著者
宮脇 律郎 志村 俊昭 門馬 綱一 松原 聰 加藤 昭
雑誌
一般社団法人日本鉱物科学会2019年年会・総会
巻号頁・発行日
2019-08-13

河辺石の再定義に向けて、原記載産地の標本を用いた化学組成と加熱処理再結晶化による結晶データの測定を行った。示差熱分析は、4段階の脱水反応による重量減量を示した。メタミクト化した非晶質の未処理試料は650°Cまで加熱すると再結晶化が始まり、立方晶系のパイロクロア石型構造となる。775°Cでジルコノ石の三方晶系ポリタイプ型に相転移する。河辺石の外形は三方晶系に調和的であることから、河辺石の原構造は、三方晶ジルコノ石型と結論される。従って河辺石は、ジルコノ石の希土類置換体と再定義されるべきである。
著者
宮島 宏 百瀬 孝仁 大塚 勉 那須野 雅好 遠藤 公洋 赤羽 久忠 松原 聰 宮脇 律郎
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2010年年会
巻号頁・発行日
pp.88, 2010 (Released:2011-04-06)

中房温泉のこれまで『明礬』とされていた噴気生成物の大部分は,タマルガル石Tamarugite NaAl (SO4)2・H2Oであることがわかったので報告する.本鉱物はチリのTamarugalパンパスから発見されたもので,国内産出例として大分県別府明礬温泉(皆川, 1994),埼玉県吉見丘陵の吉見百穴洞窟内壁面(堀口ら, 2000)がある. 中房川の右岸の噴気帯から白色と黄褐色の2種類の噴気生成物が認められた.量的には前者が卓越する.EDXによる化学分析とXRDによるX線粉末回折データから黄褐色昇華物はソーダ鉄明礬石と鉄を含む明礬石であったが,白色昇華物は明礬石ではなくタマルガル石であった.また,かつて林間学校の宿泊用に使われていた木造の建物内の床面に,タマルガル石と少量のアルノーゲン,明礬石からなる厚さ5cmに達する噴気生成物が発見された.タマルガル石は薄い板状結晶(最大長30μm,厚さ2~3μm)である.Fe-poor でNa, Kが存在しているときにはタマルガル石と明礬石が生成し,Fe-richであるとタマルガル石とソーダ鉄明礬石が生成し,共にソーダ明礬石は生成しない.
著者
松原 聰 宮脇 律郎 横山 一己 重岡 昌子 原田 明 山田 隆 川島 和子 清水 孝一 宮島 浩
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2010年年会
巻号頁・発行日
pp.77, 2010 (Released:2011-04-06)

長野県茅野市向谷鉱山の熱水脈からヘドレイ鉱、ピルゼン鉱、都茂鉱、Bi3Te2のようなBi - Te系鉱物が産する。鉱脈は三波川変成岩に属する石英ー白雲母ー滑石片岩中に見られる。Bi - Te系鉱物はゲルスドルフ鉱、硫砒鉄鉱、磁硫鉄鉱、黄銅鉱を伴う。ヘドレイ鉱、ピルゼン鉱、都茂鉱は、直径2 mm以下の六角板状結晶として見られる。
著者
門馬 綱一 池田 卓史 長瀬 敏郎 栗林 貴弘 本間 千舟 西久保 勝己 高橋 直樹 高田 雅介 松下 能孝 宮脇 律郎 松原 聰
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2014年年会
巻号頁・発行日
pp.36, 2014 (Released:2019-03-20)

千葉県南房総市荒川から、千葉石と共生して産出した未命名シリカ鉱物について、新鉱物bosoite「房総石」として国際鉱物学連合新鉱物命名分類委員会の承認を受けた。房総石はケージ状骨格構造中にメタンやエタンなどのガス分子を含み、構造H型のガスハイドレートと同形構造である。
著者
松原 聰 宮脇 律郎 門馬 綱一 加藤 昭 重岡 昌子 清水 正明 興野 喜宣 小原 祥裕 原田 明
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2018, 2018

群馬県萩平鉱山から産出したマンガン鉱石中に、グラシャン鉱を確認した。これは世界で2番目の例であり、原産地のものより、理想化学組成に近く、粒が大きいため、反射率の測定もおこなった。産状、共生鉱物、化学組成、結晶学的諸性質などについて報告する。
著者
松原 聰
出版者
一般社団法人 日本鉱物科学会
雑誌
岩石鉱物科学 (ISSN:1345630X)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.87-88, 2019 (Released:2019-06-05)

