著者
小柳 秀光 熊谷 智夫 田端 淳 小林 信郷 樋渡 潔 関根 賢太郎 砂賀 浩之 村田 圭介
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.153-156, 2014

<p>構築したシステムについての特性を分析した前報(その2)に続き、本報(その3)では、最適なピークカット効果、光熱費削減効果が得られる制御を可能とする次世代型の制御システムであるスマートBEMSの負荷予測機能と運転計画機能について述べ、スマートBEMSによる熱源システムの最適運転により、どれくらいのピークカット効果、光熱費削減効果があるかについて、2013年度夏期と冬期に実施したDR実証試験の結果について報告する。</p>
著者
小林 信彦 Nobuhiko Kobayashi
雑誌
国際文化論集 = INTERCULTURAL STUDIES (ISSN:09170219)
巻号頁・発行日
no.29, pp.85-138, 2003-12-20

Akutagawa Ryunosuke(芥川龍之介 1892 1927) used a Japanese translation of The Spider-web, a Buddhist tale by Paul Carus (1852 1919), when he wrote Kumo-no-ito (蜘蛛の糸), his first work for children. Modern philological studies of Buddhism originated in Europe and excellent research results were produced there. Having taken advantage of them, Carus knew much about ancient Buddhist literature. According to the latest paper of Nagao Kayoko (長尾佳代子), his tale is faithful to the Buddhist tradition and coherent as a whole. On the other hand, Akutagawa, ignorant of Buddhist literature, missed Carus's points and failed to construct a coherent new story. In spite of its high reputation among critics, his Kumo-no-ito is a failure because of its inconsistency.
著者
汪 斐然 徐 美朗 黒崎 弘平 小泉 聖一 小林 信一
出版者
日本身体障害者補助犬学会
雑誌
日本補助犬科学研究 (ISSN:18818978)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.28-33, 2012

<p>盲導犬同伴者の社会的な受入れを促進するためには、一般市民の受入れについての認知を拡大・深化させることは重要である。日中両国における盲導犬同伴者の社会的受入れに関する賛否やその要因など、市民意識の日中における相違を比較検討することを通して、日中における盲導犬事業発展の展望と課題を明らかにするため、中国と日本において一般市民を対象として、盲導犬同伴者についての意識調査を実施した。 その結果、一般市民は盲導犬に対する認知度では、日中とも高く、受け入れに良い姿勢をとっているが、飲食店側では、受け入れも可とする割合は低かった。また、盲導犬に関連する法律の認知度や盲導犬に関する知識については両国とも低い値であった。盲導犬同伴者の社会的な受入れを促進するためには、盲導犬事業の拡充、受け入れの促進法のための法律の整備とともに、一般市民に対する普及教育活動の充実が必要であると考える。</p>
著者
小林 信彦 Nobuhiko KOBAYASHI
雑誌
桃山学院大学人間科学 = HUMAN SCIENCES REVIEW, St. Andrew's University (ISSN:09170227)
巻号頁・発行日
no.21, pp.25-48, 2001-07-10

As the personification of the ultimate truth, Mahavairocana (the Great Sun) cannot be perceived. He is symbolized by gestures, sounds and geometric figures. Buddhist tantrism is the system of attaining buddhahood by using these symbols. The Japanese, however, are not interested in becoming buddhas. They only try to remove troubles in this world, and wish to go to a paradise called "gokuraku" after death. It is for this purpose that they chant the komyo-shingon addressed to Dainichi-nyorai, the Japanese version of Mahavairocana.
著者
小林 信彦 Nobuhiko Kobayashi
出版者
桃山学院大学総合研究所
雑誌
桃山学院大学総合研究所紀要 = St. Andrew's University bulletin of the Research Institute (ISSN:1346048X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.247-267, 2003-03

As the legislation sytem was established in ancient Japan, the harahe (祓) ceased to function as punishment. It developped into the o-harahe (大祓) to remove deceases and calamities as well as sins. When the Japanese added new items to the list of tumi (罪) in the norito (祝詞), they borrowed words for deceases and calamities from the Yakusikyo (藥師經): Thus they introduced into the list sirahito (lepra alba), kokumi (tumor-induced rickets), and calamities of hahumusi (creeping reptiles and worms) and of takatu-tori (birds on high).
著者
鈴木 学 放生 雅章 小林 信之 篠原 有香 高崎 仁 吉澤 篤人 杉山 温人 工藤 宏一郎 豊田 恵美子
出版者
一般社団法人 日本結核病学会
雑誌
結核 (ISSN:00229776)
巻号頁・発行日
vol.83, no.10, pp.661-666, 2008-10-15
参考文献数
14
被引用文献数
2

