著者
加納 基喜 永井 俊介 加藤 未佳 関口 克明
出版者
一般社団法人 照明学会
雑誌
照明学会 全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.38, pp.114, 2005

現在、都市空間や建築空間には、記名・案内・誘導・説明・規制サインや商業目的の看板・広告塔・ポスター等、視覚表示が存在している。これらは大きく分類して文字情報と図形情報に分けることができる。商業建築企画設計資料集成には、正対視での視覚表示の大きさと可読距離の関係が示されており、文字と図形では、情報伝達距離に相違が見られ、双方の情報伝達特性が異なる可能性を示唆している。しかし、こうした既往研究の多くは、正対視に固定した評価のみを扱うに留まっており、実際に行動する際の状況判断が、正面のみならず様々な方向からの見えを伴うという事実を考慮していない。より現実的な知見を得るためには、人の移動に伴う視線角度の変化を踏まえた、見えの形の変形による情報伝達特性も考慮すべきである。そこで本研究では、人が移動をすることを前提に、視対象と観察者の位置関係つまり視線入射角を考慮した上で、文字情報と図形情報の伝達強度を比較する実験を行なった。これらから明らかとなった特性を利用して、道路案内標識等、人と正対方向に設置される視覚表示に対しては文字情報を、四方から観察することができる場所に公共サインを設置するなら、シルエット図を用いるなど、情報を使い分ける事も重要だと考える。
著者
鈴木 真歩 早川 静 関村 啓太 薬袋 奈美子
出版者
一般財団法人 住総研
雑誌
住総研研究論文集・実践研究報告集 (ISSN:2433801X)
巻号頁・発行日
vol.47, pp.25-36, 2021

本研究は,日本女子大学に現存する戦前の鉄筋コンクリート造の学生寮「明桂寮」(東京都豊島区,佐藤功一設計,清水組施工,1927 年)の保存に向けた研究である。まず文献調査により平面計画と意匠の由来を明らかにし,独自性と重要性を示す。また文献にてらしながら構造形式の特徴を明らかにし,加えて建物の目視観察やコンクリートコアの採取によって施工の実態を推定する。さらにその含水状態と鉄筋の腐食の関係を分析し,コンクリートの経年劣化の研究にも資することを目指す。耐震診断も行い,建物の価値をふまえつつ今後の利活用策についても提示していくものである。
著者
関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター
出版者
関西大学なにわ・大阪文化遺産学研究センター
雑誌
なにわ・大阪文化遺産学研究センター2008
巻号頁・発行日
pp.1-28, 2009-03-31

【基調講演】「淀川と水都の変遷」河内厚郎;【基調講演】「最上川と文化遺産」菊池和博;【パネルディスカッション】[パネリスト]河内厚郎;菊地和博;髙橋隆博;[コーディネーター]藪田 貫
著者
高田 康史 中尾 道子 生関 文翔
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.68, pp.264_2, 2017

<p> 本研究では、ヒップホップダンスをリズム系ダンスの素材として捉えその特徴を明らかにすることで、この領域の指導方法に関する基礎資料を得ることを目的とする。中村(2016)は、創作ダンスを「モダンダンスを元に考案された教育教材」、現代的なリズムのダンスを「ヒップホップなどを元に考案された教育教材」、細川(2014)は「指導法を検討するにあたっては、やはりヒップホップダンス等リズム系のダンスについてその歴史や文化、踊りの意味を我々はもっと学んでいかなければならない」と述べ、素材としてのヒップホップダンスを再考することが必要視されている。</p><p> そこで、本研究では仮説的に、ヒップホップダンスで行われている活動について、「観客」「踊り手」の様相から「振付型(踊り手-観客分離型)」「ダンスバトル・サイファー型(踊り手-観客交代型)」「DJ TIME型(総踊り型)」の3つに分類し、それぞれの活動の特徴を明らかにした。本研究では、対象を高校生ダンサーとした質問紙調査法により、その「楽しさ・特性」や「難しさ・困りごと」を検討している。詳しい結果及び考察は当日発表する。</p>
著者
関 正夫
出版者
Japanese Society for Engineering Education
雑誌
工学教育 (ISSN:13412167)
巻号頁・発行日
vol.43, no.6, pp.6-13, 1995-11-30 (Released:2009-04-10)
参考文献数
11

本論文では,第1に,19世紀から20世紀に於ける世界の学術中心地である欧米諸国等の大学教育の特質を比較考察した。第2に,以上の成果に基づき,21世紀に向けて日本の大学教育及び工学教育の改革課題を検討した。
著者
坂井 貴志 青景 圭樹 三好 智裕 松原 伸晃 石井 源一郎 関原 圭吾 菱田 智之 吉田 純司 坪井 正博
出版者
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.3-7, 2017-01-15 (Released:2017-01-15)
参考文献数
10