日本新産鉱物情報(2017年)以降,2018年12月末までに確認された日本産新鉱物および新産鉱物,その他について紹介する.太字は少なくとも化学的,結晶学的性質が明らかにされたもので,信頼度が高い.
著者
山田 隆 門馬 綱一 宮脇 律郎 松原 聰 石橋 隆 藤原 卓 滝沢 実
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2014年年会
巻号頁・発行日
pp.53, 2014 (Released:2019-03-20)

埼玉県飯能市に位置する小松鉱山は、弱変成を受けたチャート中の変成層状マンガン鉱床で、本産地からは含コバルト・フィアネル石、ヴォレライネン石、アンセルメ石、フランシスカン石などのバナジウムを含む鉱物がみつかっている。今回採集された含バナジウムパンペリー石は、緑色繊維状~柱状結晶の集合体として含マンガン方解石、マンガンの珪酸塩鉱物、硫化銅鉱物などとともに産しV2O3として約20wt%を含む種であった。
著者
宮島 宏 松原 聰 宮脇 律郎
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.201, 2007

新潟県糸魚川地方の海岸や姫川・小滝川河床から、粗粒なcorundumが転石として発見される(宮島ら, 1999 二鉱学会演旨)。今回、小滝川と青海海岸産のcorundumを含む試料から稀産雲母とSrを含む特異な組成を持つ雲母が発見されたので報告する。◆プライスワーク雲母 (Preiswerkite)PreiswerkiteはKeusen and Peters (1980)によりスイスの超苦鉄質複合岩体のrodingiteから発見され、 NaMg<SUB>2</SUB>Al[Al<SUB>2</SUB>Si<SUB>2</SUB>O<SUB>10</SUB>](OH)<SUB>2</SUB>という組成を持つ。産出例は比較的少なく、本邦では本報告が初産となる。本報告のpreiswerkiteは、糸魚川市小滝川で織田宗男氏が採集した礫に含まれていた。礫には径5~15mmの丸みを帯びた灰紫色ガラス光沢のcorundum, diasporeの集合体が多数存在し、preiswerkiteはその粒間を充填する淡黄色真珠光沢を呈する直径3mmの半自形結晶の集合体をなす。EDSによる分析値(wt. %)は、SiO<SUB>2</SUB> 30.75, TiO<SUB>2</SUB> 0.34, Al<SUB>2</SUB>O<SUB>3</SUB> 29.62, FeO 3.64, MgO 18.22, Na<SUB>2</SUB>O 4.74, K<SUB>2</SUB>O 0.95, Total 88.26となり、実験式は(Na<SUB>20.7</SUB>, K<SUB>0.1</SUB>) <SUB>&Sigma;0.8</SUB> (Mg<SUB>2.0</SUB>, Fe<SUB>0.3</SUB>) <SUB>&Sigma;2.3</SUB>Al<SUB>0.8</SUB> [Al<SUB>1.8</SUB>Si<SUB>2.2</SUB>O<SUB>10</SUB>](OH) <SUB>2</SUB>となる。◆Srに富む雲母 (Sr-rich mica)Sr-rich micaは、糸魚川市青海海岸で小林浩之氏が採集した白地に青色部分が不規則な脈として存在する礫に含まれていた。白色部分は緻密なcelsianと劈開明瞭なmargarite, paragonite, Sr-rich micaからなり、少量のslawsonite, calciteを含む。青色部分は緻密なcorundum, diasporeからなる。margariteとparagoniteからは5 wt.%程度のSrOが検出され、Srに富む部分ではSrO = 15 wt.%を超え、0.75 <I>pfu</I>に達する。実験式は、(Sr<SUB>0.75</SUB>, Na<SUB>0.15</SUB>, Ca<SUB>0.05</SUB>) <SUB>&Sigma;0.95</SUB>Al<SUB>1.98</SUB>[Al<SUB>1.98</SUB>Si<SUB>2.05</SUB>O<SUB>10</SUB>](OH) <SUB>2</SUB>となり、margariteのSr置換体に相当する。CaとBaを主成分とする雲母は知られているが、Srを主成分とする雲母は知られておらず、公表された分析値でSrを含む例はない。糸魚川地方の蛇紋岩メランジュ中の構造岩塊からは多種のSr鉱物が発見されているが、このような特異な組成の雲母もその一例である。
著者
宮島 宏 松原 聰 宮脇 律郎 三石 喬
出版者
日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物学会年会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.125, 2003

