著者
鈴木 直彦 濱地 浩秋 小場 由雅 竹内 伸明
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
昇降機・遊戯施設等の最近の技術と進歩技術講演会講演論文集 : Elevator, Escalator and Amusement Rides Conference
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.23-26, 2011-01-19

This paper presents a brand-new system for elevator group control. In past, passengers had to push buttons at halls and in elevators, so elevators had to stop at many floors in morning up-peak. The new system can collect passengers to the same floor, because their destinations are automatically registered in passing by security gates. The relationship destination floors and IDs are set to security system on ahead. In result, it reduces around trip times and traffic efficiency is improved. A result of demonstration experiment shows that the new system makes traffic handling capacity increased by 15%, compared to conventional UP/DOWN button system.
著者
川上 大喜 大久保 寛 内田 直希 竹内 伸直 松澤 暢
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIP, 信号処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.474, pp.169-174, 2015-02-23

相似地震(微小繰り返し地震)とは,同一のアスペリティ(固着域)が原因となって発生する地震のことを指す.相似地震は発生時刻が異なってもほぼ同一な波形,つまり相似な波形を伴う性質を持つことがわかっている.この相似地震を解析する事によって,個々の地震の原因となるアスペリティの特性を抽出することや,プレート境界で生じるすべりの時空間発展をモニタリングする事が可能となる.本研究では相似地震の検出法としてフーリエ位相相関法とその手法に対して地震の主要周波数を考慮して帯域制限を施したフーリエ帯域制限型位相相関法,直交3成分地震波データに用いたコヒーレンス関数を適用し,その有効性について検討した.また近年,演算能力の高さから関心を集めているGPU(Graphics Processing Unit)を利用した汎用計算アーキテクチャであるGPGPU(General Purpo Secomputation on GPU)を応用した並列計算処理による高速化についても検討し,処理に要する計算時間を比較した.加えて,これらの一次元信号の対する相関処理演算に対してマルチGPUによるGPGPUを適用し,その有効性についても併せて検討した.
著者
佐藤 範和 竹内 伸太郎 梶島 岳夫 稲垣 昌英 堀之内 成明
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集B編 (ISSN:18848346)
巻号頁・発行日
vol.79, no.803, pp.1219-1231, 2013 (Released:2013-07-25)
参考文献数
13
被引用文献数
1 1

A new discretization scheme of a Cartesian grid method for flow with heat transfer is proposed. The energy transport equation is discretized directly even in the boundary cells involving either the Dirichlet (isothermal) or the Neumann (iso-heat-flux/adiabatic) boundary conditions in order to ensure the energy conservation in those cells. The basic idea of this discretization is the same as the discretization scheme which is previously proposed by the present authors for boundary forcing in incompressible flow simulations. Moreover, the temperature gradients in both the normal and tangential directions at boundaries are required in the present method for representing the Neumann boundary condition on the Cartesian grids which do not necessarily coincide with the body geometries. The tangential components of the temperature gradients at boundaries are calculated by the extrapolations from the surrounding temperature field. Accuracy evaluations are conducted in a convective heat transfer problem in a flow between concentric cylindrical walls under the several different types of thermal boundary conditions applied at the inner and outer walls. It is confirmed that the present method significantly improves the accuracy orders for the temperature as well as the error magnitudes under both types of thermal boundary conditions. In particular, because the temperature gradients are correctly considered at the boundary cells where the Neumann boundary conditions are enforced, the same level of accuracy order is also maintained even in cases of non-uniformly distributed temperature at those boundaries.
著者
宮脇 将志 竹内 伸和 松田 和子
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.18-19, 2003

複雑化するビルの情報化を切り口にしたより使いやすいエレベーター操作盤の開発に関して, 昨年製品化したタッチディスプレイ搭載のエレベーター操作盤(グラフィックパネル)を例に紹介する。
著者
大久保 寛 佐藤 慎也 竹内 伸直
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.88, no.4, pp.837-840, 2005-04-01
被引用文献数
16 1

落雷による電磁界の時間波形を観測する場合, 電磁界の伝搬経路中の大地の影響により観測波形が変歪する.本論文では, FDTD法を用いて大地を有限の導電率を有する媒質とした場合を計算し, 観測される波形のピーク時間への影響を解析している.
著者
石原 和哉 花見 充雄 Scotzniovsky Stefan 松村 哲哉 竹内 伸一 大熊 晴之 西垣 幸司 鈴木 弘一 風山 雅裕 吉田 豊彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ICD, 集積回路
巻号頁・発行日
vol.98, no.244, pp.29-35, 1998-08-20
参考文献数
6

HDTVへの対応が可能な高画質対応MPEG2動き検出LSI(ME3)を開発した。ME3は、54MHz動作時に165GOPS(giga operations per second)の演算能力を有し、1チップで全探索法式かつ広範囲探索を実現する。更に複数チップ構成により、HDTV応用に対応可能な探索範囲をも実現する。ME3は, 0.35μmCMOSプロセスで試作し、1.9Mトランジスタを8.5×8.5mm^2のチップサイズに集積した。本LSIによりピクチャに応じた最適動きベクトルの検出が可能となり、低いコストかつ高画質なMPEG2画像符号化装置が実現できる。
著者
二宮 敏行 深道 和明 竹内 伸 増本 健 新宮 秀夫 小川 泰
出版者
東京大学
雑誌
総合研究(A)
巻号頁・発行日
1986

