著者
岡田 健一 菅原 弘雄 益 一哉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SR, ソフトウェア無線 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.217, pp.97-103, 2005-07-21

本研究では, Si CMOS技術によるマルチスタンダード無線回路の実現に向けて, リコンフィギュラブルRF回路技術を提案する.提案する回路アーキテクチャは, RF回路部とディジタルの制御回路から構成されており, トランジスタや可変受動素子のバイアス電圧を制御することにより, また, 回路をブロックごと切り替えることにより, 回路機能を動的に再構成する.再構成機能を用いることで, マルチバンド化のみならず, 歩留まりの向上や低消費電力化が可能であり, 静的な回路では実現不可能な高品質な回路の実現が可能である.
著者
高原 弘造
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
建築雑誌 (ISSN:00038555)
巻号頁・発行日
vol.3, no.32, pp.129-137, 1889-08-28
著者
菅原 弘人 丸田 章博 児玉 裕治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ED, 電子デバイス
巻号頁・発行日
vol.98, no.413, pp.1-6, 1998-11-19

波長分割多重光ソリトン伝送では、異なるチャネル間のパルスの衝突時に相互位相変調効果による周波数シフトが生じ、ファイバの分散性を介してパルスの到着時間にジッタをもたらす。この周波数シフトは、ファイバの分散値を長手方向に周期的に変化させて設計する分散マネージメント技術によって低減することができる。本報告では、分散マネージメントを施した伝送路においてこの周波数シフトがもたらす時間ジッタを統計的に解析し、ジッタの2乗平均やビット誤り率などを評価する。さらに分散マネージメント技術によってこの時間ジッタが低減されることを示す。
著者
加藤 克知 沖田 実 田原 弘幸
出版者
長崎大学
雑誌
長崎大学医療技術短期大学部紀要 (ISSN:09160841)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.1-5, 2001-03

65歳男性遺体の右膝に見いだされた円板状外側半月を観察し,特に関節内付属靱帯との関係を記載した.円板状外側半月は比較的幅広く,脛骨の外側顆上関節面をほぼ完全に被い,肉眼的観察およびX線撮影ではその損傷や石灰化などの異常は見られなかった.本例では,全体的に半月の固定に関係する靱帯の発達が良好であった.すなわち,半月の前角と後角は靱帯を介して強固に脛骨に付着し,さらに,強い半月横靱帯が内・外側半月の前部を連結していた.後方では外側半月後角から起こる太い後半月大腿靱帯が認められた.加えて,内側・外側半月の前角から起こり前十字靱帯に合流する靱帯小束が認められたが,これらは半月の前部固定に関与すると考えられた.
著者
金西 計英 松浦 健二 光原 弘幸 矢野 米雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.146, pp.33-38, 2008-07-12
被引用文献数
1

日本の大学ではレポート形式の課題が出されることが多い.これまで我々は,「共同レポート作成課題」に注目し,支援するシステムを開発してきた.しかし,開発したシステムを実際の授業で用いたところ,グループによっては全く議論が行われない,一人でレポートを作ってしまうなどの問題点が浮き彫りになった.レポート作成能力を向上するため,学習者の相互評価が有効なことが,これまでの研究で指摘されている.そこで,本研究では,WEBベースのレポート作成システムに,学習者がレポートを相互評価する機能を実装した.そして,このシステムを試用し,相互評価が,レポート作成の学習に有効な手法であることを検証した.
著者
伊賀 徳寿 中本 幸一 奥山 嘉昭 佐藤 直樹 檜原 弘樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS) (ISSN:18827829)
巻号頁・発行日
vol.44, no.10, pp.164-176, 2003-07-15
被引用文献数
4

企業向けシステムでは,システムで提供する機能をオブジェクトとしてモデル化し,相互接続性を保証したCORBAにより実装するシステム構築が広まってきている.オブジェクト指向設計による生産性向上とソフトウェアの下位層の隠蔽による移植性の向上を目的として,組込みシステムから構成されるネットワークシステムでもCORBAは有効であると期待されている.しかし,CORBAは企業システム向けに設計されており,ハードウェアリソースやソフトウェアリソースの制約の厳しい組込みシステムでは適用が難しいところがある.本論文では,企業システムとは直接には接続しない組込みシステムネットワークに特化した機能を有する組込みシステム向けCORBA(Embedded CORBA)の設計思想,仕様,実装とその評価について述べる.最近,情報家電をはじめとする組込 みシステムでは,機器の提供する機能の追加拡張を行う機能が求められている.Embedded CORBAは,このためにオブジェクトの動的追加機能を具備している.In enterprise system, CORBA becomes popular, in which the functionalities the enterprise systems are modeled as objects and the objects are implemented. CORBA is also expected to be effective in embedded system because high productivity of object-oriented design and high portability due to hiding lower software layers. Applying CORBA to the embedded systems is difficult because CORBA is basically designed for the enterprise systems and not suitable for the embedded system whose resources are very restricted in hardware and software. Embedded CORBA is suitable for embedded system networks,which are not directly connected to the enterprise systems. We describe the design philosophies, the specification and design and the implementation and evaluation of Embedded CORBA. Recently, extending functionalities in the embedded systems are required. Embedded CORBA also provides the functionalities to add objects dynamically.