ミャンマー産ひすい輝石岩から、ストロナルシ石成分を最大48 mol%含むSrに富むバナルシ石(以下、Sr-Bnl)が発見された。バナルシ石はNa<SUB>2</SUB> Ba Al<SUB>4</SUB> Si<SUB>4</SUB> O<SUB>16</SUB>なる組成を持つ長石族鉱物で、イギリス・WalesのBenallt鉱山が原産地である(Smith et al., 1944)。原産地以外には、スウェーデン (Welin, 1968)、東京都白丸鉱山(加藤ら, 1987)、ミャンマー(Harlow and Olds, 1987)、ロシア(Koneva, 1996)、南アフリカから報告がある。本報告のSr-Bnlは淡緑色半透明緻密堅硬のひすい輝石岩中に、無色透明ガラス光沢、最大1.5cm×0.7cmの不規則形で偏在していた。Benalltや白丸のバナルシ石と同様、短波長紫外線で赤色蛍光を発する。青紫色異常干渉色と不規則な消光を示し、明瞭な劈開はない。ひすい輝石岩の空隙を充填したような産状を示すが、(1) Sr-Bnlと接するひすい輝石は半自形結晶で破断されていないこと、(2) Sr-Bnlに包有される自形から半自形のひすい輝石があること、(3) Sr-Bnlの外形が丸みを帯びた不規則形であることから、Sr-Bnlはひすい輝石岩が脆性破壊を被って生じた割れ目に後から晶出したものではなく、ひすい輝石岩生成の晩期にひすい輝石とともに熱水条件下で生じたものと考えられる。<br> EDSによる代表的分析値は、SiO<SUB>2</SUB> 37.79, Al<SUB>2</SUB>O<SUB>3</SUB>31.81, BaO 14.66, SrO 6.52, Na<SUB>2</SUB>O 9.34, Total 100.12 wt%で、これからNa<SUB>1.92</SUB> (Ba<SUB>0.61</SUB> Sr<SUB>0.41</SUB>) <SUB>Σ1.02</SUB> Al<SUB>3.98</SUB> Si<SUB>4.01</SUB> O<SUB>16</SUB>という実験式(O=16)を得る。BSE-imageでは、Ba/(Ba+Sr)=0.67-0.52の組成変動に対応する若干の濃淡が認められるが、大半はBa/(Ba+Sr)=0.6前後の組成である。バナルシ石のSr置換体がストロナルシ石(stronalsite Na<SUB>2</SUB> Sr Al<SUB>4</SUB> Si<SUB>4</SUB> O<SUB>16</SUB>)で、Hori et al., (1987)が高知市蓮台の変塩基性凝灰岩中の脈から報告した。他に岡山県大佐町のひすい輝石岩(Kobayashi et al., 1987)、ロシアZhidoisky massifの輝岩中の脈(Koneva, 1996)、糸魚川・青海地域と兵庫県大屋町のひすい輝石岩(宮島ら, 1998)から産出報告がある。<br> Harlow and Olds (1987)のミャンマー産バナルシ石は端成分に近い組成で、母岩はコスモクロア輝石、クロム鉄鉱、ニーベ閃石、エッケルマン閃石などを含む特異な岩石でひすい輝石岩ではない。本報告のようにバナルシ石とストロナルシ石の中間的な組成ものはKoneva (1996)による報告が唯一である。<br> 蓮華帯のひすい輝石岩からは、その生成晩期に熱水条件下で生じたSrやBaを主成分とする鉱物が報告されている(例えば、Miyajima et al., 1998による糸魚川石)。しかし、ミャンマー産ひすい輝石岩からは未発見だった。今回、Sr-Bnlが発見されたことで、ひすい輝石岩にSrやBaを主成分とする鉱物が出現することが蓮華帯のひすい輝石岩に限られた特異な現象ではないことが明らかになった。日本やミャンマーのひすい輝石岩にSrやBa鉱物が共通して産することは、その生成機構と密接に関係したことであろう。
著者
藤井 澄三 高田 泰孝 小川 和男 板谷 泰助 松原 聰
出版者
The Pharmaceutical Society of Japan
雑誌
Chemical and Pharmaceutical Bulletin (ISSN:00092363)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.325-327, 1995-02-15 (Released:2008-03-31)
参考文献数
20
被引用文献数
2

