著者
西尾 嘉朗 塚原 弘昭
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集 2009年度日本地球化学会第56回年会講演要旨集
巻号頁・発行日
pp.193, 2009 (Released:2009-09-01)

松代群発地震域の湧水のリチウムとストロンチウムの同位体比に正の相関を発見した。松代湧水のLi濃度から計算すると,本地域のLi同位体比は表層水混入の影響はなく,深部水の値とみてよい。つまり,今回発見されたLiとSrの正の相関は,非表層水と表層水の2成分混合の結果ではなく,従来1成分と思われていた非表層水成分が少なくとも2成分あることを意味する。
著者
西尾 嘉朗 塚原 弘昭
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集
巻号頁・発行日
vol.56, pp.193, 2009

松代群発地震域の湧水のリチウムとストロンチウムの同位体比に正の相関を発見した。松代湧水のLi濃度から計算すると,本地域のLi同位体比は表層水混入の影響はなく,深部水の値とみてよい。つまり,今回発見されたLiとSrの正の相関は,非表層水と表層水の2成分混合の結果ではなく,従来1成分と思われていた非表層水成分が少なくとも2成分あることを意味する。
著者
飯塚 春尚 小野里 康博 蘇原 直人 石原 弘 小川 哲史 伊藤 秀明 柿崎 暁
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
雑誌
Progress of Digestive Endoscopy (ISSN:13489844)
巻号頁・発行日
vol.72, no.2, pp.94-95, 2008-06-15 (Released:2013-08-02)
参考文献数
3
被引用文献数
1 1

CO2送気と通常送気で大腸ESD時穿孔・穿通した症例を経験した。直腸Rbの歯状線にかかるLST-Gを通常送気で行い術後レントゲンで後腹膜気腫,皮下気腫に気づいた。術後発熱,炎症反応上昇を認めたが保存的加療し軽快。CO2送気で上行結腸LST-NGをESD中に穿孔しクリップ縫縮し,術後異常所見を認めなかった。腸管外に漏れた送気量,腸液量に違いがあるがCO2送気は通常送気と比較し大腸ESDの安全性を高める一つの方法と思われた。
著者
岩根 正昭 藤原 弘
出版者
Japanese Society of Agricultural, Biological and Environmental Engineers and Scientists
雑誌
生物環境調節 (ISSN:05824087)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.19-28, 1968-08-31 (Released:2010-06-22)
参考文献数
6

健康成熟のラット100匹, ウサギ15羽, モルモット16匹, ハムスター18匹については, +15Gzおよびtransverse15G (Gx) の負荷を10分間ほどこし, ハムスターには-10Gz10分間, イヌには+10Gz10分間, およびラット, ウサギ, モルモットにはそれぞれ-5Gz10分間負荷したときの心拍数変化を検討した.結果はつぎのとおりである.1) イヌに+10Gz10分間負荷した際の心拍数の変化: G増加にともない7G付近までは心拍数の増加傾向があるが, 以後10Gまでは減少を来たし, 10G滞留中は, さらに減少を来たし, 一過性の増加, その後減少が5分時までみられるが, 以後ゆるやかに減少, 徐脈となって死亡する.2) ラット生存群における+15Gzにおける心拍数変化: 生存群においては, Gの増加にともなって変化することなく, 心拍数は滞留負荷時にやや減少するが著しい徐脈とはならない.3) ラット♂死亡群における+15Gzにおける心拍数変化: Gの増加にともないゆるやかに心拍数は増加し, 滞留負荷開始後は, すみやかに徐脈となって死亡する.4) ハムスターに+15Gzを負荷した際の心拍数の変化: G増加にともない, わずかに心拍数の増加が続くが滞留負荷後は急速に減少を示す.8分時以後一時回復様: 相を示し, ある程度の増加を来たし死亡しない.5) モルモットに+15Gzを負荷した際の心拍数変化: G増加にともない多少心拍数の増加が見られるが15Gまでは元値と変わらず, 滞留負荷に至って著しく減少後, 死亡する.6) ウサギに+15Gzを負荷した際の心拍数変化: G増加にともない, 6G付近まで心拍数の増加を来たし, 以後ゆるやかに減少が続き, 滞留負荷中も漸次徐脈になり死亡する.7) ラット, ウサギ, モルモットに-5Gz, ハムスター, ラットに-10Gzを負荷した際の心拍数変化: -G負荷の場合はG増加にともなってはじめから心拍数の減少が著しく, 滞留負荷中一時動揺するが, 徐脈になって死亡する.8) ラット, ハムスター, モルモットおよびウサギにtransverse15G (Gx) を負荷t, た際の心拍数の変化: Gの増加にともない多少心拍数の増加が起こるが, 滞留負荷中はラット, ハムスターにおいて徐脈にはならない.モルモットの場合は滞留負荷中に急速の徐脈となって死亡する.ウサギの場合は滞留中に一時増加をともない, その後徐脈に移行する.
著者
加納 寛子 光原 弘幸 山崎 雄介
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告
巻号頁・発行日
vol.25, no.1, pp.19-22, 2010

