著者
宮川 東一
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.8-13, 1986

この報告書は清酒産業の基本問題を解決するため欧州ワイン産業の経営政策に解決の糸口を求めるべく視察研究を行ったものの一部である。
著者
田中 秀夫 千葉 秀雄
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.77, no.11, pp.767-771, 1982
被引用文献数
2

しょう油の減塩の現状とその方法について沢山の資料データをもとに解説していただいた。減塩しょう油は業界にとって大きな問題である。塩分過多の責任はすべてしょう油と味噌にあるように人々から錯覚されない努力もまた大切であろう。
著者
田中 和
出版者
日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会雑誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.57, no.4, 1962-04
著者
宮坂 正昭
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.75, no.12, pp.960-965, 1980

人間の血液中に含まれている食塩は, 重要な成分である。しかし, 最近の新聞, 雑誌等をみると, 食塩のとり過ぎによる幣害についてのみ, 一方的に, いささか誇大気味に報道されているように思われる。<BR>そこで, 収集資料の分析結果をもとに, 食塩と味噌の関係について詳述していただいた。
著者
布川 彌太郎
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.66, no.6, pp.555-560, 1971-06-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
3
被引用文献数
1

ビール醸造家は, 昔から酵母の細胞壁の性質に多大の感心を示してきた。それは, 酵母の細胞壁がyeast-head formation, sedimentationあるいはattenuationといったビール醸造上の重要な諸現象に関連し, ひいては, 製品の品質そのものを左右しているからである。近年, 清酒醸造においても, もろみにおける高泡形成やもろみ末期の状貌が, 酵母細胞壁の性質によって支配されていることが明らかにされ, ようやく関心が高まりつつある。この時機をとらえ, 酵母の細胞壁に関する総説を著者にお願いした。本稿には, 酵母細胞壁の構造, その生理的な意義および醸造との関連等が述べられており, 読者は, 綱胞壁というものが, 単なる “タイヤ” 的存在ではないことがおわかりいただけることと思う。

1 0 0 0 OA 信州の純米酒

著者
今井 謹也
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.74, no.1, pp.15-18, 1979-01-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
6

日本酒を飲まない階層が目立っている。その責任を食習慣の変遷のせいにして放置することはできない。油料理でも肉料理でも物ともせず, 軽くのどを下る酒にしなければならない。者著は純米酒の旗印の下にそれを達成しょうと説いている。
著者
高橋 康次郎 吉沢 淑
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.81, no.1, pp.14-20, 1986-01-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
7

酒質の多様化や製造コストの逓減をはかるため, 承認規準の特例取扱いが認められ, これに伴う試験醸造が本酒造期行われることとなった。すなわち原料白米の一部に施行令第二条に掲名されている穀類, でん粉やこれらのこうじが清酒の原料として使用できることとなった。そこで新たに使用できる原料の品質, 製造工程と製成酒への影響を検討した結果について解説していただいた。
著者
石川 善三
出版者
Brewing Society of Japan
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.4, pp.230-233, 1973

比較的低圧で脱脂大豆の原料処理方法はキッコーマン醤油KK, マルテン醤油KKの特許があるが, これを実際に製作して販売している機械業者はあるけれども, これらの会社は重要な窒素溶解利用率についてはあまりふれたがらない。本論文は福島県協業工場の石川部長の筆になるものでその点精しく記してある。本工場の場合平均88.2%であって目的の90%以上にはまだ達していないけれども従来方法 (NK缶) より5%向上している。このような実際上の問題はあまり記したがらないようであるが, 発表していただいた工場幹部に謝意を表したい。