Treatment of N6-benzyladenine (2) with 15% aqueous H2O2 in trifluoroacetic acid at 65-70°C for 1 h was found to give the N(3)-oxide (3) and the N(7)-oxide (4) in 4% and 4% yields, respectively. The structure of 3 was established by its identity with a sample prepared from 6-chloropurine 3-oxide (6) and benzylamine, and the structure of 4 by its identity with a sample obtained from 1-benzyladenine 7-oxide (8) by Dimroth rearrangement. The N-oxides 3 and 4, together with previously reported N6-benzyladenine 1-oxide (1), were tested for cytokinin activity in the tobacco callus bioassay. Each of the three N-oxides was active at 4 μM concentration, being less active than the parent base 2 by a factor of 40.
著者
松山 文彦 藤本 雅太郎 松原 聰
出版者
一般社団法人 日本鉱物科学会
雑誌
岩石鉱物科学 (ISSN:1345630X)
巻号頁・発行日
vol.35, no.4, pp.207-211, 2006 (Released:2006-08-30)
参考文献数
18
被引用文献数
1

Garronite occurs as radiating aggregates of minute fibrous crystals in amygdales of altered trachybasalt from Kuniga, Oki Islands, Shimane Prefecture, Japan. The mean chemical composition by EDS analysis leads to the empirical formula, (Na1.15K0.15)Σ1.30Ca2.28 [Al5.88Si10.06]O32·13.60H2O on the basis of O=32 in anhydrous part and H2O by difference. The unit cell parameters calculated from the X-ray powder diffraction data are a = 9.961 (3), b = 10.178 (4), c = 9.958 (4) (Å) and β = 90.020 (1) (°) with a monoclinic cell.
著者
松原 聰 宮脇 律郎 重岡 昌子 杉山 和正 毛利 孝明 中原 理栄 岡井 隆
出版者
一般社団法人日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集 日本鉱物科学会 2010年年会
巻号頁・発行日
pp.76, 2010 (Released:2011-04-06)

山口県長門市川尻付近に産するアルカリ玄武岩中からオフレ沸石が産する。この沸石は、直径0.5 mm以下の短六角柱状あるいは板状結晶をしている。9個の平均化学組成は、SiO2 51.25, Al2O3 20.74, MgO 2.90, CaO 2.28, BaO 1.02, Na2O 2.74, K2O 3.77, 計 84.71 %である。
著者
松原 聰 宮脇 律郎 重岡 昌子 杉山 和正 毛利 孝明 中原 理栄 岡井 隆
出版者
日本鉱物科学会
雑誌
日本鉱物科学会年会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.76-76, 2010

山口県長門市川尻付近に産するアルカリ玄武岩中からオフレ沸石が産する。この沸石は、直径0.5 mm以下の短六角柱状あるいは板状結晶をしている。9個の平均化学組成は、SiO2 51.25, Al2O3 20.74, MgO 2.90, CaO 2.28, BaO 1.02, Na2O 2.74, K2O 3.77, 計 84.71 %である。
著者
加藤 昭 松原 聰
出版者
国立科学博物館
雑誌
国立科学博物館専報 (ISSN:00824755)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.19-24, 1981

静岡県下田市河津鉱山大沢坑の廃石中に, 本邦第二の銀星石の存在を確認した。本鉱は, 黄銅鉱あるいは斑銅鉱の小粒を含む石英脈の空隙中に, せんい状結晶の放射状あるいは準平行集合体をなして産し, 鉱脈生成の最終産物である。せんいの最大長 1 mm 内外, 鉄を含んだ物質で汚染されている。同定は, 光学的・X線粉末廻折法によって行われ, 浸液法による屈折率は, N_X=1.524,N_Y=1.534,N_Z=1.550,二転性正70°, r>v 極弱, 直消光伸長性正。X線粉末廻折値から計算した格子恒数は, α=9.624 (4), b=17.340 (8), c=6.968 (4) Åで, 既知の値とよく一致する。本邦最初の産地北海道鴻ノ舞鉱山においては, 石英・カオリン鉱物に伴って, 銀星石・バリシア石があり, この場合と比較すると, この組み合わせにカリウムイオンが参加した場合, このイオンは燐酸塩基より珪酸塩基により親和性を示すことが明らかにされた。

1 0 0 0 沸石の種類

著者
松原 聰
出版者
日本鉱物科学会
雑誌
岩石鉱物科学 (ISSN:1345630X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.5, pp.261-267, 2002-09-30
被引用文献数
1

According to the recommended nomenclature for zeolite minerals by the subcommittee on zeolites of the Commission on new minerals and mineral names of IMA (1997), 83 species have been defined. After the recommended report, three new zeolites have been approved in the Commission up to the date. Though gmelinite-K was recorded in the zeolite report of 1997, it was formally approved in 1999. Here, all 85 spicies are summerized and the 41 species among them found in Japan are briefly reviewed.