著者
鈴木 聡 宮楠 克久 佐藤 嘉洋 菊地 靖志 川上 洋司
出版者
一般社団法人 日本鉄鋼協会
雑誌
鉄と鋼 (ISSN:00211575)
巻号頁・発行日
vol.100, no.8, pp.1021-1028, 2014 (Released:2014-07-31)
参考文献数
17
被引用文献数
2 4

Antimicrobial ability of Cu contained stainless steels was investigated. Antimicrobial ability increased with elute fraction of Cu ion from stainless steel surface into antimicrobial test medium. It is necessary to promote eluting fraction of Cu ion, that is, to achieve giving antimicrobial ability to Cu contained stainless steel that sub-micron order or larger size ε-Cu phases are dispersed in stainless steel, surface of stainless steel has high electrode potential and dissolved oxygen exist in the test medium.
著者
加藤 哲男 李 偉国 川上 洋司 本多 義明
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.899-906, 2000
被引用文献数
1

本研究は実際に顕在化した事故のみならず潜在的な事故 (ニアミス) のデータを収集し分析することにより, 近年増加傾向にある高齢者事故の減少に役立てられることを明らかにすることを目的とする. 福井県を対象地域として調査分析を行った結果, 顕在事故と潜在事故との間に関連性が認められたこと (基準連関妥当性), 運転者の意識と解読者の判定との相違点が事故分析に有効であること (構成概念妥当性) が検証された. 高齢者事故の典型ケースとして, 顕在・潜在いずれの事故データからも無信号交差点での出合頭事故が抽出された. 高齢者事故の減少には, 安全意識の向上策のみならず, 運転者がヒューマン・エラーを犯し難い交通環境の整備改善も必要である.
著者
李 偉国 川上 洋司 本多 義明
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.811-816, 1998-10-25 (Released:2018-04-01)
参考文献数
8

This study aims to clarify urban environmental problems accompanied with rapid economic development, in Hangzhou City on coastal area of China, based on three aspect's analysis of environmental feature, environmental policy system and resident's awareness. The conclusions are as follows: 1) Urban environmental problems are becoming more complex than before, so now traffic, industry and building activity are being main pollution sources that affect whole area of the city. 2) Though local environmental policy system is being set up by each local government, there are still less sufficiency in correspondence with activities of traffic, urban development, and resident living throughout the city. Finally, 3) the study points out the issues of urban environmental administration from the viewpoint of government and resident' roles.
著者
川上 洋平 駒澤 真人 菅谷 みどり
雑誌
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI) (ISSN:21888760)
巻号頁・発行日
vol.2019-HCI-182, no.16, pp.1-8, 2019-03-11

軽度なうつ状態や精神疾患等者は増大している一方支援が少ないことが課題となっている.支援を行うためには精神科医による治療にある 2 つの工程であるアセスメントとカウンセリングを支援することが重要である.アセスメントでは,通常心理学に基づいた検査により受診者の心理を読み解き感情を把握するが,本研究では,本人が判定できない感情を脳波と脈拍値から感情分類により感情推定する手法および指標を提案する.また,カウンセリングは様々な方法が存在するが,本研究では色彩療法を利用し,支援システムによって分類された感情に合わせた色彩を提示することにより,感情の安定化を図るシステムを提案する.照明の変更が可能なスタジオにて複数人の実験協力者により実験を実施した結果,提案指標による感情分類および,色彩を用いた安定化が有効であることが示唆された.
著者
川本 義海 田辺 毅 川上 洋司 KAWAMOTO Yoshimi TANABE Takeshi KAWAKAMI Yoji
出版者
福井大学工学部
雑誌
福井大学工学部研究報告 (ISSN:04298373)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.163-172, 1998-09

This paper aims to grasp and evaluate the present condition of the main streets in central Taipei City that was once under the occupation of japan. At frrst,the way of utilization, the structure and so on of each street are investigated by the field surveys. Then, the streets are evaluated from the viewpoints of safety,smoothness,scenery,location etc. based on japanese and Taiwanese students' consciousness. As the results, it is made clear that japanese students tend to regard "location" as more important factor and Taiwanese students tend to regard "safety" as more important factor in the evaluation of the streets.
著者
堀井 茂毅 川口 充康 川本 義海 川上 洋司
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
no.22, pp.677-684, 2005

本研究は, 2年余りの運行休止を経て「えちぜん鉄道」として運行再開した地方鉄道に焦点を当て, 鉄道の運行休止・再開が地域にもたらした影響・効果を把握すること, それらを踏まえて今後の利用促進の検討に資する知見を得ることを目的としたものである. 利用者および沿線住民アンケート調査結果にもとづき, 鉄道の運行有一無一有の3つの状況下における人々の交通行動・生活活動, 意識面の変化について分析した結果, 交通手段選択だけでなく, それを通して生活活動面にも多大な影響を及ぼしたこと, 利用者のみならず非利用者に対しても送迎機会の増減や心理面的負荷の増減といった面で影響を及ぼしたこと等を明らかにするとともに, 今後の利用促進に向けてのいくつかの提案を行っている.
著者
川上 洋一 松村 泰志 笹井 浩介 安永 晋 稲田 紘 木内 貴弘 黒田 知宏 坂本 憲広 竹村 匡正 田中 博 玉川 裕夫 仲野 俊成 朴 勤植 平松 治彦 宮本 正喜
出版者
Japan Association for Medical Informatics
雑誌
医療情報学 = Japan journal of medical informatics (ISSN:02898055)
巻号頁・発行日
vol.25, no.6, pp.421-429, 2006-06-20
参考文献数
8
被引用文献数
3

近年,セマンティックウェブ技術を医療支援に応用するための技術が注目されている.本研究では,過去の画像診断レポートから抽出された症例データをエレメント化し,RDF(Resource Description Framework)で関連づけた症例データベースから支援情報を提供することができるシステムの実現可能性を見極めることを目的とした.<br/> 兵庫医科大学病院のMRIにおける脳血管障害のレポートを利用し,部位や基本所見,診断といったデータエレメントを抽出し,それぞれのデータエレメントを関連付けて症例データベースを構築した.その症例データベースから読影するレポートに応じた支援情報を適切に提供できるかについて過去のレポートから推定した結果,作成できるレポートの範囲およびレスポンスについて概ね満足できる見込みを得た.また構造化したデータモデルが胸部CRにも応用できることを大阪大学医学部附属病院のレポートから推定した.