インターネット上のコンテンツは急速に増加し,レポート剽窃の続出が,昨今の高等教育における課題の一つとなっている.レポート作成方法の指導と機械的チェックの双方がそろって,レポート剽窃防止につながるのではないかと考え,レポート剽窃防止の枠組みを提案した.そして,レポート作成方法の指導のみ行い提出させたレポートと,機械的チェックの連絡も行って提出させたレポートを比較した.機械的チェックの事前連絡を行わなかったケースでは,50%を越す剽窃が見られるレポートが34件中1件検出された.だが,機械的チェックよりも,本質的な指導の重要性が示唆された.
著者
柴原 弘明 安藤 啓 西村 大作
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.507-510, 2013 (Released:2013-05-02)
参考文献数
22

【緒言】従来の一般的な内服や外用薬に対して治療抵抗性の皮膚掻痒感をもつがん患者では, 症状緩和に難渋する. 【症例】72歳, 女性. 肺がん膵転移に伴うがん性疼痛に対してオキシコドン徐放剤を投与し, また閉塞性黄疸に対して内視鏡的胆道ドレナージを行った. 皮膚掻痒感がみられたため, 外用薬・内服(ミルタザピンと漢方)の投与を行ったが改善しなかった. 難治性皮膚掻痒感と診断しプレガバリンを投与した. 低用量で開始後増量し, 投与3日目に改善効果がみられた. 最終的には皮膚掻痒感のNumerical Rating Scaleは投与前8/10から投与後0~1/10となり, 症状緩和が得られた. 【考察】プレガバリンが皮膚掻痒に有効であるという海外の先行研究がみられている. 自験例でも, プレガバリンにより難治性皮膚掻痒感の症状緩和を得ることができた. 【結論】プレガバリンは, 難治性皮膚掻痒感に対する有効な治療の選択肢の1つと考えられる.
著者
吉川 邦彦 山田 徹太郎 藤本 圭一 川内 勉 奥村 睦子 橋本 公二 岩佐 真人 羽白 誠 貝原 弘章 川津 智是 太田 純子 畑清 一郎 井上 千津子
出版者
日本皮膚科学会大阪地方会
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.195-202, 1993

自律神経調整剤グランダキシン<SUP>&reg;</SUP> (Tofisopam) の皮膚疾患に対する有効性, 安全性および有用性について検討した。対象症例数は53例であった。有用以上と判定された症例は皮膚騒痒症14例中5例36%, 限局性皮膚騒痒症7例中5例71%, 慢性蕁麻疹16例中5例31%, 多汗症11例中5例45%, 異汗性湿疹5例中2例40%であった。以上より, ゲランダキシンはこれらの皮膚疾患に対して有用性があり, 試みる価値のある薬剤と考えた。
著者
原 弘巳
出版者
教育哲学会
雑誌
教育哲学研究 (ISSN:03873153)
巻号頁・発行日
vol.1987, no.56, pp.29-41, 1987-11-10 (Released:2010-05-07)
参考文献数
21

Though mutual 'trust' between the child and the educator is the prerequisite of education, it has never been the main topic of research. This paper aims at questioning the problem of 'trust' in depth in the light of the comtemporary situation by relying on M. Buber. Children can respond with their entire self to the demands of contemporary society only when in an eminent sense of trust between the child and the educator has been established. This trust can be understood at several levels. At each of those levels the educator especially must make a constant effort to trust the child, to trust oneself and the other being. In this effort the educator in turn, can be richly rewarded by the child. Therefore the quest for trust turning into the quest of mutual formation of the child and the educator must reach an ever deeper dimension. But this will be the object of further research.
著者
原 弘己
出版者
教育哲学会
雑誌
教育哲学研究 (ISSN:03873153)
巻号頁・発行日
vol.1985, no.51, pp.71-83, 1985-05-10 (Released:2010-01-22)
参考文献数
49

As is clear from H. Nohl's lecture “Theliving Herbart” (Der lebendige Herbart), Herbart's pedagogy is recently being re-evalued. As another attempt of re-evaluation, attention in this paper is phocused on the starting point of Herbart's pedagogy. This starting point is to be found especially in the works of the young Herbart, particularly in his experiences as a family tutor. There Herbart believed the direct and close relation between educator and child to be of utmost importance and maintained that this relation was to be established through mutual trust. In this paper I would like to re-capture the framework of Herbart's systematic theory of education from the viewpoint of the relation of educator and child on this level.
著者
木原 弘二
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.18, no.4, pp.173-177, 1988-03-25 (Released:2009-07-23)
参考文献数
5
著者
木原 弘二
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.153-158, 1985-12-25 (Released:2009-07-23)
参考文献数
5
著者
木原 弘二
出版者
科学基礎論学会
雑誌
科学基礎論研究 (ISSN:00227668)
巻号頁・発行日
vol.15, no.3, pp.95-102, 1981-12-25 (Released:2009-07-23)
参考文献数
24