著者
廣田 薫
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.28, no.8, 1987-08-15
著者
牧 勝弘 赤木 正人 廣田 薫
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.60, no.6, pp.304-313, 2004-06-01
参考文献数
17
被引用文献数
1

中脳に位置する下丘中心核(Icc)において観察される複雑かつ多様な時間応答パターンの模擬が可能な計算モデルを提案する。Iccに関する生理学的,解剖学的実験報告に基づき,下位の神経核細胞(蝸牛神経核腹側核,又は外側毛帯核腹側核)からIcc細胞への興奮性入力とそれよりも時間的に遅れた抑制性入力という単純な神経回路により,計算モデルを構成する。モデルを用いたシミュレーションの結果,本計算モデルは,生理学的応答特性に基づいて詳細に分類されたIcc細胞の時間応答パターン,すなわち,chopper,pauser, sustained,onset,on-sustained型,及びそのサブタイプ全10種類を再現できることが分かった。この結果は,Iccにおいて観察される時間応答パターンは複雑かつ多様であっても,それを生じさせる神経回路は単純であるという可能性を示している。
著者
廣田 薫 小沢 和浩 保坂 春恵 早川 雅史
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本ファジィ学会誌 (ISSN:0915647X)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.132-139, 1989

人間が行う知的動作や芸術的感覚をロボットで実現することを目的として、華道ロボットシステムを構築した.木を3本、花を3本用いた池坊流派の基本的生け方を実現した.2台のロボットとCCDカメラのシルエット画像により、木や花を回転させてその形状を認識し、剣山上の生ける場所をファジィ推論を適用して決定する.ファジィ推論の統合化部分では、水本の貢献度法を変形したものを用い、生け方の多様性を実現した.
著者
上原 由記子 山崎 洋一 増田 裕太 畠山 豊 董 芳艶 廣田 薫
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第23回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.313, 2007 (Released:2009-01-14)

家庭環境内に設置された,人間とのさりげないコミュニケーションを図るマスコットロボットシステムにおいて,発話時の語彙と音声より推論されるユーザの感情を考慮したマスコットロボットを構築する.提案システムにより,マスマスコットロボットシステムが提供する情報による動作のみではなく,ユーザの意図を理解したロボットの表情表出が可能となる.実際の生活上で想定されるシナリオに基づくデモンストレーション実験を実施し,ユーザの5段階評価によるアンケート調査を用いて,モジュールの有効性を示す.提案システムは,情報家電の提示端末として,ユーザとマスコットロボットシステムのコミュニケーションの上で有効なモジュールである.
著者
岡本 一志 董 芳艷 吉田 真一 廣田 薫
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18840833)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.11-21, 2010 (Released:2011-08-10)
参考文献数
20

Families of t-norm based histogram intersections and a corresponding content-based image retrieval system are proposed. It is shown that the retrieval performance varies depending on the semantic category of the image and the usage of different t-norms results in a performance increase. Computational costs are determined as both the complexity and the average of 106 calculation times needed to calculate each similarity on a personal computer. To evaluate retrieval performance, precision and recall on the Corel image databases are determined, and Friedman test and Scheffe′s method are used to find difference between similarity measures. The results suggest that the proposals have the best average Friedman ranks in some categories (implying improved precision) having only 125 ms overhead when compared to the basic histogram intersection. Due to observed performance of families of t-norm based histogram intersection, system performing boosting of such norms could increase the overall accuracy in content-based image retrieval.
著者
張 昆竜 廣田 薫 中川 友紀子
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本ファジィ学会誌 (ISSN:0915647X)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.131-139, 1997-02-15
被引用文献数
2

クリーネのファジィ論理はクリーネ代数で表現され、クリーネ代数を一般化したものがドモルガン代数である。本論文では、クリーネ代数、ドモルガン代数が中心をもつための必要十分条件と分配束がクリーネ代数、ドモルガン代数になるための条件を考察する。また、中心をもつクリーネ代数とドモルガン代数の構造について述べる。
著者
廣田 薫 董 芳艶
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

5体の眼球ロボットをRTM(Windows版)でインターネット接続をしたマスコットロボットシステムを構築、4人の人間と5体の眼球ロボットがホームパーティを楽しむというシナリオのもとで複数の人間・ロボットがさりげないコミュニケーションを実施する例として15分程度のデモビデオを作成、理論的にはファジィ雰囲気場の概念およびその可視化手法を提案してビデオに反映、成果を都合10件以上のジャーナル論文・国際会議招待講演などで発表。
著者
廣田 薫 董 芳艶 畠山 豊
出版者
東京工業大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

本研究では、提案している階層的多構造計算モデル(HIMS)に基づいた物流最適計算システムを構築している。構築システムでは、配送サービスに対する消費者の多様な要求を満足しつつ、配送側の利益を最大化し、さらにリアルタイムに変動する配送環境にも柔軟に対応することが特徴である。成果として、17 件の原著論文と16 件の国際会議論文(いくつかの基調講演を含む)を発表している。石油物流業界への産業応用の見通しも得られており、今後はコンビニエンス業界など他業種も含めた幅広い実用化に向けて更なる応用を進める。