著者
長光 左千男 野田 真樹子 山肩洋子 中村 裕一 美濃導彦
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.701-710, 2007-02-15

家電機器が音声によりアドバイスする際,教示内容に加え,教示内容の根拠となる情報をユーザの性格に基づき選定して提示することにより,ユーザに気に入ってもらえるアドバイス文章を構成する手法を提案する.まず,ユーザがどのような情報を教示内容の根拠として期待するかは,ユーザの性格に応じて異なることを明らかにする.交渉学に基づく説得方法について,ユーザが好ましいとした説得方法と,そのユーザの性格分類とは相関があることをアンケート実験により示した.さらにこの結果に基づき,各ユーザが好むと推定される説得項目を性格分類に応じて選んだ調理アドバイスを提示した方が,性格に合わない調理アドバイスを提示するよりも,ユーザに好ましく思ってもらえるシステムとなることを示した.
著者
武者小路 公秀 宣 元錫 華 立 早尾 貴紀 小倉 利丸 羽後 静子 野田 真里 梶村 美紀 松原 弘子 鈴木 江理子 塩原 良和 金 敬黙 佐竹 眞明 近藤 敦 浜 邦彦
出版者
大阪経済法科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2009

本研究は、グローバル移住の女性化が進む日本と韓国両国の移住者コミュニティにおける人間の不安全状況とこれに対応する移住者自身と市民社会のサポーターの活動において、ヴェトナムとフィリッピンを送り出し国として進められた。その結果、移住女性が直面する公共圏と親密圏における諸問題の性格、特に、移住先と故郷との双方を生活圏とする新しい公共、新しい市民像の形成を目指す移住市民との協力活動の重要性が確認された。
著者
野田 真一 伴 好弘 佐藤 宏介 千原 國宏
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.4, no.4, pp.665-670, 1999-12-31 (Released:2017-02-01)
参考文献数
13
被引用文献数
3

Mixed Reality (MR) conjuncts the real world with a virtual world created by a computer. Optical superimposing has been a promising MR displaying technology so that it does not degrade the quality of the user's view. Unfortunately, optical see-through displays can not represent correct occlusion phenomenon; a CG object can not occlude a real object, but overlaps on the real one translucently. In this paper an architecture of an optical see-through MR display, which solves the above problem, is proposed. It can represent correct occlusion phenomenon among the real and virtual objects. Two types of new prerequisite elements, a realtime range finder and an active pattern light source with a video projector, are involved into the display. The dynamic active pattern light projection illuminates only not occluded portions of the real object in darkroom, according to the interference among 3D models of the virtual object and real one which is acquired by the range finder. Therefore, the occluded portions of the real object is not visible due to no illumination; the CG object occludes the real object approximately. A prototype display based on the architecture shows us interesting interactions between the virtual world and the real world including user's hand operations.

1 0 0 0 OA 1 歴史

著者
野田 真永 村田 和俊 中野 隆史
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.367-369, 2015-06-15 (Released:2015-06-27)
参考文献数
6
被引用文献数
1

X線の発見から本年で120年経つが,その間,物理工学面の技術革新により放射線治療は格段の進歩を遂げた。粒子線治療は,速中性子線治療から始まり,現在では陽子線・重粒子線治療が世界で計57施設にて実施されるようになった。この粒子線治療の発展には1940年代以降の粒子線加速器開発技術の進歩が大きく関与している。
著者
野田 真 宮森 恒
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. DE, データ工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.75, pp.13-18, 2012-05-29
参考文献数
8

近年では日々の食事においてレシピを考える際,Web上のレシピ検索サイトが広く用いられている.それらのサイトにおける検索では,指定した料理名やキーワード,調理時間,カロリーなどの条件から,レシピを大量に取得することができるが,各レシピは,ユーザの調理熟練度や利用可能な調理環境とは関連付けられておらず,これら技能や環境を考慮したレシピを,効率よく取得することは困難である.そこで本稿では,熟練度や環境を考慮したレシピ検索を行なう為に,料理レシピにおける調理動作の難易度を道具別に付与する方法について検討する.具体的には,各調理動作について共起する道具を抽出し,その種類や傾向を観察することで,道具による調理動作の難易度のあり方について分析する.得られた結果をもとに,難易度を自動付与するアルゴリズムについても検討する.このような難易度は,簡単に調理可能な料理レシピを検索する際の一要素として役立つことが期待される.
著者
野田 真樹子 園部 博崇 高木 佐恵子 吉本 富士市
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HI,ヒューマンインタフェース研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.96, pp.9-14, 2001-11-15
被引用文献数
1

現在, 多くの画像検索システムがあるが, それらをモバイル環境で利用することは難しい.そこで, 本稿では, モバイル環境で利用できる花の画像検索システムを提案する.提案システムは, デジタルカメラで撮影した花の画像と, 利用者が指定した簡単な特徴情報を, モバイル機器を用いて画像検索サーバに送信し, サーバで検索を行った結果をモバイル機器で確認するというシステムである.サーバでの検索の際には, 利用者が指定した特徴と, デジタルカメラで撮影した花の画像から抽出した形状や, 色の特徴を使用する.本システムで検索実験を行った結果, 目的とする画像が検索結果の第1位から第3位に入ったものが約92%であり, その結果は満足できる時間内に取得できた.
著者
野田 真樹子 園部 博崇 高木 佐恵子 吉本 富士市
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.108, pp.9-14, 2001-11-15

現在,多くの画像検索システムがあるが,それらをモバイル環境で利用することは難しい.そこで,本稿では,モバイル環境で利用できる花の画像検索システムを提案する.提案システムは デジタルカメラで撮影した花の画像と,利用者が指定した簡単な特徴情報を,モバイル機器を用いて画像検索サーバに送信し,サーバで検索を行った結果をモバイル機器で確認するというシステムである.サーバでの検索の際には,利用者が指定した特徴と,デジタルカメラで撮影した花の画像から抽出した形状や,色の特徴を使用する.本システムで検索実験を行った結果,目的とする画像が検索結果の第1位から第3位に入ったものが約92%であり,その結果は満足できる時間内に取得できた.There are many image retrieval systems today. These systems, however, are difficult to use outdoors. In this paper, we propose an image retrieval system of flowers that can be used for mobile computing environment. In this system, we photograph a flower with a digital camera and specify some simple characteristics of flowers. Then we transmit the flower image and the characteristics to an image retrieval server with PDA and PHS. In the image retrieval server, images similar to the received image are retrieved. For the purpose of retrieving the images, we use the characteristics specified and characters of shape and color extracted from the images. The result of our experiment shows that the percentage of getting the objective image from the first to the third places was about 92%. The objective flower-data was obtained in satisfactory time.