クエイサイクリスタル(準結晶)は,從来の結晶学では存在しないとされていた対称性を持ち,1984年の発見以来,急速に発展しつつある新しい個体研究の分野である. 昭和63年度から重点領域研究「準結晶の構造と物性」が発足することを考慮し,本研究班の研究会は,広く準結晶に興味を持ち研究を進めている人人を含めて,62年11月に開催された.本年度の主な成果は次の通りである.1.準結晶構造の幾何学準結晶構造については,これまで主として,5回対称,20面体対称についての議論が多かったが,8回対称,24面体対称についての具体的モデルなどが提出された. これは,最近中国で実験的に見出された構造(NiーCr系)と対応するもので,準結晶の物理の具体的な広がりをもたらすものである.2.電子状態一次元系について,電子波束の伝播の様子の特異性などが調べられた. これは,重点領域研究で予定されている一次元準周期超格子中の電子の振舞についての実験に示唆を与えるものである. 一次元系の電子状態の理論的扱いに,新しくLie代数の方法などが提出された. また,二次元系についても,あるタイプの厳密解や,電気伝導などが調べられた.3.試料作成,物性準結晶に予想される特異な物性を実験的に観測するためには,良い試料を得ることが必須である. 普通の冷却法で作られ,融点直下での焼鈍に安定な準結晶Al_<65> Cu_<20> Fe_<15>が見出された. この試料は単相で0.2mmの大きさに達しており,成長機構の解明や物性の測定に重要な役割を果すと期待される. また, ひずみの小さな準結晶の作成のため,4元合金(磁性,非磁性のもの)の開発が行われた.
著者
荘厳 舜哉 山本 登志哉 亀島 信也 河合 優年 竹内 伸宜 坂元 章 藤永 保 上原 明子
出版者
大阪学院大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
1998

全部で6つの大きな課題が,4つの研究集団の手によっておこなわれた。最初の3つは研究代表者を中心としたグループの,条件統制観察研究,乳児保育所の自然観察研究,それに河北と上海における感情意識構造の質問紙研究である。それぞれの結果は報告書にまとめられているが,全体を通じて,日本の母親や保育者が受け身姿勢であるのに対して,中国の母親や保育者の,指導をすることに対する強い姿勢が描き出された。坂元のグループは,最近日本でも話題になっている青少年の暴力犯罪に関する調査研究をおこなった。結果は多岐にわたるが,日中両国共,青少年犯罪の原因は家族内コミュニケーション不足といった後天的要因が作り出しているという見解において共通であった。日本ではメディアによる悪影響が問題にされるが,実際にはそれは青少年犯罪の本質ではないということも明らかにされた。山本のグループは,子どもが小遣いをどのように使うかということに視点を当て,日本民族,吉林省延辺に居住する朝鮮族,同じく延辺に居住する漢民族,上海市の漢民族とい4集団の比較研究をおこなった。その結果,民族間というよりも,居住地域において小遣いの使い方に違いが認められた。また,小遣いの使途に関する親子間の認識のずれは,これも当然のことながら,年代が上昇するにつれて拡大する。しかしながら,小遣いで購入する物品の価値判断については文化・地域において違いが認められなかった。河合のグループは,内モンゴル自治区の満州族を対象として,据え付けカメラを固定して日常を撮影するという手法,及び日記の分析を通じて,民族に特異的な養育観の研究をおこなった。幼稚園教育自体においては日中間に大きな違いはないが,集団の中での役割や行動規範の獲得において,中国側に強い強制力が働いていることが明らかになった。
著者
八嶋 昇 興野 登 石田 雅之 石田 禎宣 西野 功 竹内 伸次
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響
巻号頁・発行日
vol.94, no.464, pp.15-20, 1995-01-27

音導型スピーカに対し、ディジタル信号処理を適用し、スピーカユニット前面に配正された音響管で生じる音響共振の影響を取り除く再生方式について検討を行った。ディジタル信号処理では、音導型スピーカの音圧周波数特性と位相周波数特性の逆特性を実現するFIR型ディジタルフィルタを構成し、入力信号の補正を行う。その結果、ディジタルフィルタを含む総合再生特性は音圧周波数特性がほほ平坦で、位相周波数特性が補正前と比較し大幅に改善された。さらに不要な残事成分の再生も抑制することができた。
著者
竹内 伸直 成田 憲一 後藤 幸弘
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.137-146, 1994-03-31
被引用文献数
5

1991年2月21日に日本海に発生したメソスケール擾乱について,気象要素と地表面静電界との関連性を検討した.観測データのうち,気圧と風速についてウエブレット変換法を用いて解析した.この解析では,約3時間にわたる微小変動を,約0.5分から30分のスケールパラメータを持つウエブレット変換図にして示した.さらに,気圧と風速の変換図同志の相互相関を時間位相差が前後30分までの場合について計算して,擾乱下では各気象要素の変動に強い相関が存在することを示した.相関の強いスケール成分だけを用いた逆ウエブレット変換により,時系列の波形に戻し,これらと地表面静電界との関係を示した.以上の結果より,大気の対流活動が活発になると,上昇と下降流による電荷分離が生じ,このことにより地表面静電界が誘起されると共に対流に伴う微小な気圧変動が発生することを示すことが出来た.以上の手法を用いることにより,新しい短時間雷予測法を開発することが期待される.
著者
南 隆生 竹内 伸成
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-09-05

近年、OTDR(光パルス試験器)を用いて光線路のフレネル反射点の位置、接続点の位置やその損失レベル等を自動的に検出する要求が強くなってきた。一つの方法としてHOUGH変換を用いて接続点を自動検出する方法が提案された。今回は、OTDR測定波形を近似直線と比較することによりフレネル反射点を検出すると共に、検出範囲のノイズ量を計算することにより、検出率が大幅に改善されたので報告する。