著者
岡 芳明 村尾 良夫 星 蔦雄 尾本 彰 田畑 広明 水町 渉 守屋公 三明 久木 田豊 鈎孝 幸 牧原 義明 玉置 昌義
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌 (ISSN:00047120)
巻号頁・発行日
vol.37, no.9, pp.766-795, 1995
被引用文献数
1

21世紀に予想される後進国での電力需要の急上昇および各国での労働力不足に対処するため,国内外で省力化と人にわかりやすい技術に基づく次世代軽水炉を開発するプロジェクトが進められている。このような状況を踏まえて,次世代軽水炉の開発そして研究状況,そこに使用されている新しい要素技術についてまとめておくことは,会員に最新の情報を提供するという観点から有意義である。本稿では,次世代BWR, PWRおよび他の軽水炉の開発・研究状況および新要素技術について述べる。
著者
守屋 利佳
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.137, no.4, pp.413-419, 2017-04-01 (Released:2017-04-01)
参考文献数
41
被引用文献数
1 2

We have experienced a series of big revolutions in medical education in Japan. In undergraduate courses, common guidelines had been established for medical education (the model core-curriculum of medical education). Then, from 2005, a standard achievement testing system [objective structured clinical examination (OSCE) and computer based testing (CBT)] was begun, and clinical clerkships were accordingly promoted. In post-graduate courses, a new clinical resident training system was initiated in 2004, and there are currently approximately 40000 clinical instructors nationwide. Accreditation of Japanese medical schools based on global standards for quality improvement has just begun. Almost the same process has taken effect in the field of pharmaceutical education (PE), such as the preparation of guidelines for PE and clinical training, a shift to a six-year course, and the establishment of an accreditation organization. The educational guidelines were revised in 2013 to provide better clinical training. Both of these educational revolutions aim at providing the proper education to train healthcare professionals committed to practicing “patient-centered medicine” and to becoming lifelong learners. To educate such professionals naturally includes improving their communicative competency, and cultivating their professionalism along with their acquisition of scientific and medical knowledge, based on both quantitative and qualitative study. The Society for Medical Education has begun a new “Medical education specialist (MES) training system” responding to the need of MES in every medical school and training hospital. A new PE specialist educational system can be expected soon, as well.
著者
守屋 謙二
出版者
三田史学会
雑誌
史学 (ISSN:03869334)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.160-161, 1936-05

書評
著者
石津 日出雄 山本 雄二 守屋 文夫 宮石 智 仙波 昌三
出版者
Okayama Medical Association
雑誌
岡山医学会雑誌 (ISSN:00301558)
巻号頁・発行日
vol.103, no.3, pp.145-153, 1991-06-18 (Released:2009-08-24)
参考文献数
31

The progress of sex identification methods for forensic materials such as dried bloodstains and others in legal medicine is reviewed.Dixson and Torr (1956) first described a scientific method to identify human sex from forensic materials by detection of X chromatin in female cell nuclei. In 1972, we introduced a method for detecting Y chromatin in the human interphase nuclei by fluorescent microscopy as a new tool for decisive male sex determination from forensic materials. This method was accepted in forensic practice as the only reliable means to identify sex. In 1983, we reported sexes were distinguishable from dried bloodstains by the ratio of sex hormones, testosterone and progesterone, determined by radioimmunoassay. Gene analytical methods to prove the human Y chromosome specific DNA sequences have been introduced in this field. We also examined the method of Witt and Erickson (1989) to detect Y and X chromosome specific sequences using the polymerase chain reaction (PCR), and we improved this technique to exhibit its ability to identify sex in forensic practice. Our improved PCR method is expected to have a broad applicability in forensic practice because of its simplicity, sensitivity and reliability.
著者
守屋 省吾
雑誌
大衆文化 = Popular culture
巻号頁・発行日
vol.6, pp.28-35, 2011-09-30

1 0 0 0 OA 樟脳製造法

著者
守屋物四郎 著
出版者
丸善
巻号頁・発行日
1895
著者
守屋 忠之
出版者
ツムラ
雑誌
植物研究雑誌 (ISSN:00222062)
巻号頁・発行日
vol.42, no.9, pp.280-281, 1967-09
著者
加藤 あい 宮田 明子 守屋 由香
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会学術総会抄録集 (ISSN:18801749)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.145, 2006

