著者
青木 篤 西田 〓 安藤 満 吉川 博治
出版者
日本農薬学会
雑誌
Journal of Pesticide Science (ISSN:1348589X)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.S125-S131, 1994-08-20 (Released:2010-08-05)
参考文献数
15
被引用文献数
1 4
著者
安藤 満代 椎原 康史 伊藤 佐陽子
出版者
聖マリア学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

がん患者へのマインドフルネスは、患者の抑うつ感と不安感を低減させ、さらにマインドフルネスを体験した後は肯定的な心理変化がみられた。また、マインドフルネスプログラムは、気分のなかの緊張を低減し、活力を維持することに効果があること、さらに精神的健康度が低い人に対してより効果があることが明らかになった。
著者
安藤 満
出版者
The Japanese Society for Hygiene
雑誌
日本衛生学雑誌 (ISSN:00215082)
巻号頁・発行日
vol.45, no.5, pp.947-953, 1990-12-15 (Released:2009-02-17)
参考文献数
20
被引用文献数
1

Chlorofluorocarbon-11 (CFC11) lasts for an average of 74 years in the atmosphere, CFC12 for an average of 111 years, and CFC113 for an average of 90 years. Every CFC molecule destroys thousands of molecules of stratospheric ozone.Recently, the extent of the Antarctic ozone hole has been recognized. The depletion of stratospheric ozone may lead to increase ultraviolet-B (UV-B) radiation.UV-B radiation has many damaging effects on human health, such as snow blindness, cataract and skin cancer. UV-B radiation also suppresses the immune defenses against certain infections.While it is difficult to estimate the numerical effect on the basis of epidemiologic data in the U. S. A., UNEP and WHO estimate that for every 1% decrease in stratospheric ozone, there will be between a 0.3 to 0.6% increase in cataract. They also estimate that for every 1% depletion of ozone, the incidences of basal cell carcinoma, squamous cell carcinoma and malignant melanoma will increase 2.7, 4.6 and 0.6%, respectively. There is also concern that increased UV-B radiation might lead to an increase of the incidence and severity of infectious diseases due to suppression of the immune system.Since the data on UV-B exposure are extremely limited, it is necessary to confirm the incidence rate of skin cancer in various countries in relation to UV-B exposure.
著者
安藤 満
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.55-63, 1990-07-30 (Released:2011-08-11)
参考文献数
10

現在, 南極大陸上空を中心に成層圏オゾンの枯渇 (オゾンホール) の拡大が観察されており, 地球全域でのオゾン減少による紫外線B照射の増大が危倶されている。紫外線B照射によって, 雪盲, 白内障, 皮膚癌のような種々の障害が引き起こされる一方, ある種の感染症に対する免疫能が低下する。非黒色腫の基底細胞癌と有棘細胞癌は, 明らかに紫外線B照射量との関係が強い。悪性黒色腫も少なくとも一部は, 紫外線B照射と関係がある。アメリカ合衆国における調査では, 高緯度から低緯度になるにしたがい, 紫外線B照射が強くなり, 黒色腫を含む皮膚癌の発生率が高くなる。数量的予測は困難であるが, アメリカ合衆国の疫学データーから, UNEPとWHOは1%の成層圏オゾンの減少により白内障が0.3%から0.6%, 基底細胞癌が2.7%, 有棘細胞癌が4.6%, 悪性の黒色腫が0.6%増加すると予想している。このため, 紫外線B暴露量との関連で皮膚癌の発生率の検討を世界各国で行なう必要がある。さらに, 紫外線B照射の増大が免疫を抑制し, 感染症の発症に関与する可能性について充分な検討が必要である。
著者
安藤 満代 吉良 晴子
出版者
一般社団法人 日本健康心理学会
雑誌
健康心理学研究 (ISSN:09173323)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.140-147, 2014 (Released:2014-12-12)
参考文献数
23
被引用文献数
2

