギー利用率は,精白米100.6±1.4%,小麦粉96.5±1.1%,そば粉96.0±1.1%であった。
著者
二瓶 泰雄 中村 武志 綱島 康雄
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
海岸工学論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.1121-1125, 2003

沖縄県石垣島吹通川マングローブ水域を対象として, 河口域におけるsill地盤高さに関する長期モニタリングと海水交換特性の基礎となる河口部での流量調査を行った. creek内の水位データを用いてsill地盤高さを長期連続モニタリングした結果, sill地盤高さが数日で約10cm程度急上昇するという現象が生じていること, それに対して台風接近に伴う高波浪来襲や大規模な河川出水が大きな影響を及ぼしていることが明らかとなった. また, 河口流量と潮位差の関係は, sill地盤高さの考慮の有無により相関関係が大きく異なっており, sill地盤高さが河口流量に対して多大な影響を及ぼしていることが示された.