背景:縦隔原発非セミノーマ胚細胞腫瘍(non-seminomatous germ cell tumor:NSGCT)の治療は化学療法が第一選択であり,手術は通常,腫瘍マーカーが正常化した症例における残存病変に対して行われる.一方,正常化が得られない場合にも手術が施行されることがあるが,その治療成績,予後は明らかにされていない.対象:2008年8月から2013年2月までに当院で施行されたNSGCTに対する手術症例7例.結果:AFPは初診時全例で高値,化学療法後正常化せず手術に臨んだ症例は3例であった.そのうちviable cellの遺残を認めた1例で術後再発があり原病死しているが,他2例においては無再発生存が得られている.結語:縦隔原発NSGCTでは,化学療法後にAFPが正常化しなくても大幅な減少が得られれば,残存病変切除により長期生存を期待できる症例がある.

1 0 0 0 墨影集

著者
[橋本関雪筆]
出版者
芸艸堂
巻号頁・発行日
1934

1 0 0 0 聖戦余塵

著者
橋本関雪画
出版者
橋本関一
巻号頁・発行日
1941
著者
橋本関雪著 橋本節哉編
出版者
中央公論社
巻号頁・発行日
1957
著者
橋本関雪著
出版者
中央美術社
巻号頁・発行日
1924
著者
[橋本関雪編]
出版者
[橋本関雪]
巻号頁・発行日
1919
著者
島内 洋志 氏平 増之 鍵和田 忠男 菅原 隆之 石島 洋二 関 忠郎
出版者
The Mining and Materials Processing Institute of Japan
雑誌
資源と素材 : 資源・素材学会誌 : journal of the Mining and Materials Processing Institute of Japan (ISSN:09161740)
巻号頁・発行日
vol.122, no.3, pp.119-128, 2006-03-25

In the transportation system using a large scaled dump truck, it is important to replace a wheel safely, quickly and easily when a wheel is burst or too much abraded partially. Conventionally, wheel replacement work has been depended on the replacement machinery for exclusive use. Considerable amount of expenditure was necessary to purchase the replacement machinery for exclusive use. Because of this reason, development of wheel replacing unit (handler unit ) has been expected for holding down the production cost.<BR>In this study, motion of a wheel replacement handler was analyzed both theoretically and experimentally, then handler unit was developed and wheel replacement test was carried out. Results obtained from the study are as follows; 1) Optional height of the axis of the large diameter wheel which is to be replaced can be adjusted easily, applying the analyzed equation obtained from theoretical study on the link motion. 2) It was found that a large scale wheel supported by a pair of steel pipes of which diameter and weight were 3.6 m and 5.2 t respectively could be rolled for setting the bolt holes to the bolt positions, when the pipe diameter was larger than 4 in. 3) As a result of rolling test for a large scale wheel using a pair of steel pipes of which diameter were 7in, it was proved that setting work of bolt holes to the bolt positions could be done within the time of 14-20 min. 4) Conclusively, it can be said that the handler unit newly developed in this study has the wide applicability, simplicity and cost performance comparing with conventional wheel replacing machinery.
著者
田邊 廣一 小関 康裕 榊原 一紀 田 雅杰 西川 郁子
出版者
一般社団法人 システム制御情報学会
雑誌
システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.8, pp.15, 2008

サプライヤから組立工場に部品を配送する問題に対して,トラックターミナルの使用を陽に考慮した配送計画を考える.トラックターミナルとは配送における一時保管場所のことであり,発拠点,着拠点,保存拠点という3つの役割を有する.その利用により,配送時間の短縮,納期遅れの回避,車両容積率の向上,配送コストの削減が期待される.本研究では,この問題に対して数理計画モデルを構築する.そしてこのモデルにおいて,配送日と配送先を決定する問題とトラックの経路問題への分解構造に着目し,分解に基づく階層型アプローチを提案する.
著者
小関 康裕 田邊 廣一 榊原 一紀 田 雅杰 西川 郁子
出版者
一般社団法人 システム制御情報学会
雑誌
システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.8, pp.16, 2008

トラックターミナルを利用して複数の部品サプライヤから複数の工場へ配送する問題を取り上げる.トラックターミナルは部品の一時保管所であり,トラッターミナルの利用によって,配送時間の短縮,納期遅れの回避,車両容積率の向上,配送コストの削減が期待される.このような問題に対して部品の配送日・配送先を決定する問題と,部品のトラック割当ておよびトラックの経路を決定する問題の2つに分けたモデル化を行う.そのもとで,前者はメタヒューリスティクスで,後者は現場の処理手法を考慮したヒューリスティクスで解く階層型解法を提案する.ここでメタヒューリスティクスの適用に際しては,保管日数と数量を解表現とする焼きなまし法を用いた.