Relationships among spirituality, benefit finding from illness experiences, anxiety, depression, and level of physical symptoms were investigated in cancer patients, and predictors of spirituality were examined. Cancer patients (N=30) in an oncology ward of a general hospital completed the Japanese Benefit Finding Scale (JBFS) to assesses benefits, the Functional Assessment of Chronic Illness Therapy-Sp (FACIT-Sp) to assess spiritual well-being, the Hospital Anxiety Depression Scale (HADS) to assess anxiety and depression, and the Anderson Symptom Inventory (ASI) to assess symptom levels. Results indicated that the FACIT-Sp score was positively correlated with each subdomain of the JBFS, and negatively correlated with ASI and HADS. Moreover, “Role and Priority” was the most important predictor of FACIT-Sp. These results suggest that support by medical staff for benefit finding from illness experiences contribute to promoting spirituality. Moreover, “Role and Priority” might be particularly important for spirituality.
著者
安藤 満
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.55-63, 1990

現在, 南極大陸上空を中心に成層圏オゾンの枯渇 (オゾンホール) の拡大が観察されており, 地球全域でのオゾン減少による紫外線B照射の増大が危倶されている。紫外線B照射によって, 雪盲, 白内障, 皮膚癌のような種々の障害が引き起こされる一方, ある種の感染症に対する免疫能が低下する。非黒色腫の基底細胞癌と有棘細胞癌は, 明らかに紫外線B照射量との関係が強い。悪性黒色腫も少なくとも一部は, 紫外線B照射と関係がある。アメリカ合衆国における調査では, 高緯度から低緯度になるにしたがい, 紫外線B照射が強くなり, 黒色腫を含む皮膚癌の発生率が高くなる。<BR>数量的予測は困難であるが, アメリカ合衆国の疫学データーから, UNEPとWHOは1%の成層圏オゾンの減少により白内障が0.3%から0.6%, 基底細胞癌が2.7%, 有棘細胞癌が4.6%, 悪性の黒色腫が0.6%増加すると予想している。このため, 紫外線B暴露量との関連で皮膚癌の発生率の検討を世界各国で行なう必要がある。さらに, 紫外線B照射の増大が免疫を抑制し, 感染症の発症に関与する可能性について充分な検討が必要である。
著者
安藤 満代
出版者
公益社団法人 日本看護科学学会
雑誌
日本看護科学会誌 (ISSN:02875330)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.51-58, 1999-07-25 (Released:2012-10-29)
参考文献数
18
被引用文献数
4 4

本研究の目的は, ストレッサー (手術)が患者の状態不安に及ぼす影響, 患者の状態不安と覚醒との関係, およびストレッサーの種類やストレスを受ける時期が覚醒へ及ぼす影響について検討することであった. 調査では,(1) 手術前後の状態不安の変化,(2) 手術前後の状態不安と覚醒度 (緊張覚醒度・エネルギー覚醒度) との関係,(3) ストレッサーの種類 (手術・注射) およびストレスを受ける時期(前・後)が覚醒度に及ぼす影響の違いについて調べた. 25人の患者が手術前後に日本語版気分チェックリスト (JUMACL) と状態・特性不安インヴェントリー (STAI) に答え, 別の68人の患者が注射前後に気分チェックリストに記入した. その結果, 以下のことが得られた.1) 手術後の状態不安は, 手術前より低下した. これはストレッサー (手術) が状態不安に影響することを示す.2) 状態不安は緊張覚醒度とは正の相関が, エネルギー覚醒度とは負の相関があり, また不安高群は不安低群より緊張覚醒度は高く, エネルギー覚醒度は低かった.3) 緊張覚醒度は, 手術も注射もともに経験後は前より低下した. また, エネルギー覚醒度は手術では経験後は前より上昇する傾向があったが, 注射では経験の前後に差はみられなかった.ストレスが状態不安に影響し, さらに状態不安は覚醒と関係するという結果は, 部分的にScottのストレス-コーピングモデルと一致するといえる. また, ストレッサーの種類およびストレスを受ける時期によって各覚醒度に及ぼす影響が異なることは, 北村の研究を一部支持している. 今後, これらの結果に基づいた看護が必要であると考えられる.
著者
安藤 満代 谷 多江子 小笠原 映子
出版者
一般社団法人 日本看護研究学会
雑誌
日本看護研究学会雑誌 (ISSN:21883599)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.1_101-1_106, 2011-04-01 (Released:2016-03-05)
参考文献数
25

