著者
川澄 未来子 藤原 孝幸 輿水 大和
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18845258)
巻号頁・発行日
vol.8, no.3, pp.627-634, 2009-02-28 (Released:2016-01-25)
参考文献数
25
被引用文献数
1

This paper proposes a new approach for the analysis of a customer's initial impressions of an automobile front view. It is important for manufactures to analyze the differences in the expression that a studied automobile provokes in the viewer. We have tried to estimate quantitatively both the “facial expression” and the “perceived age” using modals that are already in common usage, for fifty automobile front views. Two visual stimuli were used in our experiments: the drawings and the caricatures generated by an automotive caricaturing system coche-PICASSO. The results show that this approach is effective in analyzing motor vehicle viewer perception.
著者
青木 公也 舟橋 琢磨 輿水 大和 三和田 靖彦
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.79, no.11, pp.1045-1049, 2013-11-05 (Released:2014-01-05)
参考文献数
13
被引用文献数
6 5

There are many such practical cases that it is difficult to detect defects even by a visual inspection. These defects, such as very small cracks of pattern and thin stains, etc., are slightly different with each other and hidden in the background texture. Even when the skilled inspector can detect these defects, they are undetectable by the traditional image processing algorithms. This paper describes the detailed program for detecting irregular region involving such invisible defects inspired by human vision architectures. This program has been named “KIZUKI” algorithm in this study. Two kinds of typical vision theories are used to model the “KIZUKI” process : the peripheral vision and the involuntary eye micro-vibration theories found in the field of psychology of vision. It consists of three steps : first step for forming low resolution images by a variable re-sampling, and the second step for detecting relatively salient regions at each low resolution image, and the last step for integrating these regions. Experimental results indicate that our approach is very reasonable in intuitive interpretation of human vision. Since our programs are very simple in architecture and effective in performance, it might be applicable equally to the quite different kinds of defects.
著者
村上 和人 輿水 大和 中山 晶 福村 晃夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.34, no.10, pp.2106-2116, 1993-10-15
被引用文献数
21

似顔絵生成は、似顔絵の対象とする人物から受けた印象を物理的に再現する問題である。印象の分析は、顔の認識や識別の問題と同様に、顔の特徴抽出問題に帰着されるが、似顔絵生成の場合は、再現された似顔絵の良否判定、あるいは、評価の問題が生じる、すなわち、単に特徴の抽出と誇張のメカニズムを示しただけでは十分ではなく、評価メカニズムをどこかに組み入れなげれば、問題は解決しない。筆者らは、一般に人手によって描かれる似顔絵を、コンピュータに描かせようと試み、そのシステムをPICASSOと名付けて開発している。PICASSO開発では、まず、誇張メカニズムとして、中割り法(in-betweening method)を基本とした特徴抽出と誇張プロセスを構築し、誇張法による似顔絵生成方法の特徴と問題点を整理した、次に、評価メカニズムとして、人の目の知覚・認知的現象の一つである錯視現象が似顔絵の評価に剰用できる可能性について検討した。そして、錯視量(錯覚の起こる程度)を基本にした誇張率の制御方法を定式化し、評価プロセスを構築した。具体的こは、ヴント・フィック図形錯視、ポンゾ図形錯視、およびミュラー・リヤー図形錯視を顔部品パターンに想定し、また、実験心理学で求められている錯視量を誇張プロセスの終了条件の閥値として利用した。ほとんぎの適用例で良好な似顔絵が生成できた。本諭文では、具体的な錯視量の定義と誇張率の制御の方法を、種々の似顔絵作品例とともに示す。
著者
安本 護 本郷 仁志 渡辺 博己 山本 和彦 輿水 大和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.8, pp.1772-1780, 2001-08-01
被引用文献数
27

本論文では,複数方向の顔画像から抽出した4方向面特徴を用いて,顔向きによらない人物識別と人物によらない顔向き推定を実行する手法について述べる.また,複数のカメラで異なる方向から画像を取得し,各カメラの識別器出力を統合するマルチカメラ協調手法も提案する,人物識別実,験では,1台のカメラで296°の顔向き範囲に対して平均92.9%の認識率が得られた.顔向き推定実験からは,推定誤差の平均が4.5°以下,分散が11.0という結果を得た.また,8台のカメラから得た情報を統合する処理が,人物識別のオクルージョン耐性や顔向き推定の精度向上に効果的であることを示した.
著者
藤原 孝幸 輿水 大和 藤村 恒太 藤田 悟朗 野口 孔明 石川 猶也
出版者
芸術科学会
雑誌
芸術科学会論文誌 (ISSN:13472267)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.15-20, 2003 (Released:2008-07-30)
参考文献数
8