〔背景〕わが国の結核罹患率は近年減少傾向にあるが,外国人結核は増加傾向(2000年5.1%から2003年6%)を示している。在日外国人登録数も年々増加しており,今後も外国人入国が増加することが予想される。〔目的〕当センターにて入院加療を行った外国人結核症を対象に,臨床的特徴について検討し,過去の報告と比較することにより,現在の外国人結核対策の問題点を明らかにし,今後とるべき対策についても提言を行う。〔対象〕当センターで2004年1月から2007年4月の間に結核症の診断にて入院加療を行った52症例を対象とした。〔結果〕男性29人,女性23人,年齢は31.8±8.8歳。出身国は中国,韓国が多く,有空洞症例は54%で,薬剤耐性は8.2%に認められた。治療完遂率は92%であった。〔考察〕以前の報告に比べて,耐性率は減少し治療完遂率は増加していた。治療完遂率の向上は日本版DOTSの推進,医療費の公費負担や言語の問題への対応など,社会全体的な体制の整備が大きく寄与したと考えられる。今後も結核蔓延国からの入国が増えることが予想されるため,新たな対策により,新規結核症を早期発見,早期治療することに加えて入国後の健康増進支援に努めることで罹患率の低下,治療完遂率の上昇を図るべきであると考える。
著者
小林 信之
出版者
美学会
雑誌
美学 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.1-12, 1998-06-30 (Released:2017-05-22)

Das Thema "Martin Heideggers Denken und das asthetische Problem des Schonen" weckt vielleicht den Eindruck, als seien hier zwei sich fremden Sachen zwangsweise zusammengefugt worden. Aber die Frage nach dem Wesen des Schonen und der Kunst spielt eine einschneidende Rolle in der denkerischen Wende Heideggers in der Zeit seiner "Nietzsche"-Vorlesungen. In dieser Abhandlung beschaftigte ich mich besonders mit der zum erstenmal von Kant getroffenen Bestimmung des Schonen auf Grund des Wohlgefallens "ohne alles Interesse". In dieser Interesselosigkeit im Schonen, die danach wiederum von Schopenhauer in bestimmter Weise ausgelegt und spater von Nietzsche in Zur Genealogie der Moral scharf kritisiert wurde, sieht Heidegger "die hochste Anstrengung unseres Wesens" und "die Befreiung unserer selbst zur Freigabe dessen, was in sich eine eigene Wurde hat." Zwar gehoren fur Heidegger, sowohl die Kantische Asthetik des Schonen als auch Nietzsches Lehre von "Wille zur Macht" als Kunst zur neuzeitlichen Subjektivitat und damit in die Geschichte der abendlandischen Metaphysik, aber er weist zugleich darauf hin, dass die dort angesprochenen asthetischen Zustande ("Lust der Reflexion" bei Kant und "Rausch" bei Nietzsche) die Moglichkeit eines wesentlichen Bezugs zum Sein eroffnen. In dieser Hinsicht kann man ein ambivalentes Verhalten Heideggers zum abendlandischen Begriff des "Schonen" erkennen.
著者
坂口 昌幸 新宮 聖士 春日 好雄 小林 信や 天野 純 保坂 典子 野村 節夫
出版者
Japan Surgical Association
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.59, no.12, pp.3021-3026, 1998-12-25 (Released:2009-01-22)
参考文献数
52

症例は45歳女性.検診で前頸部腫瘤を指摘され,縦隔内甲状腺腫と診断された.この時に胸部X線で右横隔膜の挙上を指摘され, CT, MRIにて右肺下面と横隔膜との間に巨大な腫瘤を認め,右肺中葉を圧排していた. CT値より脂肪腫,胸腺脂肪腫が疑われた.これらの腫瘍を摘出した.縦隔内甲状腺腫は256g,縦隔内巨大腫瘤は2,000gで,病理組織学的にはそれぞれ腺腫様甲状腺腫,胸腺脂肪腫と診断された.縦隔内甲状腺腫を合併した胸腺脂肪腫は極めて稀で,われわれが検索しえた限りでは,本症例1例のみであった.
著者
平嶋 純子 放生 雅章 飯倉 元保 平石 尚久 中道 真二 杉山 温人 小林 信之 工藤 宏一郎
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.61, no.11, pp.1683-1687, 2012-11-30 (Released:2017-02-10)
参考文献数
9

症例は38歳女性.20歳時に気管支喘息を発症し,22歳から経口ステロイド依存性となるもコントロール不良であった.妊娠を契機に喘息が増悪し流産するエピソードが複数回あり,これまで出産に至ったのは妊娠7回中1児のみであった.今後妊娠する意向のないことを確認し2009年8月からオマリズマブ投与を開始したがその6週後に妊娠が判明した.PEF・自覚症状ともに改善し経口ステロイドも減量出来ていたためオマリズマブ投与を継続した,その後感冒を契機に喘息コントロールが増悪しオマリズマブ投与は計7回で中止とした.2010年2月に切迫流産となり26週544gの女児を出産した.超低体重出生児でしばらくNICUに入る必要があったが,体重は順調に増加し出産後2年を経過したが現在のところ問題なく生育している.オマリズマブ投与により妊娠早期の喘息増悪を抑制しえたことが出産につながった可能性があると考えた.妊娠中にオマリズマブを使用し出産に至った症例は本邦で1例目であり,貴重な症例と考え報告する.
著者
小林 信介
出版者
御茶の水書房
雑誌
地域統合と人的移動: ヨーロッパと東アジアの歴史・現状・展望 (金沢大学重点研究)
巻号頁・発行日
no.野村真理, 弁納才一[編], pp.243-264, 2006-03-15

地域統合と人的移動 : ヨーロッパと東アジアの歴史・現状・展望 (金沢大学重点研究)の一部, 第2部 東アジア 第4章