<b><はじめに></b><BR> 産褥期における子宮の復古および悪露の変化は著しくかつ重要であるため、産褥期における注意深い観察と復古促進に向けたケアが必要となる。<BR> 経腟分娩後の子宮復古状態については基準化され、看護を行う上でのアセスメントの指針ともなっている。しかし、帝王切開後の子宮復古に関しては一般に経腟分娩より遅いと言われているが、明らかなデータとして発表されているものはない。そこで、経腟分娩と帝王切開の子宮復古状態を比較し、帝王切開術後のアセスメントの基準を明らかにすることを目的とし検討した。<BR><b><研究方法></b><BR> 経腟分娩者30名、帝王切開分娩者21名。正期産かつ単胎とし、帝王切開分娩者に関しては、緊急帝王切開や合併症がない者とした。産褥0日より退院日までの子宮底長と硬度および、悪露量を測定した。妊娠・分娩経過、分娩週数、妊娠・分娩歴、Hb値、胎盤の大きさ・重さ、児体重、使用薬剤名・投与量、排泄状況、離床時期などについてフェイスシートを用い情報収集した。<BR><b><結果および考察></b><br> 子宮底長の経日的変化に関して、産褥1日を除いては、帝王切開の方が経膣分娩の子宮底長に比べて高い。これは子宮に手術操作が加わることや、安静の期間が長いこと、授乳開始の遅れが影響していると考えられる。<BR>悪露量の経日的変化において、産褥1・3・4日で帝王切開より経腟分娩のほうが有意に悪露量が多く、産褥5日は経腟分娩の悪露量が多い傾向にあり、産褥2・6日は、帝王切開の悪露量が多い傾向であった。産褥1日は経腟分娩では、授乳の開始や安静の制限がされていないことが関連していると考えられる。産褥2日に帝王切開の悪露量が多い傾向であったのは、歩行開始となることが関連していると考えられる。<BR> 帝王切開の場合、経腟分娩と比べて子宮底長は高く経過していくが悪露量は経腟分娩が多い量で推移することが多かった。一般的には、子宮底長が高いと悪露量が多く子宮収縮が悪いと判断するが、帝王切開の場合は子宮底長が高いことと、悪露量の多さには関連がなく、子宮底長と悪露量では子宮収縮状態を判断することはできない。<BR>【まとめ】<BR> 経腟分娩と帝王切開における産褥期の子宮底長の経日的変化をみた結果、帝王切開分娩の方が、経腟分娩よりも子宮底長が高く推移することが明らかとなった。しかし、帝王切開の子宮底長が高く推移しても、経腟分娩に比べ悪露量は少なく、子宮収縮が不良という指標にはならない。<BR>産褥期の子宮復古に影響を及ぼすといわれる因子についての今回の研究では有意差はでなかった。今後は、産褥期の吸啜回数や時間など、本研究項目に取り上げなかった因子の影響も含め、検討すべきである。
著者
井上 靖悟 大高 洋平 小田 ちひろ 後藤 悠人 守屋 耕平 工藤 大輔 近藤 国嗣 松浦 大輔
出版者
日本転倒予防学会
雑誌
日本転倒予防学会誌 (ISSN:21885702)
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.47-54, 2017-03-10 (Released:2017-09-25)
参考文献数
15
被引用文献数
1

【目的】本研究の目的は,新人理学療法士に対する転倒予防の新たな教育プログラムが,リハビリテーション病院の理学療法中の転倒を減少させるのかについて検討することである。【方法】2011年4月から2016年3月の5年間に理学療法中に発生した転倒事例について後方視的に調査を行った。2014年4月より新しい理学療法士の新人教育プログラムを導入し,その前後の転倒発生の変化について調査した。新しく導入したプログラムは,理学療法中の過去のインシデントを基に,各動作における環境設定や介助方法などリスク管理に必要な注意点を細分化したリストを活用した実践型プログラムである。指導者はリストの各項目について説明を加えながら実際の動作を見せることで新人の指導を行い,新人は指導者の行う場面の見学,そして模倣を繰り返した。また,指導者は随時実施内容の修正やフィードバックを与え,新人の技術向上を図った。経験段階をすべての項目についてチェックし,最終的にすべての技術を1人で実践できることを目標とした。この教育研修プログラムを,新人教育期間である4月から6月の3か月間にわたり理学療法科全体で実施した。 年間転倒件数および理学療法士1人あたりの年間転倒発生件数,転倒時動作の種類,転倒時動作の自立度について,新しい教育プログラムを導入した前後で比較した。【結果】新人理学療法士の数は,平均±標準偏差にて,教育プログラム導入前10.0±1.7名,導入後9.5±2.1名と大きな変化を認めなかった。新人理学療法士の平均転倒件数は,導入前は10.7±2.5件,導入後は5.0±1.4件と半減し,理学療法士1人あたりの平均年間転倒発生件数も,導入前1.1±0.1件,導入後0.5±0.5件と半減した。転倒時動作の種類は歩行が一番多かったが,教育プログラム導入後は,そのうち介助歩行の患者の転倒が減少する傾向を示した。【結論】新人理学療法士に対する動作ごとのリスク管理のリストを用いた現場教育は,理学療法中の転倒件数の減少に有効である。