ユーザインタフェースとして顔メディアを用いる可能性が示唆され, 顔の認識・生成技術が注目されている. 顔に対する人の印象を造形する手法として似顔絵, とりわけ立体で構成される似顔絵が意味を持ち始めている. 我々は3 次元空間上の顔特徴を抽出して似顔絵化する技術について提案してきたが, 生成結果には局所的な, あるいは, 全体的に顔の形が不自然にくずれる現象が見られた.平均顔と入力顔の差ベクトルを入力顔の個人性特徴とする基本手法において, 本論文では平均顔生成で標本平均を算出するだけでなく, 特徴点列における値のばらつきも平均顔に付随する情報とすることで, 新しい似顔絵生成手法を提案し, また実験的に考察を行った. 結果として, 似顔絵モデルにあわせて, 視覚感性的な顔らしさから逸脱することなく誇張をする, スマートな似顔絵生成システム実現の可能性を示した.
著者
輿水 大和 藤原 孝幸 室伏 広治
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.593-594, 2007

蛍狩りカメラは、空間内の輝点の3D位置を撮像面のリング像の位置と半径としてリアルタイムで撮像することができる単眼カメラである。本研究では、ハンマー投げ選手の頭部に設置したLEDの3D軌跡を分析し、アスリート動作解析を試みた。
著者
沼田 宗敏 神谷 和秀 野村 俊 藤原 孝幸 舟橋 琢磨 輿水 大和
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会学術講演会講演論文集 2009年度精密工学会秋季大会
巻号頁・発行日
pp.731-732, 2009 (Released:2010-02-25)

断面曲線から粗さ曲線を抽出するためのガウシアンフィルタ(GF)は,例外値の影響を強く受ける.このためロバストなGFが提案されているが,繰り返し計算を伴うため計算コストが大きい.本研究では,高速M推定を用いたロバストなGFを提案する.矩形の平滑化フィルタを数回繰り返すだけで計算できるので,高速計算が可能である.しかも,例外値のない場合には従来のGFに一致するという優れた性質を併せもつ.
著者
沼田 宗敏 加藤 邦人 輿水 大和
出版者
公益社団法人 精密工学会
雑誌
精密工学会誌 (ISSN:09120289)
巻号頁・発行日
vol.76, no.5, pp.592-597, 2010-05-05 (Released:2010-11-05)
参考文献数
11
被引用文献数
2 2

This paper proposes a robust and fast Hough transform by which a set of lines can be detected by the use of high-speed M-estimator. This proposed method is one of the matching methods that is similar to the least squares (LS) method, however, the proposed method does not use the conventional parabolic function for the error function, and instead, does use the 2nd order B-spline basis function so that the following extreme advantages could be provided : The ill effect caused by the outlier will be drastically decreased in the proposed method, and in addition, the estimated line becomes just the same as those given by the LS fitting when no outlier exists. Furthermore it was possible to reduce the computation cost by introducing the successive usages of the rectangular filter.
著者
山本 明史 藤原 孝幸 橋本 学 舟橋 琢磨 輿水 大和
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.33, no.34, pp.73-76, 2009-08-27

本稿では、画像をブロック分割し、それぞれのブロックの画像中における独自性の高さを画素値とするレア度画像を提案する。レア度の計算は局所特徴量の発生頻度分布を基として行い、算出に用いる特徴はディジタル画像におけるもっとも原始的なものとして輝度値、勾配強度、最大勾配方向とした。また、レア度情報を用いることによるパターン情報等の教師を必要としない領域分割手法を提案し、3種のレア度画像それぞれにおける領域分割結果について考察する。
著者
沼田宗敏 輿水 大和 秦野 やす世 神谷 和秀 野村 俊 二宮 市三
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.48, no.12, pp.4051-4058, 2007-12-15

従来,直線,円,楕円などの幾何学図形の生成法が多数報告され,傾斜楕円についても若干の研究業績がある.本論文では,1 点あたり2 回の乗算で傾斜楕円を生成する画期的な三項漸化算法を提案する.三角関数の間に成り立つ一対の漸化式が同型であることが,その秘訣である.初期設定や楕円弧描画は従来法と比較して簡単であり,それを従来の高速生成法と同等以上の計算速度で実現する.また,実験によって新算法の有効性を検証する.
著者
藤原 孝幸 輿水 大和 藤村 恒太 藤田 悟朗 野口 孔明 石川 猶也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:18827810)
巻号頁・発行日
vol.43, no.4, pp.85-94, 2002-06-15
被引用文献数
4 3

デジタルカメラで撮影した顔画像を全自動で立体的にデジタル化する技術と,3 次元的な顔の特徴点を抽出してデフォルメする技術について提案する.複数のデジタルカメラの通常撮影,シルエット投影撮影とパターン光照射撮影から顔の色彩と凹凸情報を取り込み,自動抽出可能な44 特徴点から構成される82 パッチにより頭部を3 次元モデル化した.顔の3 次元データから目,鼻,口などの部分顔領域を抽出し,その領域から得られる特徴点を用いることで複数の顔画像間での対応が実現できた.そして,複数の顔モデルからデータ間の平均をとった平均顔を基準顔として生成し,それを比較対照として全周3D 似顔絵を生成した.また,この技術を用いた似顔絵のフィギュア製作の可能性を示した.This paper proposes a methodfor modeling 3D face from 2D facial images capturedfrom the surrounding 2D cameras by which the color texture and surface shape information of the face are synchronously measured.And 3D facial caricaturing method is proposed by using the 3D (the polygon data)face model.Automatic method for extracting regions of the facial parts is technically proposed,and the feature points are extracted from those regions.We propose the mesh model composed of 44 feature points and 82 meshes to cover a head.To generate the caricature from this polygon data,the individuality feature is de fined in value by the difference of the feature points between the input face and the mean face,which was de fined from the average of many input faces.And,we proposed the successive method for producing the 3D figure of human facial caricature.
著者
藤原 孝幸 輿水 大和 藤村 恒太 藤田 悟朗 野口 孔明 石川 猶也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.426, pp.27-32, 2001-11-09