本研究は,精神障害者のスピリチュアリティ,気分,および患者にとっての病気の意味について調べた。入院中の患者13名が1回約60分の面接に参加した。面接者は精神看護学の教員だった。患者は,スピリチュアリティを測定するためのFACIT-Spと気分を測定するためのPOMSに回答し,「病気の意味」について語った。内容分析のためにFACIT-Spの得点によって患者を高低群に分けた。気分については,標準と比較して「抑うつ感」が高く,「活力」が低かった。FACIT-Sp高群からは「病気への肯定的認知と人生の受容」「満足感のある生活」「病気の原因探索と対応」「過去の振り返り」が,FACIT-Sp低群からは「家族への負担感」「病気のつらい症状や治療」「社会的な不利」「人生の再構築」が抽出された。これより,スピリチュアリティが低い患者に対してはスピリチュアリティ向上のための介入が必要かもしれない。
著者
浅沼 信治 臼田 誠 安藤 満 松島 松翠 渡辺 俊一 近藤 武 田村 憲治 櫻井 四郎 陳 雪青
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.124-131, 1999-07-20 (Released:2011-08-11)
被引用文献数
1 1

石炭燃焼に由来するフッ素症を調査するため, 日中共同研究を行った。研究は1994年から5年計画で, 日本農村医学会のメンバーと中国衛生部予防医学科学院との問で, 屋内フッ素汚染の調査と健康影響に関する共同研究として実施した。大規模な中国現地調査期間は1995年から1997年の3年間である。調査地域は, 汚染のない対照地域1か所と汚染地域2か所の3地域である。いずれも飲料水にはフッ素汚染のない地域である。調査は, フッ素暴露集団における健康状態を把握し, フッ素症発生と健康状態を検討することを目的に, 屋内外大気汚染濃度の測定と, 小学生高学年50人, 中学生50人, その親100人, 患者50人をそれぞれの地域で選び, 尿中フッ素濃度の測定, 尿中成分分析, 歯牙フッ素症と骨フッ素症の確定診断を実施した。その結果, 水のフッ素汚染がない地域で, 石炭燃焼に由来するフッ素症発症の確認がされた。しかも, その発症は, 石炭燃焼によって汚染された屋内大気中フッ素を直接吸入することによるものではなく, 屋内大気で汚染された穀物の摂取によるものであった。フッ素は石炭だけでなく, 火力調整用に混ぜられる土壌にも多く含まれ, 汚染に大きく寄与していた。汚染の代表的な作物は唐辛子, トウモロコシ, ジャガイモであった。また, 汚染地区住民の尿中にフッ素が大量に検出された。
著者
田村 憲治 小野 雅司 安藤 満 村上 正孝
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.111-114, 1995-08-01
被引用文献数
9
著者
丸山 マサ美 桑本 美智子 安藤 満代
出版者
九州大学
雑誌
九州大学医療技術短期大学部紀要 (ISSN:02862484)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.49-53, 2002-03

Present study tried to examine patient A's view of life, sense of value or happiness by her essays, letters, or diary in the struggle with illness, for the purpose of groping about terminal care of school children. Though medical staff usually have had a tendency to chink of children in terminal stage from the view of medicine, but it is also important to think of children from the view of various aspects, such as the ability of decision, parents' acting judgement or role, children's own life in the life course. In the present case, classroom for weak children was the base of A's heart, and A's classroom was the place of establishing identity. The important point for QOL of school children in terminal stage is the view of recognizing them as growing with death because they are in the process of growing and development. So it is important to take in to consideration how children spend their time and limited space from the viewpoint of children. In addition, it is very necessary for nurses to be an advocacy as well as their parents.
著者
丸山 マサ美 安藤 満代 松崎 彰信
出版者
九州大学
雑誌
九州大学医学部保健学科紀要 (ISSN:13482319)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.85-90, 2003-09

Recently, due to the increased recognition of the importance of patient-focused medical care, the concept of informed consent or patients' understanding ability in terms of truth-telling is reconsidered. This report proposes the adaptation of concept narr