デジタルカメラで撮影した顔画像を全自動で立体的にデジタル化する技術と, 3次元的な顔の特徴点を抽出してデフォルメする技術について提案する.複数のデジタルカメラの通常撮影, シルエット投影撮影とパターン光照射撮影から顔の色彩と凹凸情報を取り込み, 頭部を自動抽出可能な44特徴点から構成される82パッチにより3次元モデル化した.顔の3次元データから目, 鼻, 口などの部分顔領域を抽出し, その領域から得られる特徴点を用いることで複数の顔画像間での対応が実現できた.そして, 複数の顔モデルからデータ間の平均を取った平均顔を基準顔として生成し, それを比較対照として全周3D似顔絵を生成した.また, この技術を用いた似顔絵のフィギュア製作の可能性を示した.
著者
輿水 大和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.385, pp.15-20, 2005-10-27

顔は最大・最強のコミュニケーションメディアである。人の手で撮影された顔写真(映像)も人の手による一旦描かれた似顔絵も、コミュニケーション顔メディアの意味では互いに地続きで区別はない。このことを、似顔絵生成システムPICASSOと愛・地球博に出展した似顔絵ロボットCOOPERの開発事例を紹介しながら、また高畑勲監督の顔メディア論にも触れながら論考したい。さらに、上記のシステム開発に付随した技術的側面から、顔メディアにおける視線の抽出とその応用事例などについても触れたい。
著者
村上 和人 近藤 隆行 鈴木 健志 輿水 大和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRU, パターン認識・理解
巻号頁・発行日
vol.94, no.51, pp.63-70, 1994-05-20
被引用文献数
4

似顔絵生成問題は、顔の物理的表現から個人性特徴の知覚的記述・表現を抽出し、これを改めて物理的に生成する問題として捉えることができる。筆者らは、これをコンピュータによる実現する一つの試みとして、顔の物理的な個人性特徴を抽出するための「平均顔」と、その特徴の知覚的記述を獲得するための「中割り法」によるズレの誇張法、などを基本原理とした似顔絵師システムPICASSOを開発してきた。これまでのPICASSOでは、主に、二次元的な扱いで上述の特徴抽出と誇張メカニズムを実現してきた。本論文では、これを三次元に拡張し、三次元立体表示による「似顔絵レリーフ」をはじめとした簡易な三次元似顔絵生成を実現するための一手法について提案する。
著者
加藤 邦人 遠藤 利生 村上 和人 鳥生 隆 輿水 大和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.96, no.384, pp.53-60, 1996-11-21
被引用文献数
6

PHT(Probabilistic Hough Transform)にRHT(Randomized Hough transform)のエッジ点消去の機能を加えた、ランダムな投票によるHough変換(Randomized Voting Hough Transform : RVHT)を提案し、その直線検出性能が、ある特別な方式でエッジ点対をランダムに選ぶRHTと等価であり、計算量が多くの場合RVHTの方が少なくなることを示す。次に、この特別なRHTとオリジナルのRHTの関係を考察する。パラメータ平面の各セルの投票度数を様々な値をとる確率変数とみなしたとき、この両者の分散が異なり、この違いはセルの投票度数がしきい値に達するまでに必要な投票回数に影響することが予想される。この予想を基に実験を行った結果、この特殊なエッジ点対選択方式のRHTの方がセルの投票度数がしきい値に達するまでに必要な投票回数が少なくなることを確認したので報告する。
著者
林 純一郎 村上 和人 輿水 大和
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.80, no.8, pp.2102-2109, 1997-08-25
被引用文献数
10

横顔似顔絵生成では, 顔部品の輪郭認識が最も重要である. 特に, 平均顔と中割り法を用いて個人性特徴の抽出と誇張を行う場合には, 二つの顔の輪郭点の対応付けの自動化が似顔絵生成上, 重要かつ最も大きい課題となる. 筆者らは, 顔画像からの簡易な輪郭抽出法, 輪郭の階層的再標本化法, および中割り法と部分領域のアフィン変換の組合せによる輪郭と顔の内部部品デフォルメ法を組み合わせることにより横顔似顔絵生成法を構築した. そして, 正規化のための2点の手入力を除いて自動生成を実現した. 本論文では横顔似顔絵生成の完全自動化のための諸課題および改善手法について整理・検討する.